京都駅0番ホームの危険な乗客たち 作:西村 京太郎
先日、有栖川有栖を読んだんだから、
これはもう西村京太郎も読むしかなかろうと
ミステリツアーを一人敢行すべく、手にとったのであります
ほどよく、京都の話っぽいから、
土地勘もあって楽しめるだろうと、そんな風に思ったのであります
大間違いであった
恥ずかしながら、西村京太郎サスペンスについて
ドラマをほとんど見たことがないという
不心得もののため、どういったものというか
流れや、お約束なのかを理解していなかったのでありまして、
まさか列車トラベルシリーズで、
しかも今回は、カシオペアでいく、京都から札幌の旅だとは
つゆとも思わず、ちょっとしょんぼりだったのでありました
京都ぜんぜん出てこない
でも、面白かったからいいのである
そんなわけで、初めて読んだこのサスペンスミステリでありますが、
ちょっと度肝を抜かれたというか、てっきり、
殺人事件をおっかけるものだと思ったら、
まさかのアメリカの元大統領を拐かすような、テロ的なもので
しかも政治信条的なものをめぐるとか、
えらい重たい話だなと驚愕だったのでありました
こういうのもあるのか…、でも、犯人を追い詰めるというか
最終的に説得するところは、なんというか
ドラマでよく見るそれだなと
感心しきりだったのでありました
謎の暗号を新聞の通信欄にのせてやりとりなんて、
古典的な手法に感激したのでありますけども
決して深く暗いような話ではなく、
動機の主たる部分は描かれるものの、そこに政治思想なんかも存在するのに
それを押し付けてくるような内容では決してなくて、
ひたすら、列車を使ったトリックがどうなっていくのかを
考えつつ、解きつつという具合で
深く考えずに、読むがまま読める小説でありましたとさ
先日、有栖川有栖を読んだんだから、
これはもう西村京太郎も読むしかなかろうと
ミステリツアーを一人敢行すべく、手にとったのであります
ほどよく、京都の話っぽいから、
土地勘もあって楽しめるだろうと、そんな風に思ったのであります
大間違いであった
恥ずかしながら、西村京太郎サスペンスについて
ドラマをほとんど見たことがないという
不心得もののため、どういったものというか
流れや、お約束なのかを理解していなかったのでありまして、
まさか列車トラベルシリーズで、
しかも今回は、カシオペアでいく、京都から札幌の旅だとは
つゆとも思わず、ちょっとしょんぼりだったのでありました
京都ぜんぜん出てこない
でも、面白かったからいいのである
そんなわけで、初めて読んだこのサスペンスミステリでありますが、
ちょっと度肝を抜かれたというか、てっきり、
殺人事件をおっかけるものだと思ったら、
まさかのアメリカの元大統領を拐かすような、テロ的なもので
しかも政治信条的なものをめぐるとか、
えらい重たい話だなと驚愕だったのでありました
こういうのもあるのか…、でも、犯人を追い詰めるというか
最終的に説得するところは、なんというか
ドラマでよく見るそれだなと
感心しきりだったのでありました
謎の暗号を新聞の通信欄にのせてやりとりなんて、
古典的な手法に感激したのでありますけども
決して深く暗いような話ではなく、
動機の主たる部分は描かれるものの、そこに政治思想なんかも存在するのに
それを押し付けてくるような内容では決してなくて、
ひたすら、列車を使ったトリックがどうなっていくのかを
考えつつ、解きつつという具合で
深く考えずに、読むがまま読める小説でありましたとさ