アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した~潜入・最低賃金労働の現場~ 著:ジェームズ・ブラッドワース
イギリスの今を描いたルポルタージュでした
いや、イギリスだから、レポートのほうが正しいんだろうかしら
思ったりしつつ、なんとなくニュースで聞いた
イギリスの若者は働く場所がなくて、みんなグレているというお話の
根幹部分というか、実際にどうなっているか
身をもって体験しながら、その層に密着取材したものであります
凄い読み応えあるんだけども、なんというか、
さまざまな角度から、様々な種類の貧乏を見るといった感じで
楽しいものではなかった
労働者がどれほど搾取されているか、
そういうお話でもあったように思うのだが、
読むのに、そもそもイギリスにおける労働者の権利
その闘争について知っておく必要があるような感じで、
かつて、炭鉱の町として、それなりの活気を呈していた町が
今では没落し、ろくでもないことになっていて
できた仕事といえば、アマゾンの倉庫仕事なんだが、
ここがまた、人を人とも思わぬすさまじい扱いで、
さらにここで働くのも、移民が多くてもう、仕事がないというか
あるんだが、その仕事では食べていけないという
構造的な問題、ある種の搾取の現場というのが
ありあり描かれていて、気持ち悪くなってしまうのでありました
教育がとか、怠けているからとか、
そういう、様々な言葉で取り繕うというか、
言い争いや、言い換えが行われているのだけども
実際は、そういう問題ではなく、もはや、かつて資本家と呼んだ敵のようなものが
より狡猾に、強くなって支配している世の中というのを
ありあり見せてくれるようでありました
特に、日本における派遣社員のような扱いながらも、
もっとひどくて、仕事を与えない、与えるときはひどい量を与えると
極端なことを会社や、雇い主たちは平気で押し付けてきていて
そういった、無理や無茶によって、ようやくできたゆとりや利益というものを
やはり、上層部が食い散らかしているという現状といえばいいか
ああ、これは、かつて労働争議で燃えていたころと
まったく変わらない搾取の姿ではないかしらねと
思わされるような、ともかくひどい状況が伝わってきたのでありました
日本は、まだここまでではないけども、
これは、割と近い将来の姿なんじゃないかとも思えたりして
底冷えするというか、恐ろしくなってしまう内容なのでありました
日本においても、派遣労働者が突然に増えた、
あの政策が、今取りざたされているわけだけども、
それのよりひどいのが、イギリスに蔓延していて
もう、どうにもならん状況となっているのが
恐ろしくて仕方ないのでありました
アマゾンの便利さだけでなくて、ウーバーという仕組みの
表向きよさそうなお話と実態との乖離はなはだしいところが
また読みどころ多くて、なんともやるせないというか
ただ怖いと思えてならないのでありました
一部のインテリが、貧乏人を使って儲けようとしている
結局世の中、そういうのが経済と呼ぶものなのかもなぁと
思わされたりしながら、まったくよろしくない未来なのか現在なのかが
イギリスに横たわっており
気づいたら、自分の近くにもあるのかもしれないと
感じたのでありました
怖い
イギリスの今を描いたルポルタージュでした
いや、イギリスだから、レポートのほうが正しいんだろうかしら
思ったりしつつ、なんとなくニュースで聞いた
イギリスの若者は働く場所がなくて、みんなグレているというお話の
根幹部分というか、実際にどうなっているか
身をもって体験しながら、その層に密着取材したものであります
凄い読み応えあるんだけども、なんというか、
さまざまな角度から、様々な種類の貧乏を見るといった感じで
楽しいものではなかった
労働者がどれほど搾取されているか、
そういうお話でもあったように思うのだが、
読むのに、そもそもイギリスにおける労働者の権利
その闘争について知っておく必要があるような感じで、
かつて、炭鉱の町として、それなりの活気を呈していた町が
今では没落し、ろくでもないことになっていて
できた仕事といえば、アマゾンの倉庫仕事なんだが、
ここがまた、人を人とも思わぬすさまじい扱いで、
さらにここで働くのも、移民が多くてもう、仕事がないというか
あるんだが、その仕事では食べていけないという
構造的な問題、ある種の搾取の現場というのが
ありあり描かれていて、気持ち悪くなってしまうのでありました
教育がとか、怠けているからとか、
そういう、様々な言葉で取り繕うというか、
言い争いや、言い換えが行われているのだけども
実際は、そういう問題ではなく、もはや、かつて資本家と呼んだ敵のようなものが
より狡猾に、強くなって支配している世の中というのを
ありあり見せてくれるようでありました
特に、日本における派遣社員のような扱いながらも、
もっとひどくて、仕事を与えない、与えるときはひどい量を与えると
極端なことを会社や、雇い主たちは平気で押し付けてきていて
そういった、無理や無茶によって、ようやくできたゆとりや利益というものを
やはり、上層部が食い散らかしているという現状といえばいいか
ああ、これは、かつて労働争議で燃えていたころと
まったく変わらない搾取の姿ではないかしらねと
思わされるような、ともかくひどい状況が伝わってきたのでありました
日本は、まだここまでではないけども、
これは、割と近い将来の姿なんじゃないかとも思えたりして
底冷えするというか、恐ろしくなってしまう内容なのでありました
日本においても、派遣労働者が突然に増えた、
あの政策が、今取りざたされているわけだけども、
それのよりひどいのが、イギリスに蔓延していて
もう、どうにもならん状況となっているのが
恐ろしくて仕方ないのでありました
アマゾンの便利さだけでなくて、ウーバーという仕組みの
表向きよさそうなお話と実態との乖離はなはだしいところが
また読みどころ多くて、なんともやるせないというか
ただ怖いと思えてならないのでありました
一部のインテリが、貧乏人を使って儲けようとしている
結局世の中、そういうのが経済と呼ぶものなのかもなぁと
思わされたりしながら、まったくよろしくない未来なのか現在なのかが
イギリスに横たわっており
気づいたら、自分の近くにもあるのかもしれないと
感じたのでありました
怖い