ここ数日、W杯関係の特番が続きます。留守録忙しいし、観るのも忙しい。その中で「例」の対談番組が放送されました。当ブログで以前に「本田、ヒデウィルスに犯されるな」という内容で、日本代表・本田選手と元代表・中田ヒデ氏の対談の事を紹介しています。その番組がついに放映されました。その放送内容を要約して紹介してみます。
ヒデウィルス関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100526
2人は初対面のようです。本田選手が特に希望していたとも聞きました。
<本田選手の言葉>
・ヨーロッパは1対1を仕掛けないで戦わないのはサッカー選手じゃない
・日本はパスサッカーに美学を感じていた。
<ドイツW杯を振り返った中田ヒデ氏の言葉>
・世界で認められるのはパスではなくゴール。点が取れない選手(MFから前)は海外では致命傷。
・前を向いてパスを受けるのが理想。
・'06年で一番失敗だった部分は気持ちの問題(根底にある姿勢)
・チームを鼓舞したら別の問題を起こしてしまった。
「いい状態でボールをもらって、攻撃をするというのが哲学でずっとやってきた」
年が増えるにしたがって、自分のプレーができなくなり。周りを活かさなきゃいけなくなる。→ コミュニケーションが低下していった。
中途半端に合わせようとして、一番つらい状態になり、不完全燃焼になった。
・自分のわがままなプレーを続ける選手は、バカか本当に良い選手かどっちかで終わる。
結果が出ればいい選手、出なければバカで終わる。バカと言われてもそれで終わらない。沈んでもまた浮かんでくる。それがサッカーの世界。
・結果が出ない時でも我慢し続けて、(海外では特に)本当に自分のわがままでやらないと、上に上りつめられない。自分の我を出していきたいというプレーをもっとやり続けるべきだと思う。
<中田ヒデ氏が本田選手に伝えたいこと>
・日本代表は点を獲るチームにならないといけない。自分のプレーを回りに合わせないで、自分の好きなプレーをやっていって欲しい。どれだけわがままにやってくれるかなと、どんなにヒールになろうと、自分のプレーをやって欲しい。
という内容でした。そのとおり!という人もあれば、逆の捉え方もあるでしょう。当ブログとしては後者ですね。やはりサッカーはチームプレー。まとまりがゼロのチームが試合に勝てる訳はありません。一度戦犯とされたベッカムと中田ヒデ氏。ベッカムは今も代表チームの精神的支柱の存在で帯同していますが、中田ヒデ氏はどうでしょうか。もうサッカーさせてもらってないし、違うと思いますよ。
本田選手も北京五輪で監督の指示を無視して、戦犯扱いにされたそうです。なので、そういう悪い部分は見習わないで欲しいです。ドイツW杯では小野選手などが中田ヒデ氏に物を言って派閥みたいになって分裂していたと聞いています。ドイツ惨敗の主な要因は、チームのまとまりの無さ、戦犯は中田ヒデ氏(鹿島流を押し付けようとした小笠原選手も)と認識しています。
この番組では、わがまま太郎は英雄になるかバカで終わるかだが、こういうわがまま太郎がいないと、日本サッカーの現状を突破できないと言っているように見えますが、一代表ファンとしては大いに迷惑です。選手がどうの、いいプレーだったというよりもチームの「結果」「実績」ですから。本田選手の無回転シュートが決まるよりも、1勝だと思います。ドゥンガみたいにキッチり叱る存在はいいかもしれませんが、日本代表にはわがまま太郎は要らないと思います。すいません、当ブログは日本代表には辛口なもので・・・