石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

母との休日

2008-04-29 20:59:25 | Weblog
一気に気温が上がり、夏のように暑い日だった。
少し風邪気味で体がダルかったが
長男の野球の試合を 実家の父母と見に行く。

久しぶりに母とゆっくり喋ることができたので
試合観戦というより 完全にお喋りタイムと化しました。

そのあと、一般公開されている東舞鶴の重要文化財「行永家住宅」へ。

行永家住宅





行永家住宅は17世紀前半から続く大庄屋で
丹後地方に現存する瓦葺農家で 最も古い住宅である。







行永家は 個人の住居で、日ごろは非公開
年に2回 特定公開を行っている。
今までなかなか行く機会がなく
今回、母に誘ってもらって 行ってきた。

「年金で結構 過ごせるわ~、65歳になると
 年金の額がもう少し増えるし・・
 楽しいことしなきゃ・・」という母。

今までバリバリ働いて 私達の教育や嫁入りにお金を使ってきた母
そんな母が年金を楽しみにしている様子に
お母さんもそんな年齢なんだな~と
ちょっと寂しいような なんとも言えない気持ちになる。

親孝行しなきゃ・・と思う




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第109回お酒を楽しむ会

2008-04-28 23:45:02 | Weblog
第109回お酒を楽しむ会に出席
遅ればせながらアップいたします

今回は参加者が多かったのでお酒の本数も6本もあった。





雪中梅  普通酒  (新潟県)

八海山  本醸造  (新潟県)

毘(びしゃもん)  純米にごり(新潟県)

水芭蕉  純米生原酒 (群馬県)

森民(もりたみ)  純米辛口(宮城県)

ときしらず 純米吟醸 

少し体調がよくなかったのか 一番最初に呑んだ
「ときしらず」が 美味しい~と思ったあとは あまりお酒の味がわからなくなった。

「ときしらず」は 氷温貯蔵5年の熟成酒で
37度のぬる燗で味わうのがベストだそう。
ぬる燗のお酒では 全国でもトップレベルに美味しいお酒なんだって。

まず最初に 「ときしらず」ぬる燗をいただくと・・
喉や食道・体のなかがポカポカと温まるような
美味しさで、温度によってこんなに旨味が
あらわれるんだ~とびっくりする。

最初は 日本酒なんて同じ味だと思っていたが
それぞれ本当に微妙で繊細で 大きな違いがある。
人の好みもいろいろで、私は繊細な辛口の日本酒が好み

体調がよいときに 本当に自分の舌にあった
上質の日本酒を味わうと
クリスタルのパズルの一片が バチン
はめ込まれたような感覚になり
体中が安堵感にとろけそうなほどになる
なかなか そんなお酒にめぐりあうことは少ないけど・・

ワインも 初めのころは 
フルーティーで飲みやすい白ワインが好きだったが
最近は渋ーい渋ーい濃厚な赤ワインが一番美味しいと
思うようになってきた。



健康第一で 飲みすぎに注意して
いつまでも
楽しい仲間と美味しいお酒が飲めますように・・・
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いつから、中年?

2008-04-28 22:56:27 | Weblog
またまた読書ネタ
酒井順子「いつから、中年?」読んでいる。



「負け犬の遠吠え」・「携帯のない青春」「その人、独身?」など
酒井順子さんのエッセイは 面白い
この「いつから、中年?」は週刊現代の人気連載をまとめた
単行本第3弾

同じように、
週刊文春にて長いあいだ、連載されている林真理子のエッセイも
面白くて大好き

酒井順子にしろ、林真理子にしろ、オジサマ週刊誌に連載されるような
エッセイは、時事問題や社会情勢を軽快にユーモアたっぷりに
書いているので、読みやすくて勉強になる。
ちょっぴりエロティックなテーマで書かれているものも
とっても面白い

「いつから、中年?」の目次をみても
★ 伊藤みどりと浅田真央
★ セクハラの地方格差
★ キャバクラと合コンの間
★ 歌舞伎と宝塚の類似と相違
★ 「東大女」はブランドか?
  などなど・・・惹かれるテーマがいっぱい

酒井順子さんは、かなり洞察力の鋭い方である。
私より2歳年上という年齢の近さから、
過去の思い出話も 世代が重なり読んでて楽しい

知的で、地味目で、結婚願望があるのに
なかなか縁がないキャリアウーマンの友人

そんな友達と、お喋りしているような感覚になる




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恋愛読本

2008-04-27 10:24:34 | Weblog
藤田宣永著「恋愛不全時代の処方箋」読む。



藤田先生というと、美人作家・小池真理子さんのご主人で、
夫婦で直木賞作家を受賞されて話題になった。

恋愛小説の名手である(・・私は、小説は読んだことがないけど)

雑誌ananで、小悪魔蝶々の人気エッセイが連載されているが
そのエッセイのなかでも、最近よく藤田先生が出てくる。

恋愛の大家のように書いてあり、ポスト渡辺淳一かな
って思ってます
長年パリに住んでらしたので(エールフランス勤務)
恋や愛についての考えも 洗練されててお洒落

でも、今更、恋愛読本読んでもなー と思いつつ一気に読み終えた

なかでも、「恋に役立つ男学」と「恋愛と結婚の微妙な関係」という章は
面白かった。
私達女性には 不可解な男性の行動心理学が丁寧に
解説してあり、ほんとに男の人って子供と一緒だなあと納得。
遺伝子レベルにさかのぼった解説は 既婚者にもオススメです

男の子をもつ母親も必見かも

どんな恋愛も、必ず終わりが訪れます。
ひとつは失恋、もうひとつは結婚です

素晴らしい一文じゃないですか!

数年も一緒に住んでると、ありのままの自分が出て
馴れ合いになり、不満や喧嘩や「飽き」がきて・・
でも・でも・社会的動物である私達は
折れたり、丸め込んだり、溜飲を下げたり・・
お互いの価値観をなんとか摺り合わせて
社会生活を営まなきゃいけない。

だから、夫婦になったら「恋愛」は終わりで
そのかわり、家族としての「情愛」に変化すると思う

小池真理子氏と藤田先生は 軽井沢に住んでおられ、
月に3分の1は、バラバラに東京で生活するそうだ。
お互いに、相手が東京で何をしているのか
全く干渉・詮索しないそうだ。

でも、一緒にいるときは 話題が絶えず
ずーっと楽しくおしゃべりをされるらしい。
なんて、風通しのよい 素敵な夫婦なんだろう

文中、奥様への愛情が全体的に伝わるような
優しさがあるし、信頼関係が強固なのでしょう。

とくに 奥さんのほうが先に直木賞を受賞されたし
昔から、奥さんのほうが有名だったから 
無名時代が長かった藤田さん、
男性としては面白くない時期もあっただろうに。

うちも結婚17年目を迎えるにあたり
大いに参考になった章だった

最後に文中より・・
結婚・・それは、いかなる羅針盤もかつて航路を発見したことのない荒海である
   ドイツ詩人 ハイネ







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扇千景さん

2008-04-25 23:47:09 | Weblog
日経新聞「私の履歴書」、今月は前参院議長 扇千景さんの半生。

男性の「履歴書」も もちろん面白く勉強になるが
やはり女の人の「履歴書」は 同じ女性として
大変 興味があるし楽しい

とりわけ、今の扇さんの半生記は引き込まれる

戦時中の少女時代、宝塚スター、梨園の奥様
女優時代、「3時のあなた」での人気キャスター・・
政治家への道・・・
多才で波乱万丈な人生
華やかな芸能界から 政治家への転身が見事で
毎朝、日経新聞はうしろから読んでいる。

家族との生活を大切に思い、多忙ななか、
毎日台所に立つ扇さんの姿を知り
親近感が沸いた。

話は変わるが
スペインの新内閣は 男性閣僚8名
女性閣僚が9名となり、過半数が女性となったそうだ。

また、スペイン初の女性国防相は カルメ・チャコンさんで
37歳・現在妊娠7ヶ月
平等相のビビアン・アイード氏(女性)は31歳で
スペイン史上最年少の閣僚だそうだ。

すごいな~ 
こういう状況に驚くこと自体が まだまだ
女性と男性に格差があることなのかもしれないが。

多くの女性が 子育てや家庭生活を切り盛りしながら
社会進出しているのを知ると
勇気がわいてくる

忙しいけど 私も頑張ろうーという気になる
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春爛漫

2008-04-23 14:17:23 | Weblog
「春爛漫」ということばが大好き
字の感じも好き
華やかで・たおやかで・明るくて・はんなりと
こんな女性に憧れる

春爛漫にふさわしい天気が続いていたけど
お昼から 雲行きが怪しくなってきた

ここ2~3日、私の心は珍しくブルー
悲しいこと・気がかりなこと・困ったことが
重なり、心がちょっぴり風邪気味です

子供を通じて得る喜びや追体験の楽しみ
幸せなことは 数え上げたら山のようにある。
でも、それと同じように心配事も 海のように・・

この世の悩みは ほとんどが人間関係からくるものだそうだ。

先日、主人が今年度会長をしている 銀行の会主催で
講演会があった。
三重県伊勢市の(財)修養団・中山靖雄先生のお話を聴いた。

中山靖雄先生

5年前から盲目になられた先生のお話は素晴らしかった。
会場がシーンとなって先生の話に引き込まれるのがすごくよくわかった。
ナミダがぽろぽろと溢れ、恥ずかしいなって思ったけど
まわりの人たちもみんな、もっと泣いていた。

自分をガラッと変えることは難しい。
でも、
自分の持っている良い素質を今よりも
もう少し広く・・もう少し深くしていくことは
心がけ次第で できること。

物事には良い面・悪い面 どちらもあるから 
同じ人生、何事も良いとり方をしよう
明るい面を探して明るい面を見よう

そして、すべての人の仕事は「人の役に立つこと」。

お墓を建てる仕事を通じて「人の役に立つ」
金物を売る仕事を通じて「人の役に立つ」
自転車を売る仕事を通じて「人の役に立つ」
ラーメンを売る仕事を通じて「人の役に立つ」
家族の食事をつくる仕事を通じて「人の役に立つ」
孫の子守の仕事を通じて「人の役に立つ」

子供の場合は
学校の勉強を通じて「人の役に立つ」
体を鍛えることを通じて「人の役に立つ」

反対に、ご飯を食べるときも
お風呂に入るときも
本を買うときも どんなときでも
目に見えない、いろんな人たちの働きが関わって
自分が生きていることに
感謝しよう・・・というお話だった。

こんがらがりそうな人間関係も
明るく、前向きに対処していけば何とかなるかもしれない

ため息ばかりついていたら
末っ子のカナ(小4)が ドタバタと学校から帰ってきて
猛ダッシュで お風呂場に直行
真っ裸になって ゴシゴシ頭を洗っている

びっくりして
「何があったん???」と聞くと
「学校から帰る途中、カラスが頭にフンをした!」

魚くさいフンだったそうだ!
石を思い切り蹴って帰ってたから、バチがあたったんやわ!
と念入りに頭を洗っている。

あまりの騒々しさに 呆れ果て、ため息も忘れた。
ギャグ漫画のようで 思わず吹き出した。






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子供のスケジュール

2008-04-19 23:15:35 | Weblog
子供と主人のスケジュールの把握をするのに
頭のなかはパンク状態の毎日だ。

芸能プロダクションのマネージャーって
こんな感じなんじゃないのかな?

塾に稽古事に試合に参観日・家庭訪問エトセトラ

今日は・・
長男の野球の試合があるので
お弁当をつくり 6時半に出し
午前中は末っ子のバドミントンの試合

観戦しながら ママ友達とずーっとお喋りをしていた
久しぶりにたくさん喋る事ができ
とっても楽しかった
子供達の情報交換や学校のことなど
話題は尽きない

子供のお陰で こんな友達ができたり
楽しいひとときが過ごせたり
感謝しなきゃいけないな
子供のことは 大変だけど
今しか味わえない こんな時間を大切に思いたい

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ぼくには数字が風景に見える

2008-04-17 17:30:11 | Weblog
ダニエル・タメット著
「ぼくには数字が風景に見える」という本を読んだ。



著者のダニエル・タメットは現在、28歳の男性で
9人きょうだいのいちばん上としてロンドンに育った。

彼は自閉症であり、アスペルガー症候群とサヴァン症候群という
大変複雑なふたつの脳障害をもっている。

サヴァン症候群は 映画「レインマン」で
ダスティン・ホフマン演じる自閉症の兄と同じ病気だ。

この病気を抱えている人々の多くは左脳に障害を持つ。

左脳の障害を補うべく 脳が発達した結果、
右脳の眠れる力が目を覚ますために(仮説だが)
語学・数学・美術・音楽などに
超人的な才能を発揮する場合がある。

ダニエルは 人とコミュニケーションをとったり
他人の感情を想像したりすることが
とても難しく、普通のことができない。

しかし、彼は共感覚と専門語でよばれる
不思議な力をもっていて、数字を思い浮かべるとき
色や形・質感として見ることができる。
数字の羅列が まるで美しい風景のように見え
どんな複雑な計算も、驚くべき正確さで
脳に浮かび上がってくるのだ。

この本では、ダニエルが生まれたときから現在に至るまでの
半生が手記として描かれている。

生まれたときから 普通のひとと違うという
高度で複雑でマイナーな心の病気のせいで
悩み、苦しむダニエル。
そんななかでも、家族の愛に支えられながら 
努力して自立していく姿に心を打たれた。

円周率22,500桁(!!)を大観衆の前で
5時間もかけて暗誦する場面は
私のなかで 感動の嵐を巻き起こした。

πの小数点以下22,514桁を ひとつの間違いもなく
暗誦し、ヨーロッパにおける新記録を達成したのだ

また、彼は短期間で10カ国語をマスターした。

この本を読むと 人間の能力の偉大さに感嘆し
「天才」の頭の構造に めまいがしそうになる。
また、このようなマイナーな障害に悩み苦しんでいる人たちが
いることを知る。

超人的な能力と障害と・・。
きっと神は ダニエルに何らかの使命を
与え給うたに違いない。

ダニエルの両親が どんなときにも
息子を支え、辛抱強く向き合い
常に、才能を伸ばそうと手助けされたことも
素晴らしいな、と思った。

読み終えてサヴァン症候群という病気に興味をもち
さっそく、「レインマン」のDVDを借りてきた。
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花の名前

2008-04-15 00:19:00 | Weblog
私はよく、初対面の方に
裁縫や園芸が得意な女性に思われたりする。

しかし、世の中で一番苦手なことが
お裁縫と花を育てること。
あと、計算や数字にかかわることも嫌い。

子供のゼッケンや雑巾縫いなど、最も苦手なことである。
主人のワイシャツのボタン付けなども
一番後回しにされる家事だ。

ゼッケンがまっすぐ縫われたことがないのでは・・?
というくらい、呪わしいほど不器用な女性なのです。

お花を植え替えたり、育てたりする仕事も
専ら、主人と末っ子の仕事。
休みの日には ふたりでお花の種を撒いたり
植え替えをしたり、お水をやったり忙しそうにしている。

私は ふたりのお世話のお陰で美しく咲いた花を
「綺麗だね~」と眺めるだけという体たらくなのだ・・

私を育ててくれた実家の母親は 
手先が器用で、裁縫の天才
また、何十年も華道を習っているので
花の名前は何でも知っている。
この母親が何でもやってくれたから
このように不器用な娘が育ったのでは・・と分析している。

だから、私は花の名前を全然、知らない。
茶道をやっていると、他の方がたくさん花の名前を
知っておられるのに驚いてしまう。

街のお花屋さんに並んでいる、
一年中売っている花でなく
あちこちに咲いている野の花の名前
これからは、そんな野に咲いている花の名前を
覚えたいなあと思う。

花は野にあるように・・
千利休の言葉である。

最近、季節の花を無造作に籠に生けることを習った。
バラや百合など ゴージャスでなく
小さくても一生懸命、季節感を醸しだしている
野に咲く花たち
そんな花たちに目をむけていきたい


貝母(バイモ)・都わすれ・スイートピー・クリスマスローズ・やまぶき・・



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河鍋暁斎展

2008-04-14 23:54:29 | Weblog
京都市内で仕事の所用があり
1時間半ほど空き時間ができたので
迷わず 京都国立博物館で催されている
「河鍋暁斎展」を観に行った。



河鍋暁斎、国立博物館で大規模な展覧会をするまで
その名前を聞いた事もなかった。
伊藤若冲と同じく、日本人よりも海外で大変人気のある画家だそうだ。



戦後の日本美術界で忘れ去られていた
天才絵師が最近、再評価の機運を得たようだ。

平日ということもあって
若冲や狩野永徳の気が遠くなるような
混雑はなくて、思っていたよりゆったりと鑑賞できた。
でも、1時間半では 時間が足りないなあ

せめて2時間なければ 心ゆくまで鑑賞することができない。

海外では、「一に北斎、二に暁斎」と言われるほど
高い評価・人気を得ているらしい。

とってもユーモアとインパクトに溢れた
才能ある作品で 圧倒された。
幽霊画や地獄絵図などがたくさん描かれて
ギョッとするものも多数あるけど
ユーモアがあり、優しさがあり
私自身は相当、暁斎さんに惹かれるものを感じた。

妖怪や鬼・閻魔さまなどの おどろおどろしい
モチーフがたくさん登場し、
なんとなく「ゲゲゲの鬼太郎」や「どろろん閻魔くん」を
彷彿させ、ノスタルジーを感じる。

技量的にも すごい画家だと思うので
これからも多くの人に見てもらって
評価を高めてほしい。
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