CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

デザインの梅干

2015-04-13 20:58:09 | ドラマ映画テレビ感想
全6回にわたり、デザインの肝を紹介してくれる
いかにもEテレっぽい番組でありました
あの、「デザインあ」の人の番組だと聞いたので
どんなステキコンテンツというか、
頭おかしい具合だろうかと
挑んでみてしまったのですが、
驚くほど、美術系大学っぽいというか、
なんか、自分の人生には訪れなかった
不思議で楽しそうなワークショップを見せた時間でありました
これはこれで面白かった

デザインとは何か、そういうのを
非常にわかりやすく見せてくれて、
また、実際にそれを体験するという内容を
番組で見せてくれるという、
NHK教育番組シリーズの高校生芸術版みたいな、
そういうスタイルでありました
大学生向けというには、初歩的過ぎるんじゃなかろうか
私のような素人には、非常に興味深かったわけですけども

床屋のサインポールの成り立ちだとか、
その見ただけで、それが何か伝えるという、
言語めいた力が、デザインであるという切り口が
初回あたりで出ていて、なるほどなぁと、
なんか凄く感心しきりだったのでありますが、
その後も、さまざまな、便利さだとか、
数学的に、物事や物体を素因数分解していくような方法だとか、
凄い興味深いというか、
そうやって考えると、仕事もあれこれ楽しそうかもなと
ちょっとだけ、考えるヒントを得られたようでもありました
なかなか、ああは考えられないというか、
考えている暇がないというか、
きっかけ、ひっかかりが、感じられないねと
自分の人生を振り返ったりもするのである

さまざまなゲストを呼んでくるというのもステキで、
外部講師によるレッスンというのも新鮮なわけで、
まさかの、武者小路千家から参戦したり、
これは趣味DO楽だったかとコラボだよなとも
感じたわけですけども、
茶会、茶室の作り方、雰囲気が物の価値を決めていく過程だとか、
ちょっと骨董をかじった身分としては楽しかったのであります
100円の茶碗で、さて、なんていうのは、
わかりやすいアレだったけども、あれが、3万円くらいのだったら
私の目ではわかりませんな、そういうものですね
あと、茶会のために、香をたくことで、
いつもから離れる結界にするというのも
ステキでありました、切り替えるという五感に訴えたそれって
いいな、デザインって感じがするな

と、なんか、いっぱしぶったりしたい
私のニーズを非常に満たしてくれた
ステキな番組でありました
また、こういうチャレンジブルな番組を見たいものであります