CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

陶磁器を探す旅~2008常滑焼祭その2~

2008-08-27 23:20:48 | 陶磁器を探す旅と名物
その2

さて、セラモールからバスで移動したわけですが
バス内には、ドームで10月くらいに陶器市が行われるのと
9月に瀬戸物祭があることの広告がぎっしりで
鼻の穴が膨らむ始末でありましたが
とりあえずのんびりと移動、向かうは競艇場であります

とこなめボートというと
テレビ愛知を見ていると、何喰わぬ顔で天気予報してるくらい
メジャーなそれでありますが、舟券はおろか
博打の類をほとんどやらない自分には
さっぱりわからない、どんなところなのか
ちょっと楽しみだったのであります
バスは、のらりくらりと走って、なんか空港に近いところで
うねりうねって、だだっぴろい駐車場をやり過ごし
臨時バス停で止まった

停まってから、心細いもので誰も何も教えてくれるわけもなく
バスの運ちゃんももくもくと運転するばかりで
降りた瞬間に発進するくらいの冷たさ
いや、業務に徹しておるというのか
ともあれ、途方にくれつつ、なるだけ人が移動する方向へと
つれつれ歩いて行きますと

まず、屋台が見えてきた
凄い数の屋台であります、当初、これが焼き物ブースで
京都五条の陶器祭みたいな感じなのかと思っておりましたが
本当にただの屋台でありました
美味しそうな匂いがそちこちから流れておりましたが
やりすごしまして、ずいずいと進む
やがて、建物というか、港みたいなものが見えてくる

この港という表現もあてはまるかどうか怪しいが
なんと形容するのか、駅とは違うし、建物には違いないが
人の出入りが激しい、やはり、地方の駅に近い
その建物の前にテントが建っておりました
「新人ブース」であります
ここに、まずは大量の焼き物売り子がはびこっておりまして
あれやこれやと展示しておる
なるほどと、とりあえず五週くらいしたんですが(長い)
常滑焼きだけであるはずもなく
様々な意匠の焼き物が目一杯
織部もあれば、白磁青磁もあるし、信楽焼まであった
また、外人さんのブースもあって
これがまた、外人さんの器がかっこよくて驚き
前々から、方円館とかでも外人の作品は悪くないなぁと
思っておりましたが、実際に見て、やはりよいと思った次第
もっとも、この後、常滑焼の国際派っぷりに
おそれおののくこととなったのですが後述

眼についたものをちゃんと覚えておきながら
じっくりとっくりと見てまわる
しかし、どれを見ても安い
お買い得品をあえて出しているのかと疑ってしまうくらい安い
このあたりが、常滑の土地をあらわしてんだろうかと思った
京都の茶碗坂じゃありえない値段でありました
やっぱり、この値段があってんだろうから
京都は高いんだよな、私の眼は正しかった(ただ貧乏なだけだ)

200円~という格安から始まって
まぁ、いわゆる駄器といっては失礼だが、安物も
たくさんあるんだが、一品もので失敗したのか
長期在庫なのか、ワケアリという札で800円とかで売られている
これはなかなかステキだなと思いつつ
とりあえずはやり過ごして
いよいよ本会場へと入るのであります

会場、先に描写した通り、駅みたいなところですが
結構な広さで、そこに大量の人間と売り子と器が
所狭しと並んでいる、うおおお、
ちょっと感激しながら進むと
まず、右手側に大量の外人が
すげぇ、常滑焼ってこんなに外人作家が多いのかよ

どうやら、そういう団体があるくらい作家さんが多いようで
なかなかステキな器を売っておりました
ここは新人ブースよりも少し高めでありますが
なかなか趣深いというか、いい味の器がいっぱい
鼻息あらげながら進んでいくと

なんだこの広さわ

眼を疑うというか、なんだろうか
外国のバザールとか呼ばれるところに入ると
こんな感じじゃないかしらと思うような
凄い乱雑さ、どこまでも器屋さんが続くような
ステキすぎる空間が一階にぎっしり、さらになんと
二階、三階と続く
日頃、競艇が開かれている時はどうなってんだろうかと
不思議で仕方ありませんでしたが
ともかく広いスペースにたくさんのお店が並んでいたのであります

まず一階を探索というあたりで
また次回