J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

湘南ベルマーレの事例4

2006-09-24 00:34:52 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)
 Jのチームもクラブハウスや練習場で苦労しているようです。ヤフスポによると、J1千葉が普段使用する練習場の状態がよくないため、市原市内の他のグラウンドへ移動。今週だけでもう4カ所の練習場を転々としているそうですが、「もう慣れてますから」と羽生のコメント。
 サッカーJプラスにもありましたが、湘南にクラブハウスの事が話題になっているようです。要約すると、もともと旧大スポンサーのフジタが所有していた大神グラウンドで、今年使用期限が切れ、2002年日韓W杯のナイジェリア代表のキャンプ地にも利用された馬入サッカー公園へ練習拠点を移転するのに、公園内敷地内にクラブハウスが建設できない事態に陥っているそうです。「俺達の愛するベルマーレの家がなくなる」とサポ有志が「クラブハウスを考える会」を発足させて、欧州型クラブハウスの実現活動を行っているとか。
  
 そこで出てきたキーワードが「都市公園法」 公共の福祉施設である公園や緑地内で。公園管理者以外が公園施設以外を建て、公園を占有することを禁じた法律。建設する時は公園管理者の許可を得なければならないそうです。ここでの管理者は平塚市。例えば桃スタにハウスを建てようとした場合の管理者は、えっとー岡山県になるのかな・・・ 平塚市はハウスを建設させて欲しいというクラブの要望に対して、公園内既存施設の利用のみ許可し、建設は却下だとか。ここで忘れてはならないのが平塚市がベルマーレの筆頭株主になっていることです。 Jプラスの記事によると、最悪のケースとして「公園内施設を使わせてもらえず、選手は着替えを各自の車の中でする。ミーティングは練習前に事務所でやってから来る。水戸や鳥栖もそういう時期があったわけでできないとは言えない」と。J2で頑張っているクラブもそんな時期があったのですね。 記事から覗くのは「市民クラブ」という高い理想も限界を感じると。現実的に民間資本を導入するなど生き残り策が必要になってくる。紙面からは、ベルマーレの掲げてきた市民クラブという理想は頓挫したのではないかという雰囲気が感じられます。 平塚市の一定の支援策が発表されても、サポーターは「平塚に欧州型クラブハウスを!」という署名活動は続けるそうです。NPO法人 湘南ベルマーレとして総合型地域SCとしての理想的な部分はあるのに、肝心のサッカークラブがこうでは頭が痛いですねー これにはJ1に手が届かないチームの成績も関係しているのかもしれません。都市公園内には、市民とクラブのどちらも共有できる便宜性・公共性の高い欧州型のクラブハウスであれば、建設OKだそうです。説明を読むと企業用地に2年契約で土地を借用して多目的棟を立て、クラブ事務所機能を置くように書いていますが、なかなか複雑でやや情報が違っているかもしれません。一部違っていたらごめんなさい。
 あと、関連サイトを見ていると活動の母体は平塚商工会議所青年部のようです。やはり市民、サポーターの声を吸い上げていくのは、こういう地域団体も関わってもらうべきなのでしょうかね。
      
ベルマーレサポーター1万人によるクラブハウスを考える会:http://shonan2006.web.fc2.com/
クラブハウス移転問題サイト:http://wiki.livedoor.jp/bellmare2006/d/FrontPage
NPO法人 湘南ベルマーレスポーツクラブ:http://www.bellmare.or.jp/

さて、明日は秋晴れのようですね。サッカーダブルヘッダーをじっくりと楽しませていただきましょう。

「湘南ベルマーレの事例」バックナンバー
3:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/e/5706d579504cd3fd5beb073c1af08a76
2:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/e/4f47561a862ff73942d405042ca56801
1:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/e/28531a8988deb318a1a4dff5e8e1c818
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする