財務省の階段 作:幸田真音
まじめな現代経済小説だと思って読んだら、
オムニバス形式の実験的な経済ホラー小説でした、
それならそれで、財務省の怪談って、ちゃんと
わかりやすいタイトルにしておけよ
そう想いつつも、面白く読んだのでありました
気が抜けてというか、あまり考えずに読めました
短編がいくつか積み重なったものでありまして、
それぞれが、少しずつリンクしているけども
別段、繋がっていなくても問題ないという
そういった具合になっていまして、
どの章から読んでも、なるほどなと
そう思うような具合でありました
経済とホラーというのを
画期的に融合させた意欲作なわけでありますが、
まぁ、正直なところ、融合させる試みはステキだが
それがどういう結果となるか、補償はされない
そんな感想を抱くにいたったのであります
正直、もうちょっとホラーなりに、
経済に食い込んだ話しを書いて欲しかった
どっちかというと、経済に関係ある建物にある
怪談といった具合なので、
なんとも残念であります
とはいえ、ちょっとショートショートのような雰囲気もあり、
ところどころ、にやにやさせられるわけです
さくさくと読めるのもよいところでありまして、
あとは財務省庁やら、旧日本銀行やら、
そして得意の高橋是清だとかが、
見え隠れしながら、昔話だったり、不思議話しだったりと
語られていたのでありました
ホラーでありながら、怖いよりも
なるほどなぁというような具合だったり、
ちょっといい話っぽく終わったりと
スリルの面では、まったく満足しなかったのですが
何かしら、経済をキーワードにした
面白い変わった小説を読めたと
そういう意味では満足なのでありましたとさ
誰かが死ぬと下げ止まるというのは
なかなか、言い得て妙ではないかしら
まじめな現代経済小説だと思って読んだら、
オムニバス形式の実験的な経済ホラー小説でした、
それならそれで、財務省の怪談って、ちゃんと
わかりやすいタイトルにしておけよ
そう想いつつも、面白く読んだのでありました
気が抜けてというか、あまり考えずに読めました
短編がいくつか積み重なったものでありまして、
それぞれが、少しずつリンクしているけども
別段、繋がっていなくても問題ないという
そういった具合になっていまして、
どの章から読んでも、なるほどなと
そう思うような具合でありました
経済とホラーというのを
画期的に融合させた意欲作なわけでありますが、
まぁ、正直なところ、融合させる試みはステキだが
それがどういう結果となるか、補償はされない
そんな感想を抱くにいたったのであります
正直、もうちょっとホラーなりに、
経済に食い込んだ話しを書いて欲しかった
どっちかというと、経済に関係ある建物にある
怪談といった具合なので、
なんとも残念であります
とはいえ、ちょっとショートショートのような雰囲気もあり、
ところどころ、にやにやさせられるわけです
さくさくと読めるのもよいところでありまして、
あとは財務省庁やら、旧日本銀行やら、
そして得意の高橋是清だとかが、
見え隠れしながら、昔話だったり、不思議話しだったりと
語られていたのでありました
ホラーでありながら、怖いよりも
なるほどなぁというような具合だったり、
ちょっといい話っぽく終わったりと
スリルの面では、まったく満足しなかったのですが
何かしら、経済をキーワードにした
面白い変わった小説を読めたと
そういう意味では満足なのでありましたとさ
誰かが死ぬと下げ止まるというのは
なかなか、言い得て妙ではないかしら