J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

Jリーグファミリーの資格37

2013-03-16 00:34:47 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介レポです。
 選手による招待シートというものがあります。選手が自腹を切って、シーズン席を購入し、地元の子ども達を招待する活動です。古くはガンバ時代の稲本選手「イナシート」などが有名で、最近では当ブログ的にJ1柏の「タニシート」「TJシート」などが目に留まっていました。てっきりJ1クラブの有名選手がやるものだというイメージが強かったですが、さすが徳島さん。地元出身の阿部選手が「招待席」活動を始められました。とても勇気がいる活動だと思います。中四国クラブの中では、当ブログで鳥取さんを取り上げる事が多かったですが、徳島さんもいい活動をされていますね。地域・社会貢献活動を積極的に行う中四国のJクラブとして評価していきたいと思います。以下、抜粋して紹介。

 阿部一樹選手(№32)が、ファン・サポーターをホームゲームに招待する「アベシート」を実施。この招待席は阿部選手が「GKに興味がある徳島の子どもたちとそのご家族に楽しく試合を観戦していただきたい」という思いから実施に至ったもの。

【阿部一樹選手 「アベシート」について】
・対象試合: 今シーズン第3節以降のホームゲーム全試合
・招待者数: 1試合につき2家族まで(1家族を2名~6名の範囲で募集(友人・知人関係も含めた応募も可能))
・席 種  : S自由席エリア
・申込条件:
 ・一般公募だが、サッカー(特にポジションがGK)をしている小・中学生を含む家族を優先的に招待。
 ・一度の応募で応募した日以降のホームゲーム全試合が抽選の対象。当選した試合で都合がつかない場合は、別の方を繰り上げて当選。
 ・2通以上同じ応募をいただいた場合は無効となる場合あり。
※阿部選手が参加したクラブでの活動となる「ホームタウンふれあい活動」で優先的に招待をおこなう場合あり。

【阿部一樹選手コメント】
「徳島県出身のJリーガーとして、ヴォルティスでプレーしているからこそできること、そしてその意味が少しでもファン・サポーターの皆さまに伝わることとして形にできればと思ってこのシートを作った。徳島県からプロのサッカー選手、特に自分のポジションであるGKが育てばいいなという思いを込めている。GKのポジショニングなどをスタジアムで観てもらって、少しでも実戦に生かしてもらえれば嬉しい」
J2徳島公式HP該当ページ:http://www.vortis.jp/news/detail.php?pressid=5027

                 
 すごいなぁ、さすが徳島さん。と感心していたら、何と2人目のシートが登場。津田知宏選手(№11)も「津田11シート」として実施されます。昨季のチーム得点王のストライカーですが、特に徳島出身でもなく、チームに移籍して来たのも2010年。この招待席は津田選手が「徳島の子どもたちにヴォルティスの試合を観戦してもらい楽しんでもらいたい」という思いから実施に至ったものとか。以下、抜粋して紹介。

【津田知宏選手 「津田11シート」について】
 対象試合、席種、申込条件など内容はほぼ同じですが、招待者数が「1試合につき小中学生の団体を5名~20名の範囲で募集しています。どちらのシートとも問い合わせはクラブまでお願いします。

津田知宏選手コメント】

「徳島の子どもたちにもっとヴォルティスの試合を観てもらって応援してもらいたいという思いで「津田11(イレブン)シート」を、始めた。今シーズンで在籍4年目になるので応援してくれる徳島のみなさんにプレーで恩返しをしたいと思うし、プレーを多くの子どもたちに見て欲しいと思っている」
J2徳島公式HP該当ページ:http://www.vortis.jp/news/detail.php?pressid=5028

 当ブログでよく、「選手に馴染みがない」という表現をしますが、この招待シートは「選手の馴染み」を生む一つの事例だと思います。そういうシートができれば、「立派な選手だね。ところで●●選手ってどんな人?」という風に。ただ、もし所属クラブで価値観が違えば、「君はサッカーをしてればいい契約だ。試合に勝つ事こそ最大のファンサービスなんだ」と反対されるかもしれません。今まで移籍元のJ1クラブで当然のように、こういう社会貢献活動をしてきた選手にとっては、そこでカルチャーショックを受けるかもしれませんね。仮の話ですが。
 こういう招待席制度は、比較的高給のJ1クラブの選手だけの活動かと思い込んでいましたが、この徳島さんの事例を観て、J2クラブも例外ではない事を知りました。このブログはいろいろなJクラブの方々が観に来ていると思いますが、J2クラブでもぜひやって欲しいです。もっとも、選手会活動がほとんど実態がないところはしんどいかもね・・・
    
 そしてもう一つ。徳島さんでは阿部選手のセリフの中にもあるように、「ホームタウンふれあい活動」という事業があるようです。公式HPを観ても、そういうカテゴリページはなく、「ヴォルティス日記」を読んでも目立たない。そこで「ホームタウンふれあい活動 ヴォルティス」で検索するといっぱい出てきました。選手による児童館訪問が多いようですね。「地域貢献は、うちはサッカー教室に(コーチが)いっぱい行ってますので」というところがあるかもしれませんが、徳島さんのこの活動を観ると、そういうものでないと大きな「違い」を個人的に実感します。
 素晴らしい活動をしているのに、もったいないです。徳島のフロントさん、もしこのブログを観ていたらぜひ、公式HPに「ホームタウンふれあい活動」の単独ページを設けてPRして下さい。イメージアップ確実ですよ。個人ブログなので、届かないかなぁ・・・
J2徳島関連⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130127
 〃      ④http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090425
 〃      ③
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20081013
 〃      ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080112

 〃      ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080107 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする