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J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

北の王者へ コンサドーレ札幌9

2012-10-19 00:26:45 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 先日の試合でJ2降格が決まったJ1札幌ですが、14日に初めてクラブ主催のサポーターミーティング(いわゆるサポカン)を開催されました。いろいろとネガティブな意見も出たようですが、地域とチームに力をつけたいというクラブとファン・サポーターの熱い思いが良く伝わったニュースでした。以下、抜粋して紹介。
           
 J1札幌の運営会社(HFC)は14日に、札幌ドーム内で、初のクラブ主催サポーターミーティングを開催。HFC側は、矢萩社長、三上強化部長はじめ社員約20人全員が出席。集まった277人のサポーターと約3時間半にわたって意見交換。

 質疑応答では「石崎監督に責任を取らせたが、社長、強化部長の責任はどうなのか」という質問に矢萩社長は「今の時点で私が(進退を)言うことはできない。どういう形にするかは皆さんの前でお話しする時期ではない。(ただ)結果が出ていないことの最高の責任は私がとるべき」と自らの進退について結論を先延し。三上強化部長については「今年だけの結果で(責任を)負わせる考えはない。(予算の)限られた中で役割は果たしている」と擁護。三上氏本人は集会後、「周りの人に認められるなら引き受けたい」とコメント。
 初の試みに「コアサポーターの叫びがあった」と、矢萩社長は一定の手応えを強調。来年も継続開催の方向だ。不満、提案、激励。クラブを愛する草の根の声が届いたどうかは、これから明らかになるとしています。
 また、三上強化部長がフィジオセラピスト(理学療法士)導入に言及。故障者が多い事への対策として、若手育成のために環境面の整備も、限られた予算でもやるべきと。来シーズンすぐの実現は難しいが、クラブ改善に意欲を見せたとか。

 いいですね。クラブ公式にちゃんと議事録が出ています。サポカンをやれば、きちっと公式HPに議事録を残すのは基本的セオリーだと思います。議事録の中で、矢萩社長の言葉に目が留まりました。「社長になる時から毎年毎年責任の取り方、身の処し方、そういったものについては、真剣に考えたうえで今日に至っているということだけは皆さんの前で申し伝えたい」と。つまり、Jクラブの役員は、終身雇用ではないという事。
 岐阜さんは財務、札幌さんは成績で、役員の責任を問われました。一般論ですが、当ブログとしてはもっとJクラブとしての責任部分(社会的役割、地域・社会貢献活動等)も問われるべきだと思います。地域の隅々まで根を張り、地域の隅々まで愛されるチームを作るのか、サッカー以外の役割を担わないため、チームに馴染みが生まれないから支援も1年限りにさせてくれと言われるチームにしてしまうのか。

 もう一つ、「今年初めてサポートシップスポンサーに申し込んだんですね。そのときの対応が大変良くなかったということを一つお伝えしたい。申し込んだが、断ろうと、もうやめようと、こんなところもう相手にしていられないというような対応をされました」という部分も。こういう事例については、余り詳しく触れない事にしましょう・・・ ちなみに司会を務めたフロント幹部社員が、このサポカンに臨むにあたり、J1柏とJ1大宮の議事録を読んできたと。ここでも黄色いチームの歴史が貢献しているのですね。
J1札幌公式HP該当ページ:http://www.consadole-sapporo.jp/news/2012/10/013399.html
J1札幌公式HPサポミ議事録ページ:http://www.consadole-sapporo.jp/news/2012/10/013422.html

 サポカンについては、以前の「他の」全クラブ調査を実施しております。見てみると、札幌はクラブ初めての実施とありましたが、2010年に「サポーターズ集会」を実施されていて、あれっと思いましたが、まあいいや。純粋にクラブ主催が初だったのでしょう。この去年5月の時期では、J1で10チーム、J2で13チームがサポカンを実施されています。今年はもっと数が多いでしょう。どこもクラブから積極的に開催を呼びかけていると思います。
 改善を望む声が聞こえてこないから、改善をしないというある事例を知りました。前にも言ったように、声が分散しているだけで少ない訳ではないのでは。どうしたらいいのか、J1柏やJ1磐田のようにご意見箱を置くか、このようなサポカンを行うかでしょう。どのカテゴリのどのチームか忘れましたが、「うちは役員が試合の日に来場者の声を聞いて回っているから大丈夫」という事例を見かけた事がありますが、それは単なる自己完結であり、何の説得力もないと思います。理想的な形は、後援会なりチェック機能を持った存在が、きちっとファン・サポーターの声を管理して、クラブに適格に意見具申する形ではないでしょうか。そういう存在そのものがない所は・・・ それにしても札幌さんはいいですね。クラブ自ら開催を提案されているので。
サポーターカンファレンス関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110516

 話は変わり、台風で中止になったJ2松本・岐阜戦が開催されました。山雅さんが勝った訳ですが、何と今の順位は11位。とても1年生クラブとは思えない成績です。9位の岡山とは勝ち点3差で、岡山が負けて、向こうが勝てば抜かれるという状況まで迫ってきましたね。

コメント
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