すぐわかる 茶の湯の名品茶碗 著:矢部 良明
名前の通りであります
本というか、ビジュアルブックという感じで
大変わかりやすく、茶の湯に用いられる茶碗のあれこれを紹介する
いい一冊でありました、たまにはこうやって
ゆるり、好きな茶碗の姿を見て過ごすという読書もよいよい
そんなわけで、国宝「卯の花垣」「不二」を含む
様々な名品茶碗を紹介して、その見所と来歴を
つらつら紹介していたのでありました
個人像のものが多いのが見所で、こういったものは、
美術展に出てくることも少ないから、貴重でもあって
ほくそ笑みながら見とれたのでありました
どれもこれも実に素晴らしい
各ジャンルといえばいいか、織部、志野、瀬戸、信楽等々、
どれかで一点みたいな選ばれ方をしているため、
様々なそれを見ることもできる反面、ちょっと物足りないとも
感じなくもないところ、同じジャンルの違う茶碗をもっとたくさん見たかったと
思うところもありますが、それはまた
別の本の役目でもありましょう
天目のゆらいや、現代陶工に至る茶碗の名品と
その匠もあわせた紹介があって、非常に楽しく読み終えたのであります
個人的に、半泥子に触れられていたので
それだけで十分楽しいと思えたのでありますが、
昭和の数寄者が好んだ茶碗の紹介なんかもあって
美意識というか、茶の湯における茶碗、あるいは、茶道具の役目という観点からも
面白く読める一冊だったと思ったのであります
濃茶を入れたときに、どんな景色になるか
そこに着眼がおかれて、あくまで茶という一事の中で
茶碗がどうあるか、どんなのがよいか
そういうテーマにそっての解説なので
ある種のうるささもなく、すっきり読んで、観て、楽しめる本でありました
名前の通りであります
本というか、ビジュアルブックという感じで
大変わかりやすく、茶の湯に用いられる茶碗のあれこれを紹介する
いい一冊でありました、たまにはこうやって
ゆるり、好きな茶碗の姿を見て過ごすという読書もよいよい
そんなわけで、国宝「卯の花垣」「不二」を含む
様々な名品茶碗を紹介して、その見所と来歴を
つらつら紹介していたのでありました
個人像のものが多いのが見所で、こういったものは、
美術展に出てくることも少ないから、貴重でもあって
ほくそ笑みながら見とれたのでありました
どれもこれも実に素晴らしい
各ジャンルといえばいいか、織部、志野、瀬戸、信楽等々、
どれかで一点みたいな選ばれ方をしているため、
様々なそれを見ることもできる反面、ちょっと物足りないとも
感じなくもないところ、同じジャンルの違う茶碗をもっとたくさん見たかったと
思うところもありますが、それはまた
別の本の役目でもありましょう
天目のゆらいや、現代陶工に至る茶碗の名品と
その匠もあわせた紹介があって、非常に楽しく読み終えたのであります
個人的に、半泥子に触れられていたので
それだけで十分楽しいと思えたのでありますが、
昭和の数寄者が好んだ茶碗の紹介なんかもあって
美意識というか、茶の湯における茶碗、あるいは、茶道具の役目という観点からも
面白く読める一冊だったと思ったのであります
濃茶を入れたときに、どんな景色になるか
そこに着眼がおかれて、あくまで茶という一事の中で
茶碗がどうあるか、どんなのがよいか
そういうテーマにそっての解説なので
ある種のうるささもなく、すっきり読んで、観て、楽しめる本でありました