灯台守の話 作:ジャネット ウィンターソン
久しぶりな海外小説であります
なかなか楽しかった、英国作家の作品は
難解すぎて大変だと、「バンバンはい死んだ」を読んで
お手上げだったのでありますが、
今回のこれは、ちゃんと理解できる範囲でありました
なんというか、童話といっても差し支えないような
そんな雰囲気と、内容でありながら、
なんだろうか、暖かいといったらいいか、
何か未来めいたものに憧れる何かを
見せてもらったように思いました
上手いのであります、描写が、些細な描写が胸を突くのだな
話も破天荒といったらいいのか、
突拍子もない設定から、孤児になりという具合なんだがけども、
そういうことは、孤児というそれがすでに
ここで描かれた以上に奇妙であったり、
奇跡であったりするといった描き方が秀逸というか
ただ、上手いと読まされるのでありました
灯台守の語る物語が、本当の人生と行きつ戻りつして、
なんというか、楽しいような悲しいような、
不思議な気分になるのでありました
台詞もまた秀逸でありまして
悲しい生い立ちも、物語として語ってしまえば
悪くないといういった台詞が、
まぁ、なるほどとも思えるし、よくよくしみるというか
ともかく上手いのでありました
語る主題のひとつに、愛というものがあって、
また、別には、自分とは何かというものがあって、
どちらも、実にうまく語られていて、
それでいて、どこか物足りない感じがまた
秀逸きわまりないと思ったのでありました
感動というのとは違うけども、
読んで、よいお話を読んだ、なんていう感想が
すっと出てきたような
不思議なお話でありました
久しぶりな海外小説であります
なかなか楽しかった、英国作家の作品は
難解すぎて大変だと、「バンバンはい死んだ」を読んで
お手上げだったのでありますが、
今回のこれは、ちゃんと理解できる範囲でありました
なんというか、童話といっても差し支えないような
そんな雰囲気と、内容でありながら、
なんだろうか、暖かいといったらいいか、
何か未来めいたものに憧れる何かを
見せてもらったように思いました
上手いのであります、描写が、些細な描写が胸を突くのだな
話も破天荒といったらいいのか、
突拍子もない設定から、孤児になりという具合なんだがけども、
そういうことは、孤児というそれがすでに
ここで描かれた以上に奇妙であったり、
奇跡であったりするといった描き方が秀逸というか
ただ、上手いと読まされるのでありました
灯台守の語る物語が、本当の人生と行きつ戻りつして、
なんというか、楽しいような悲しいような、
不思議な気分になるのでありました
台詞もまた秀逸でありまして
悲しい生い立ちも、物語として語ってしまえば
悪くないといういった台詞が、
まぁ、なるほどとも思えるし、よくよくしみるというか
ともかく上手いのでありました
語る主題のひとつに、愛というものがあって、
また、別には、自分とは何かというものがあって、
どちらも、実にうまく語られていて、
それでいて、どこか物足りない感じがまた
秀逸きわまりないと思ったのでありました
感動というのとは違うけども、
読んで、よいお話を読んだ、なんていう感想が
すっと出てきたような
不思議なお話でありました