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全市町ホームタウンに支えられるレノファ山口24

2025-01-22 00:01:24 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 ここ最近、SNSで山口さんの情報が次々流れてきて、目に留まっていました。「山口商工会議所レノファ山口FC応援プロジェクト」と「開幕応援パレード」というキーワード。パレード? そういえば地元岡山は結局、J1昇格パレードも祝勝会もやらないまま、宮崎キャンプに入ってしまったなと。この記事を上げた時に、たぶんやらないだろなぁと思っていましたが、やっぱりやらなそうか。そういう岡山らしさ「岡山スタイル」はJ1に上げれても、余り変わってなさそうという印象です。
 そんな山口さんですが、プロジェクト自体は前々期に立ち上がったようで、リスペクトできていなかったですね。そのプロジェクトを実施するために、まずは協議会を発足されています。 
   
【「レノファ山口をJ1に」観客増員目指し…山口商工会議所など20経済団体が集結】
「サッカーJ2・レノファ山口のファンの裾野を広げようと、山口商工会議所(山口市)などは「レノファ山口FC応援促進協議会」を設立する。(2023年)7月の発足を予定しており、観客動員数の増加やJ1昇格を目指す機運醸成に取り組む。
 商議所が事務局となり、市内約20の経済団体が参加する予定。観客増加につながるイベントの開催や、J1昇格に伴う経済効果を算出して店舗経営者に教えるセミナーを開く。」
「9日に商議所であった記者会見で、河野康志会頭は「市にとってレノファの存在は大きい。街の応援を受けて一歩でもJ1に近づいてほしい」とエールを送り、同席したレノファの小山文彦会長は「クラブの状況は厳しい。市民の皆さんの力を分けてほしい」と話した。
 この日は、「サッカースタジアムに関する共同宣言」も発表。レノファと商議所が協力し、将来的なサッカー専用スタジアムの整備を目指して連携することなどを誓った。」

 

「レノファ山口をJ1に」観客増員目指し…山口商工会議所など20経済団体が集結

【読売新聞】 サッカーJ2・レノファ山口のファンの裾野を広げようと、山口商工会議所(山口市)などは「レノファ山口FC応援促進協議会」を設立する。7月の発足を予定...

読売新聞オンライン

 

 会議所が事務局で市内20の経済団体が参加してるってすごいな。その集結パワーで地元行政に相対せばいろいろと要求も通るのでは。大昔に当ブログでも「市民運動にならなければ財界も行政も動かない」と書いた事がありますが、まさにその通りの動きになっていますね。そして、この記事の最後に「将来的なサッカー専用スタジアムの整備を目指して連携する」とありますが、やっぱそこですかと思いました。そして、一昨年発足した応援促進協議会の概要です。
   
【レノファ山口応援促進協議会 ~ホームゲームを盛り上げてJ1へ~】
(1)目 的
 レノファ山口は、2006年4月に誕生して以来、JFL、J3を経て、2015年にはJ2昇格を果たした。現在はJ1昇格を目指して地域に根ざしたプロチームとして成長を続けている。さらに、観客動員数平均6千人を目指した活動に取り組んでいる。この間、地元行政や経済界をはじめ、市民サポーターなど幅広い支援の輪が同チームの支えとなってきた。しかしながら、山口市のホームグラウンド「維新みらいふスタジアム」での試合における観客動員数は伸び悩み、結果として収益面で厳しい運営を余儀なくされている。事業継続性の観点からも収益性向上にむけた支援策の具体化などが、喫緊の課題となっている。プロサッカーチームが山口市で試合を行うことの経済波及効果は大きく、仮にJ1昇格を果たせば、極めて大きな経済効果が見込める事もあり、地元経済界として一歩踏み込んだ支援を進める段階にきている。
 本協議会は、これら今後の支援の在り方について、その具体策の立案検討を行い、実施にむけて関係者への協力要請を行うなど構成団体が知恵を絞り協力していく事を目的とする。これにより市民サポーターのすそ野の拡大に繋がり、山口市域、ひいては山口県全体の気運の醸成に繋げていく。
(2) 構成団体
【構成団体】
 山口商工会議所、一般財団法人山口観光コンベンション協会、湯田温泉旅館協同組合、湯田温泉料飲社交組合、山口料飲組合、小郡料飲組合、山口市商店街連合会、一般社団法人山口青年会議所、一般社団法人吉南青年会議所、山口商工会議所青年部
【協力団体】
  山口市役所職員サポーターズ、TEAM BONDS、山口市内大学等に協力依頼予定
【オブザーバー】山口市
【事務局】山口商工会議所  ※協議会を発足し、会長、副会長若干名置く。
(3) 事業計画
① キックオフイベント
  J1に昇格すると見える世界を共有しよう!
 ・対談案(元レノファ選手等)
② セミナー、ワークショップ開催
 ・J1に昇格した経済効果検証 等
③ 観客増員イベントの検討と実施
④ アンケート実施によるニーズや課題等の実態調査」
引用:山口商工会議所公式HP

 地元経済界として一歩踏み込んだ支援を進める段階にきている。構成団体が知恵を絞り協力していく事を目的とする。これにより市民サポーターのすそ野の拡大に繋がり、山口市域、ひいては山口県全体の気運の醸成に繋げていくとありますが、まさに攻めの姿勢。構成団体を見ると、市内の経済団体に加えて、地元の温泉組合もありますね。つまりこの攻めの活動は観光面でも大きいという事ですか。事業計画もわくわくするような内容ですね。そして、その流れからの山口視への要望書が出ていました。
   
【レノファ山口FC応援促進について(要望)】
山口市のホームスタジアム「維新みらいふスタジアム」での試合では、観客動員数が伸び悩んでいるのが現状です。プロサッカーチームが山口市で試合を行うことの経済波及効果は大きく、仮にJ1 昇格を果たせば、さらに大きな経済効果が見込めます。そのような中、今年 7 月、山口商工会議所ではプロサッカーチーム「レノファ山口FC」の応援促進を目的に協議会を立ち上げました。
 そして、地元経済界として一歩踏み込んだ支援を進め、今年6月9日に当所と株式会社レノファ山口は、J1昇格に向けた連携・協力を共同宣言したところです。つきましては、レノファ山口FC応援促進による地域経済の活性化に向けて山口市におかれましても以下のようにご支援ご協力いただけますようお願い申し上げます。

(1)レノファ山口FC応援促進の強化
 ①ホームゲーム観客動員を増加させるための取り組みに対する協力及び予算措置などの支援
②ホームゲーム開催時における来場者の交通アクセスの利便性向上に対する支援(例えば、維新百年記念公園内の駐車場の開放や試合開催時間に合わせたJR山口線車輌編成の増設など)
(2)山口市におけるサッカーJ1 専用スタジアムの実現」
引用:山口商工会議所公式HP

 この要望で予算措置等の支援とともに、やはりJ1専用スタジアムの実現とあります。しっかり入っていますね。そして具体的に「山口商工会議所レノファ山口FC応援プロジェクト」というプロジェクトととなり、キックオフイベントとして、山口市中心商店街にて、開幕応援パレードを昨年に続き実施されたのでした。J1に昇格すると見える世界を共有するための企画ですが、素晴らしいですね。山口さんは毎年されているのに、地元岡山はどうしてやらないのかなぁ。

   
 ここまで素晴らしい内容だと、J1昇格もそれほど遠くないように見えるし、J1にふさわしい取り組みなのかもしれません。まさにいっぱいの観客を呼び込み、新スタジアムの建設機運を高める事に繋がっていく市民運動になっていくのかもしれません。地元経済団体を中心にしたファン・サポーターの裾野の広げ方はこうやるんだとまるでお手本のような事例でした。地元岡山も参考にして欲しいですね。
J2山口関連: /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  / 
#がんばろう石川 #がんばろう能登

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