連休のうち 8日は休みをとって
主人と大阪へ出かけた。
まず湯木美術館へ。
8日から「春の茶道具取り合わせ」展が始まったので。
そのあと、美術館近くのお店でカレーの昼食をとり
お天気が良かったので 中之島付近を二人で散歩した。
オフィス街は 休日なので静か。
フェスティバルホールで ウクライナ国立歌劇場来日公演
オペラ「カルメン」を観た。
歩くだけで気分が高揚してくる 赤い大階段
「カルメン」は オペラの中でも
素晴らしい楽曲と わかりやすいストーリーとで
大好きな演目。
これまでに観たものは 日本人が演じたものばかりで
外国の方が演じる「カルメン」を観るのは初めてだった。
それも、ロシアによる侵攻でただならぬ状況のウクライナ国立歌劇場!
音楽も、歌も、演技も 最高に素晴らしくて
感・動!!した。
首都キーウにあるウクライナ国立歌劇場は
ウクライナの舞台芸術の頂点であり、
150年以上もの歴史と伝統を誇っている。
このたびの戦争で、舞台装置や衣装の輸送が不可能になったり
出演者の安否が不明だったり
空港が破壊され 移動手段が限られてしまったり
来日公演を実現させるのは
並大抵のことではなかったようだ。
ウクライナは 歴史的に、非常に優れた芸術家を輩出してきた国。
ロシア侵攻にも負けず、
こうやって日本に来て芸術の素晴らしさを伝えてくれて
胸が熱くなった。
カーテンコールのときだけは 写真撮影OKとのことだった。
でも、写真だけでは 会場の熱気は全く伝わらない。
フェスティバルホールほぼ満席の客席から
拍手が鳴りやまず、「ブラボー!ブラボー!」の歓声があがり
みんなが感動の渦に巻き込まれた。
ほんとうに素晴らしかった。
皆さん、住んでいるところが明日、どうなるかもわからない状況なのに
芸術の力を信じ込まれているところに感動した。