PV情報! ファジのアウェー愛媛戦は、ウルトラスで2時から生中継あります。
事例紹介コラムです。
昨日の山陽新聞にファジの練習場の特集記事がありました。出席者は、高谷市長、岡山県商工会議所連合会の岡崎会長(岡山会議所会頭)と木村社長。「岡山のスポーツ振興に新風」「ファジ拠点練習場 4月1日オープン」というタイトルで、3人に今後の練習場の活用法やチーム目標、岡山のスポーツ振興策について聞いたとあります。
時々、こういう所で見るこういう記事でしたが、出席者が行政と財界のトップという事で、よく読んでみるとなかなか深い部分があるなと感じました。当ブログの視点で抜粋して紹介します。
【練習場建設への期待や完成の経緯】
高谷市長:
「建設に反対する意見もあったが、今後のシティープロモーションを考えると、ファジの活躍が岡山市と市民にとってメリットが大きいと判断して建設を決めた」
岡崎会長:
「毎年、開幕前には激励会を開催し、練習場建設の署名や募金活動の支援も続けてきた」
木村社長:
「練習の見学は無料なので、多くの人に来て欲しい。将来的には家族そろって気軽に来れる、欧米のプロスポーツ練習場のような地域の大きなコミュニティ施設にしたい」
岡崎会長:
「より車でのアクセスが便利になるよう、道路の整備をお願いしたい。近接する岡山環状南道路からの連絡経路の整備が進むと、練習場がまちづくりにも一層役立つようになるのではないか」
→「将来的には家族そろって気軽に来れる、欧米のプロスポーツ練習場のような地域の大きなコミュニティ施設にしたい」とありますが、ぜひ有言実行でお願いしたいです。J1クラブにはサポーターのふれあいサロンとか、カフェとかあると聞いた事があります。また調べて紹介します。RSKニュースによると、人工芝の1面とクラブハウスの一部は広く一般市民にも貸し出される予定で、今朝の山陽新聞には木村社長の「子ども達が選手と仲間になれる場所にしたい」というコメントが載っていました。改めて有言実行でお願いしたいです。
【岡山のスポーツ振興にどう役立てるか。ファジをどう生かしたらいいか】
木村社長:
「去年1年間に170カ所で1万人近い子ども達に、出前サッカー教室を実施した。このような活動を地道に何年も続けていく事で、地域にクラブが根付き、自然と皆さんに応援してもらえるようになるのだと考えている」
岡崎会長:
「岡山シーガルズの試合を見て興奮したとか、ファジが好きという市民が増える事がビジネスを支える。特にファジは400社近い地元企業がみんなで支えている全国でも珍しいプロチーム」
高谷市長:
「カンスタには多くの来場者があるが、更に多くの人に立ち寄ってもらえるよう、スタジアムに来なければ食べられない、またはサッカーとの関連付けがされたような食べ物を提供するのはどうか」
岡崎会長:
「岡山でも各地域が地元の食材を使ってB級グルメを考案している。スタジアムの定番グルメとなる料理のアイディアを募ったり、すでにあるB級グルメのPRの場として、スタジアムやストリートを活用してくれるよう依頼するのもいいかもしれない」
→出前サッカー教室の事を取り上げられていますが、普及コーチの巡回スクールは事業としてどこもやっている事で、当ブログの読者はご存知のとおり、現在のJクラブでは選手による学校訪問(給食会含む)が主流になってきています。また特集しますかね。
シーガルズの名前が出ましたが、隣県にあって岡山県で見られないのが異競技交流。過去には震災年に合同募金活動を実施したくらい。行政主導で進めてみられてはいかがでしょうか。
高谷市長と岡崎会長のコメントに、スタグルについて触れられています。現在のスタグルは、ホルモンうどんなど一部ご当地グルメはあるようですが、相手チームにちなんだメニューが主役で、フード全体のブランド化を目指しておられる形の様子。お2人のお言葉を読むと、先日の事例のような当ブログで言う「ご当地グルメののれん街」というイメージを持たれているのかなと思います。岡崎会長のコメントにあるように、依頼されてはいかがでしょうか。
今日のファジ☆スタで、先日のアウェー会場だったニッパツのスタグルで、岡山のひるぜん焼きそばが横浜サポに人気だったと紹介されていました。B級グルメGPメニューという事ですが、あくまでニッパツのメニュー。カンスタでは食べられないという事で、不思議な印象を持ちました。横浜サポもカンスタに来て、あれっないの?と思うのでは。
【今後どのような活躍を期待するか】
木村社長:
「おかげさまでスポンサー数はリーグでトップ3に入るまでになった。今後は1人1人に応援してもらえる形、すなわち、いかにスタジアムに足を運んでいただけるかを考えていく。練習場関係支出がクラブ財政を圧迫しているので、募金活動も検討したい」
岡崎会長:
「今後も物心両面で支援していきたい。特にシーズン開幕前に開催しているキックオフ交流会は今後も開催し、参加費の一部を激励金として提供していきたい」
高谷市長:
「ファジアーノには、ファンサービスなどで市民と積極的に交流して欲しい。サッカー教室や、イベントなどで市全体のスポーツ振興、ひいては地域の活性化を目指したい
木村社長:
「練習環境が十分でなかったため、以前は意中の選手に入団を断れるケースもあった。今後は練習環境で遅れは取らない」
スポンサー数がリーグでトップ3という事ですが、溝畑社長時代の大分さんもスポンサーの数を口にされていたのを覚えています。数が多いのは大切な事ですが、より良いバランスではないかと思います。地域の有力企業がバランス良く支援している形なのかなと。スポンサー会や後援会という形で支援されているクラブもありますね。募金活動の話が出ていますが、すでにスタジアムでは「樽募金」という形でずっと実施されているので、その区別をどうされるのかと思います。
岡崎会長から、キックオフ交流会の話が出ていますが、昨年は一般向けの形で実施され、今年は財界向けのような形で実施されています。ファン感が中止になった事もあり、ファン・サポーターは物寂しいと思います。高谷市長の「ファンサービスなどで市民と積極的に交流して欲しい」というコメントが本音ではないかと。当ブログは「選手が主役」と思っています。川崎さんの域まで行かなくても、選手の馴染みが増す活動をもっともっとやって欲しいと個人的に思います。
政田サッカー場関連⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130103
〃 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120920
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120224
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120130
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120125
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110811
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110609
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110525
実は、同じこの時期にJ1鳥栖もクラブハウス・練習場が使用開始になっています。内情を聞くと改めて岡山は恵まれていると思いました。ちなみに鳥栖は市の人口71,000人でJ1で2年目で8位、岡山は市の人口713,000人でJ2で4年目で9位となっています。