次男の受験の付き添いで 広島へ行っていた。
付き添いとは 何とも便利な大義名分で 私自身が楽しんだ広島となる。
8時に試験へと出発した息子と離れて ひとり電車と舟に乗り宮島へ。
中学校の修学旅行以来だ。
中学生のときに厳島神社も見学したであろうが、全くもって記憶にない。
ただ、商売をしていた両親のお土産に
「商売繁盛」と書かれた大きなしゃもじを買って帰ったことだけ覚えている。
とても懐かしかったので 自分ちの商売のために「商売繁盛」のしゃもじをお土産に買った。
この年齢になると 旅もほんとうに面白い。
歴史を学び、些細なことでも感激する。
厳島神社も素晴らしかった。
郷土資料館に行き見学した後、受付のおばさんに
「名物のアナゴ飯を食べたいんだけど、美味しいおすすめのお店ありますか?」と
たずねたら
「私達は そんなことは教えてはいけない立場なんだけど・・内緒だけど・・」と
声をひそめて とても困った顔で おすすめのお店を教えてくれた。
表通りから外れた そのお店に。
お昼のメニューは 名物アナゴ飯だけ・・という強気のお商売。
ふらりと独りで入って ひとりで美味しいものを食べる・・・
やみつきになりそうなほど 楽しかった
厳島神社の能楽堂。