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J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

ガイナーレ鳥取について20 【J特】

2012-10-07 01:22:03 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 J2鳥取については、以前より「Jクラブの付加価値」で中四国№1と言ってきましたが、またしてもそう思える事例を観ました。順位が下の方なのにもかかわらず、素晴らしい活動をされていると感服つかまつりました。ブラインドサッカーの教室をやるそうですが、一見地味な活動でも少々のクラブでは真似できない素晴らしい活動です。以下、抜粋して紹介。
   
 ホーム福岡戦の試合前イベントとして、鳥取県及びJ2鳥取による「ブラインドサッカースクール」を開催。J2福岡が協力し、実際の選手と一緒にブラインドサッカーを体験。アイマスクを着用し、全盲状態となりながらも驚くほどのプレーで観衆を魅了するブラインドサッカーを体験することで、人と人とのコミュニケーション、チームワーク、相手の立場に立った思考など、サッカーでも日頃の社会生活でも共通の「気付き」があると思われるとか。このサッカースクールは、鳥取県の人権啓発活動の一環として実施。
【概要】
・日 時: 11月11日(日) 10:30~11:20
・会 場: とりぎんバードスタジアム
・募 集: 小学生とその保護者50組(応募者多数の場合は抽選)
・内 容: ブラインドサッカーの基礎を体験
・参加者(予定): J2福岡スタッフ、J2鳥取スタッフ、ブラインドサッカー選手(ラッキーストライカーズ福岡)、J2鳥取選手
・参加料: 無料(参加された親子には当日のペア入場チケットを進呈)
・必要事項: 参加者氏名(親子とも)、小学生の学年、参加者の障がいの有無
         (障がいがある場合には、障がいの程度。あらかじめコーチに情報提供) ほか

 読者の皆さんで、このブラインドサッカーがわかる人は多くないでしょう。障がい者スポーツなので、知名度も高くはありません。正式には「視覚障害者5人制サッカー」という名前で視覚に障がいを持った選手がプレーできるように考案されたサッカー競技であり、FIFAが定めたフットサルのルールを一部修正したものに沿って行われるもの。日本では日本ブラインドサッカー協会(JBFA)が統括。このロンドンパラリンピックの正式種目でもありました。
 では、どうプレーするのか。全盲のB1クラスから、弱視2名のプレーヤーを含めた5人で試合をするB2・B3クラスがありますが、B1クラスではプレーヤーの条件を同じにするため、アイマスクを着用してフットサルに近いゲームをやります。フィールドプレーヤーの4人は視覚障害者がアイマスクを装着してプレーし、GKは正眼者ないしは弱視者が行います。鈴の入ったボールの音を聴いたり、コーラーや監督の声を頼りにプレーする究極のコミュニケーションスポーツと言われています。
日本ブラインドサッカー協会公式HP:http://www.b-soccer.jp/
J2鳥取公式HP該当ページ:http://www.gainare.co.jp/news/detail/18587/

          
 その障がい者スポーツを、実はJ2福岡は2004年のチーム発足時から支援しており、Jリーグ百年構想の「ホームタウンレポート」に出ています。今月8日に、「アビスパ福岡ブラインドサッカーフェスタ」という大会を開催されています。九州唯一のブラインドサッカーチーム「ラッキーストライカーズ福岡」が福岡にあり、J2福岡が支援しているそうです。J2福岡によれば、ブラインドサッカーの観戦と体験を通して、視覚に障がいのある人達の世界を知るとともに、市民が互いに思いやりを持ち、すべての人にやさしいまち「ユニバーサル都市・福岡」の実現を目指しているとか。詳しくはJ2福岡の「ホームタウンブログ」をご覧下さい。たっぷり出ています。
 福岡さんは、身近にブラインドサッカーチームがあり、そことの交流から支援が始まったようですが、もっとすごいのはそこを手本に一から一つのスポーツ文化を作っていこうとする鳥取さんです。しかも普及コーチだけがやる活動ではなく、ちゃんと選手も参加する予定です。この辺りはちゃんと押さえていますね。
 今回が初めての試みと思っていたら、実は去年から始めた事業で、今回で2回目になるそうです。本当にすごいと思うし、こういう事を手掛けるフロントさんは誇れる存在だと思います。確かにJ2での順位は低迷していますが、感動の密度が高まりました。
 ふと、ネットかどこかで観ましたが、サッカーマシンみたいに言われているところもあれば、福岡さんや鳥取さんのように、こういう素晴らしい社会貢献事業をされているところもあるんだなと思いました。試合結果や成績は横に置いておいて、「心の温かさ」「感動の密度」を考えれば、こういう分野では鳥取さんは中四国№1いや西日本で指折りのクラブだと思います。
J2鳥取(SC鳥取)関連⑱:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120622
  〃           ⑰:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120526
  〃           ⑯:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120421
  〃           ⑮:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111202
  〃           ⑭:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111120
  〃           ⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111119
  〃           ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111014
  〃           ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111006
  〃           ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110904
  〃           ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110902
  〃           ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110807
  〃           ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110619
  〃           ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110530
  〃           ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110522
  〃           ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080423
  〃           ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060428
  〃           ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060325

  〃           ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060324

 当ブログで言う「Jクラブの付加価値」は、J2湘南J1仙台J2松本J1柏の4チームしかまで記事にしておらず、鳥取さんはまだのようですね。近いうちに記事にしましょう。川崎さんも。
 その福岡さんと今日、津山で岡山が試合をしております。岡山が勝ったようです。その模様は明日。

コメント (2)
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