CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【映画】三国志(三國之見龍卸甲)

2019-09-03 21:30:21 | ドラマ映画テレビ感想
三国志と、そのままの題名だったのかと
邦題つけた人が考えるのをやめたんじゃないかとかんぐってしまう
そんな映画を見たのでありました
まったく知らなかったんだが、趙雲を主役にした三国志映画と、
説明を見て面白そうと思ったわけなんだが、
蓋を開ければ、ほぼ三国志関係ない、古い時代設定のカンフーアクション映画だった
そういうのが見たかったといえば見たかったので
ある種新鮮に見られたというか、楽しめたのであります

アンディ・ラウとサモハン・キンポーのアクションが見られる
ただただ、それだけのような感じであります
年齢的にサモハンはほとんど動かないのが残念だけども、
一番の見所が、趙雲と関羽、張飛の対決シーンというのが衝撃
ここのアクションが、凄まじくかっこよくて
ここを作りたいだけの映画じゃないかしらと
思ってしまうほどでありました

正直、三国志のキャラクタがアクションしているだけという内容なので、
別に、どのストーリーがということもなく、
しかも、オリジナルキャラも満載な風なので
あれやこれやと考えるのは野暮という内容でありました
ただただ、馬術を交えた長物を使った殺陣を見る
それに尽きる映画であります

その点でいくと、張飛の蛇矛使いが見事に表現されていまして、
蛇矛って、回転というか、ドリルっぽく使うと
あんなにかっこよく見えるのかと、太い柱を粉砕するように動く矛が
本当にかっこよくて仕方なかったのであります
関羽の青龍刀もよかったんだが、こっちは形状上仕方ないのか
ちょっとアクションに向いてない印象でありましたので
矛と槍の殺陣が最高によかったと思えた内容であります

ワイヤーアクションも、これだけ見事にやられると圧巻だなと
実にうまい使い方というか、役者が時折死んだんじゃないかというくらい
凄い勢いで吹っ飛ばされたり、飛び回ったりするシーンを見ていて
楽しくて仕方ないのでありました
これはやっぱり、中国の、それもカンフー映画を目指した役者じゃないと
使いこなせない何かなんだろうかねと
思い知らされるのであります

馬上アクションもかっこよくて、長い得物を振り回しつつ
切るとか刺すではなく、叩くに近い使い方というのが
リアルな感じがして興奮したのでありました
やっぱり、実際はああなるはずだよなぁと
たまたま先端が入れば、切れることもあるんだろうが
基本的にはぶん殴るという戦い方だよなぁと、なんか、納得してしまったのである

短い映画なので、アクションみたい人には素晴らしいものでなかろうかと
ストーリーを一切語る必要もなく、過ぎていく映像が楽しいのでありました