昨日がなければ明日もない 作:宮部 みゆき
結構重たい小説でありました
なかなか悲しい事件ばかりで、読み終えてしょんぼりしてしまったのだけど、
描写はうまいし、展開は面白いしと
なんだかんだ、あれこれ読まされてしまうのでありました
3篇の短編というか中篇くらいの小説が収録されていまして、
心優しい探偵である杉村氏が、持ち込まれた事件を解決していく
そういうお話だったわけでありますけども、
表題作については、解決とはほど遠いというか、
なんだろう、新しい事件を起こしてしまったんじゃないかと
そう思うような悲しみに包まれていて
なんとも、しょんぼりであります
ともかく、全体的に解決したからといって
スカっとするわけではない、
というか、解決ではなく謎解きをしただけだったと
そういうお話なわけでありますが、
謎解きをすることが、必ずしもよいことには繋がらないと
そんなことを言われたかのような
どれもこれも、なんか悲しい現実を突きつけられるエンドで
読み終えて、しばし呆然としたのでありました
希望荘はもうちょっと明るく読めたという印象だったのですが
今作は、仕方ないとはいえ、悲しい終わりばかりなんていう印象が強く
これはこれで、好きな人や、好きなときがあるんだろうなと
今の自分には、ちょっと重たいと感じたところ
自分が悪いとすら思わない悪意というのは
本当に手に余るものだと思わされた
そういう物語でありました
結構重たい小説でありました
なかなか悲しい事件ばかりで、読み終えてしょんぼりしてしまったのだけど、
描写はうまいし、展開は面白いしと
なんだかんだ、あれこれ読まされてしまうのでありました
3篇の短編というか中篇くらいの小説が収録されていまして、
心優しい探偵である杉村氏が、持ち込まれた事件を解決していく
そういうお話だったわけでありますけども、
表題作については、解決とはほど遠いというか、
なんだろう、新しい事件を起こしてしまったんじゃないかと
そう思うような悲しみに包まれていて
なんとも、しょんぼりであります
ともかく、全体的に解決したからといって
スカっとするわけではない、
というか、解決ではなく謎解きをしただけだったと
そういうお話なわけでありますが、
謎解きをすることが、必ずしもよいことには繋がらないと
そんなことを言われたかのような
どれもこれも、なんか悲しい現実を突きつけられるエンドで
読み終えて、しばし呆然としたのでありました
希望荘はもうちょっと明るく読めたという印象だったのですが
今作は、仕方ないとはいえ、悲しい終わりばかりなんていう印象が強く
これはこれで、好きな人や、好きなときがあるんだろうなと
今の自分には、ちょっと重たいと感じたところ
自分が悪いとすら思わない悪意というのは
本当に手に余るものだと思わされた
そういう物語でありました