三つ編み 著:レティシア コロンバニ
表層的には、女性の自立や独立を描いた物語でありましたが、
もっと深く、社会や世界というものに対して、
抗う人、それがたまたま女性であったともとれる
大きな物語でありました
非常に興味深くて面白かった
3種類の女性の物語を追いかけつつ、
最終的にそれが一つにつながるという仕掛けなんだけども、
実際、彼女たちが触れ合うことはなく
ある種の思想や、想いといったものが、
触れ合わないまでも、つながっているという
とても不思議な連帯感を読み手が感じるというものでした
主人公たちは、決して、同時期に他に進んでいるそれこれを感知しないし
干渉しないのだけども、それぞれが生きた証というものが、
結果的に、その人たちを助けている
知らないままで、助け合っているという感じで
すごく素敵な物語だと感じ入ったのでありました
描かれている、女性が苦しむ世界というのが
特にインドにおいてのひどさが、よくよく伝わってくる内容で、
いまだ存在する明確な差別、不可触民というカテゴリについて
これでもかと詳細に記されているのが衝撃的であります
こんなにひどいものかとも思うと同時に、
でも、そういう文化圏、宗教観なのだと言われたら
文句がいえないというか、それは一つのルールなんだろうと
思わざるをえないところもあって、
色々と考えさせられるのでありました
ただ、一様に女性の権利が軽いというのには、
ある種の人類がたどりうる一つの結果とも思えて、
是正しなくてはと思うのだが、知らず、そうなってしまうというのが
世の中なのかもとも思わされるのでありました
それにしても、インドの女性差別は本当にひどい
そうかと思うと、はっきりとした、とても受け入れられないようなひどさとは
また、別のいやらしさというべきか、カナダで戦う女性が直面する
男社会という敵についても、やはり、これはこれでひどいものだと思うところもあり、
インドにおける、はっきりとしたそれではないまでも、
やはり、女性というものが踏みにじられているかのような印象は
恐ろしいものがあったのでした
女性をと考えて、庇護する対象ととらえるのもまた違い、
人間という軸で対等に扱うべきだと
わかっているようで、でも、できない
そんな自分を認識してしまったようにも思うのだが
そんな世の中で、たくましくというか、
自分を生きるという強い光みたいなものを
読んで感じ取ったのでありました
前向きになれる、とてもよいすがすがしい物語でありました
表層的には、女性の自立や独立を描いた物語でありましたが、
もっと深く、社会や世界というものに対して、
抗う人、それがたまたま女性であったともとれる
大きな物語でありました
非常に興味深くて面白かった
3種類の女性の物語を追いかけつつ、
最終的にそれが一つにつながるという仕掛けなんだけども、
実際、彼女たちが触れ合うことはなく
ある種の思想や、想いといったものが、
触れ合わないまでも、つながっているという
とても不思議な連帯感を読み手が感じるというものでした
主人公たちは、決して、同時期に他に進んでいるそれこれを感知しないし
干渉しないのだけども、それぞれが生きた証というものが、
結果的に、その人たちを助けている
知らないままで、助け合っているという感じで
すごく素敵な物語だと感じ入ったのでありました
描かれている、女性が苦しむ世界というのが
特にインドにおいてのひどさが、よくよく伝わってくる内容で、
いまだ存在する明確な差別、不可触民というカテゴリについて
これでもかと詳細に記されているのが衝撃的であります
こんなにひどいものかとも思うと同時に、
でも、そういう文化圏、宗教観なのだと言われたら
文句がいえないというか、それは一つのルールなんだろうと
思わざるをえないところもあって、
色々と考えさせられるのでありました
ただ、一様に女性の権利が軽いというのには、
ある種の人類がたどりうる一つの結果とも思えて、
是正しなくてはと思うのだが、知らず、そうなってしまうというのが
世の中なのかもとも思わされるのでありました
それにしても、インドの女性差別は本当にひどい
そうかと思うと、はっきりとした、とても受け入れられないようなひどさとは
また、別のいやらしさというべきか、カナダで戦う女性が直面する
男社会という敵についても、やはり、これはこれでひどいものだと思うところもあり、
インドにおける、はっきりとしたそれではないまでも、
やはり、女性というものが踏みにじられているかのような印象は
恐ろしいものがあったのでした
女性をと考えて、庇護する対象ととらえるのもまた違い、
人間という軸で対等に扱うべきだと
わかっているようで、でも、できない
そんな自分を認識してしまったようにも思うのだが
そんな世の中で、たくましくというか、
自分を生きるという強い光みたいなものを
読んで感じ取ったのでありました
前向きになれる、とてもよいすがすがしい物語でありました