藤原てい 著 「旅路」読了。
このあいだ 藤原ていさんの「流れる星は生きている」を読んで感動した。
他の著作を見てみると 寡作のよう。
この「旅路」は ていさんの自叙伝で
女学生時代から 結婚、満州引き揚げ、
その後の人生を綴っておられる。
文章が美しく 女性の一生について
深く考えさせられる本だった。
過酷で奇跡的な引き揚げを
一緒に体験した、3人の子供達の成長と
子育てについても綴られている。
こんなにも人を惹きつける文章力がありながら
寡作なのは、子育てを第一にして
書く仕事を 手放されたから。
いろいろと深く考えながら
泣きながら 一気に読み終えた。
おかげで 今日は目が腫れて変な顔。
「流れる星は生きている」とセットにして
読むのが おススメです。