CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

中国茶を呑む

2008-08-05 22:18:10 | 食べ物飲み物
ちょっと前に書いたような気もするのですが
先日、中国茶をお店で呑んできたので
その感想でも少々です

中国茶というジャンルがありまして
まぁ、あれだ、常滑の急須をいぢりはじめてから
なんとなく知ったのでありますが
日本茶とはまったく別ジャンルで
喫茶という楽しみがあるのでした

実家近くの某というお店で
まったりと呑んできたのですが
なんというか、これは凄い
お茶が甘いというか、本当にうまいのだ
日本茶のそれこれとは全く違う
以前に実家で、中国茶にかぶれはじめたオヤジに
馳走してもらったのだが
実際の茶房というのか、お茶屋(誤解される)にいって
呑んでくるのでは、また、全然違った

作法もまぁ、色々とある
お湯をふんだんに使って、急須を温めながら
竹の囲いの上でのんびりと入れるわけなんだが
そういう道具類については、また
別の機会に宜興紫砂と常滑朱泥の話としてやるにして

お茶そのものが旨かったという話を

まず、注文するとお茶葉とお茶セットが出てくる
付け合わせのようにして、ドライフルーツが小皿にのって出てくる
茶葉はちぢれていて、丸くなっております
少々かびくさい、さて、急須の他に
お湯をしゅんしゅんと湧かした、ガラスのようなヤカン
これはアルコールランプの上にあります
また、そのランプも、ヤカンをささえる台も
ステキすぎて驚くのだがとりあえず割愛

そのヤカンのお湯を、何も入っていない急須に注ぐ
そして洗う、いや、温める
このあたりはおねーさんがやってくれるんだが
凄く手際がよく、俊敏だが長閑であります
卓抜した手つきだと、あとで自分でやる段になって気付くんだが
流麗ですばらしい、てきぱき、音が出るように
それがこなされていき
お湯が捨てられる、そして茶葉を急須にいれる

ようやく一杯目を作る

実際には一杯目じゃない、これも捨てるのであります
最初のはかび臭さをとるためなのか、茶葉を開かせるためなのか
すてられてしまいます
ここで、急須からいよいよお茶を注ぐのだが
お猪口のような小さな湯飲みが2つあり
一つはのっぽ、一つはずんぐり
のっぽのほうにいれます

のっぽのほうに入ったお茶は、すばやくずんぐりのほうに移し替えられ
ここはのっぽに蓋するような形でずんぐりをあてて
ひっくり返すのだが、これまた見事
そのあと、のっぽのほうを手渡されて、香りを確かめるのであります

まさに芳しい

花のようだ、うめいてしまうような素晴らしい香り
なんとなくうれしくなってくる
そして、いよいよ、お茶開始、そこから茶葉が開ききるまで
何煎も煎れます、よい茶葉なので5回、6回でも
まだ出るんだこれが

そして、つけあわせのドライフルーツが抜群にうまい
夏場で糞暑い中、汗をかきながら呑むことになるんだが
どこか清々しくて、じつによい気分になれる
まったり時間は過ぎていくし、これはステキすぎる体験でありました

と、まぁ、これくらいですが
この途中でもあれこれとうんちくあるところ
まずはこのあたりにして、誰かやってみてくれと
思ったりするのであります

凄く楽しい