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熱くなってきたJ3リーグ23

2025-01-23 00:01:39 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 リスペクトコラムです。
 今季はとにかくダービー戦が多いですね。東京、横浜、大阪、愛媛、信州、そして新たに栃木ダービーがあります。昨季J3に降格された栃木SCさんですが、そうだった、栃木シティ(栃木C)さんがJ3に昇格されて栃木ダービーになるんだと。個人的にちょっとサプライズな展開でした。栃木シティさんはどういう強さなのか、どんなチームなのか興味を持ったので、リスペクトしてみました。
   
 クラブのルーツは1947年設立の日立栃木サッカー部。栃木県リーグと関東リーグを行き来しながら、2006年にジュニアチームを運営していたウーヴァスポーツクラブと統合し、日立栃木ウーヴァSCに。さらにJFLに昇格した2010年にNPO法人栃木アミスタスポーツクラブに運営を移管し、栃木ウーヴァFCとなりました。2013年にJリーグ準加盟を申請したが承認されず。2014年にトップチームの運営を㈱栃木ウーヴァに移管してJリーグ百年構想クラブとして承認。しかし、2017年に関東1部リーグに降格(大栗代表が就任)。その後の2019年に栃木シティフットボールクラブに改称。
 2023年は関東リーグで2位。Jリーグ百年構想クラブ枠を活用して出場となった全国地域サッカーチャンピオンズリーグで優勝しJFLに参入。2024年に優勝してJ3昇格。栃木Cさんの注目ポイントがいくつかあります。順番に観てみましょう。
         
大栗代表
 大栗代表が社長を務める日本理化工業所は年商150億円、従業員数220名の大企業。当時純然たるアマチュアクラブと若き経営者との運命的な出会いが、栃木Cさんのターニングポイントであったとありました。大栗社長が代表に就任した2017年はウーヴァ時代の末期。㈱日本理化工業所の工場(栃木事業所)のある壬生町を活動地域としていた同クラブの支援を決意し、運営会社の代表取締役社長に就任。翌2018年シーズンより選手全員とプロ契約を結ぶ形態に移行し、次いで練習場やホームスタジアムの建設に乗り出されました。2019年の大栗代表は1週間のうち4日を本業、3日をサッカーに費やす多忙な生活だった様子。
   
【スタジアム建設】
 クラブが地域リーグにありながら、17億円もかけて最新設備の5,000人収容のスタジアムを造られたのは注目すべき点です。これは大栗代表のアメリカ留学の経験が大きかったようです。ホームスタジアムのCITY FOOTBALL STATION(シティフットボールステーション)は、栃木県栃木市岩舟町の栃木市岩舟総合運動公園内にあるサッカー専用のスタジアム。栃木Cの主要株主である日本理化工業所の全額負担で建設された民設民営施設で、栃木Cの運営会社である株式会社THE TOCHIGI CITY UNITEDが運営・管理を行っています。スタジアムや飲食モールの整備・運営も、基本的に民間資金で行う方針。地域に密着したクラブとして栃木市との緊密な連携は必須条件となるため、当クラブへの派遣対応を含めた人的、組織的な支援を依頼されています。
   
しながわシティスポーツクラブ
 クラブは2020年8月に発足。「しながわシティ」のチーム名で、フットサルFリーグ1部バスケB3リーグビーチバレーボールクラブと複数の競技のチームを運営。クラブの事務所は日本理化工業所(品川区大井)内にあり、代表理事は大栗代表が務めておられ、B3リーグでは6位(地元岡山は17位の最下位)でプレーオフ圏内。F1リーグでは2位で優勝争いをしているクラブとなっています。
   
グランドゴルフ大会
 栃木市と連携して栃木シティのホームスタジアムである「CITY FOOTBALL STATION」でグランドゴルフ大会を開催されています。天然芝で楽しんでプレーしていただき、幅広い年齢層の皆さんの交流の場を創出しているとの事。
   
CITY FOOTBALL ACADEMY
 プロサッカークラブである「栃木シティフットボールクラブ」とフットサルクラブ「しながわシティフットサルクラブ」の育成組織で、栃木県から認可を得たサッカー専門学校。
 これからのサッカー・フットサル業界を牽引する選手の育成(プロフットボール学科)をはじめとして、クラブ運営等に係るスキルや専門知識を習得するとともに、経営的視点からフットボールビジネスに関するノウハウを身につけた人材を育成(フットボールビジネス学科)、またチームや選手が最高の状態でプレーできる様々なサポートをする専門知識を習得した人材を育成(マネージャー/ホペイロ学科)していくとあります。

 という内容でした。知れば知るほど奥が深く、これからJリーグやBリーグなど各プロスポーツを中心に席巻していく予感がしました。イメージ的にも、一つの県の中の2つ目のJクラブとして、今治さんやいわきさんとよく似ている気がしますが、その2クラブとはちょっとまたカラーが違う気がします。今治さんは岡田オーナーという「個人」、いわきさんは㈱ドーム(アンダーアーマー)という親企業のカラーが強いイメージですが、栃木シティさんは「地域」というカラーも強く感じます。逆にオーナー企業はそれほど目立っていないので、バランスが取れていると思います。
 まぁ地元岡山や今治さんのように、個人商店化して、個人オーナー依存という体質と比べたら、個人的には印象の良い経営構造だと思います。ホワイトナイトの大栗代表の日本理化グループが程よく、クラブを強化していき、程よく総合スポーツ化して行っている姿を見れば印象もいいですね。さぁ、新シーズンのJ3リーグの栃木ダービーを観ねば。そうか、J3はDAZNでは観れないんだっけ。またよく調べてみるとしよう。B3リーグでも負けてられないし。
J3栃木C公式HP:https://tochigi-city.com/
#がんばろう石川 #がんばろう能登

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