片手の郵便配達人 作:グードルン・パウゼヴァング
とても読みやすく、それでいて
ずっと物悲しい雰囲気で進む小説でありました
第二次大戦時のドイツのある寒村を描いたもので、
ドイツの負けが込みだして、寒村に哀しい便りがやってくる
それを届ける仕事を続ける
傷痍軍人でもある主人公を追って行くわけなんだが
いよいよドイツが負けるという独特の空気、
そして、露助がやってくるという恐怖とその混乱
劇的なラストシーンと
ちょっと、読み終えて、これは堪えたと
思わずうめいてしまうような重たさでありました
面白かったとおいそれといえないというか、
とても読みやすくてよかったんだが、
このラストの衝撃が、心をへし折ったというかなんというか
ああ、全体にたゆたっていた印象はここに帰結するかと
あっけにとられたようでもありました
辛い読書であった
そんなわけで、手放しに絶賛して他人に薦めるようなタイプではなく、
面白かったし、いい文章と物語だけども、
腹をすえて読みなさい、読むならばとめない、
なんてことを思わず言ってしまいたくなるような
骨が太いというか、なかなか強硬な内容でありました
こわもて、手ごわいといったらいいんだろうかしらね
衝撃のラストにいたるまでも、
なんというか非常に物悲しいエピソードが進み、
いわゆる敗戦ものというジャンルといえるのだろうか、
日本の戦争末期を描いた物語は
数多く読んだり見たりしたわけでありまして、
それとどことなく似た雰囲気でありながら
何か、決定的に違う部分があるというか
より、敗戦というイメージが強いといえばいいのか
空虚さではなく、恐怖を植えつけられたようにも
感じた次第でありました
名著だと、言われたらうなづいてしまうけども
非常に重く暗い物語であったように思うのでありました
とても読みやすく、それでいて
ずっと物悲しい雰囲気で進む小説でありました
第二次大戦時のドイツのある寒村を描いたもので、
ドイツの負けが込みだして、寒村に哀しい便りがやってくる
それを届ける仕事を続ける
傷痍軍人でもある主人公を追って行くわけなんだが
いよいよドイツが負けるという独特の空気、
そして、露助がやってくるという恐怖とその混乱
劇的なラストシーンと
ちょっと、読み終えて、これは堪えたと
思わずうめいてしまうような重たさでありました
面白かったとおいそれといえないというか、
とても読みやすくてよかったんだが、
このラストの衝撃が、心をへし折ったというかなんというか
ああ、全体にたゆたっていた印象はここに帰結するかと
あっけにとられたようでもありました
辛い読書であった
そんなわけで、手放しに絶賛して他人に薦めるようなタイプではなく、
面白かったし、いい文章と物語だけども、
腹をすえて読みなさい、読むならばとめない、
なんてことを思わず言ってしまいたくなるような
骨が太いというか、なかなか強硬な内容でありました
こわもて、手ごわいといったらいいんだろうかしらね
衝撃のラストにいたるまでも、
なんというか非常に物悲しいエピソードが進み、
いわゆる敗戦ものというジャンルといえるのだろうか、
日本の戦争末期を描いた物語は
数多く読んだり見たりしたわけでありまして、
それとどことなく似た雰囲気でありながら
何か、決定的に違う部分があるというか
より、敗戦というイメージが強いといえばいいのか
空虚さではなく、恐怖を植えつけられたようにも
感じた次第でありました
名著だと、言われたらうなづいてしまうけども
非常に重く暗い物語であったように思うのでありました