ただの眠りを 作:ローレンス・オズボーン
フィリップマーロウが72歳になった
そんな小説であります
別作家による続編という人気シリーズならではのそれなんだが、
海外でどういう受け止められ方してるか気になるなぁと
ちょっと思うところである
日本でなら、剣客商売の続きを書いてるみたいな…と思ったら、
ようよう、漫画では原案として続いてて
なかなか面白いから、そういう扱いなのかしらね
と、そんな風に思いつつ
年老いた探偵が、10年ぶりの探偵業に戻って、
昔のようにはいかないからだで、また、精神も決してタフだと言い切れない
負けるときは負けるといった具合の老齢を見せながら
真実というべきか、追い求めていくというお話でありました
根幹でもないが、女を追っかけるといっても差し支えないお話でありました
このほうがドラマチックだとも思えるわけだが、
マーロウものってそういう内容だったかしら
何冊か読んだはずだが、さっぱり記憶にないので
まぁそういうものかとハードボイルドのコテコテなそれを読んだという感想でありました
メキシコを舞台に、その貧富を描きながら、
詐欺師を追いかける、詐欺師の男が悪いというべきなんだろうが、
その描写よりも、それに翻弄される女のほうに軸足があって、
そして、その結末は、やはり女によってというところなんだが
この女が、食わせ物だったのか、そうでもなかったのか
マーロウが老いたから、それを許したのかそうでもないのか
これは、年齢を重ねてから読まないとわからないというやつなんだろうか
思いつつ、事件らしきものは確かに解決するんだが、
どうにもすっきりしない、そんな風に思えた小説でありました
面白かったんだけど、しっくりきたという感じじゃなかったなぁ
フィリップマーロウが72歳になった
そんな小説であります
別作家による続編という人気シリーズならではのそれなんだが、
海外でどういう受け止められ方してるか気になるなぁと
ちょっと思うところである
日本でなら、剣客商売の続きを書いてるみたいな…と思ったら、
ようよう、漫画では原案として続いてて
なかなか面白いから、そういう扱いなのかしらね
と、そんな風に思いつつ
年老いた探偵が、10年ぶりの探偵業に戻って、
昔のようにはいかないからだで、また、精神も決してタフだと言い切れない
負けるときは負けるといった具合の老齢を見せながら
真実というべきか、追い求めていくというお話でありました
根幹でもないが、女を追っかけるといっても差し支えないお話でありました
このほうがドラマチックだとも思えるわけだが、
マーロウものってそういう内容だったかしら
何冊か読んだはずだが、さっぱり記憶にないので
まぁそういうものかとハードボイルドのコテコテなそれを読んだという感想でありました
メキシコを舞台に、その貧富を描きながら、
詐欺師を追いかける、詐欺師の男が悪いというべきなんだろうが、
その描写よりも、それに翻弄される女のほうに軸足があって、
そして、その結末は、やはり女によってというところなんだが
この女が、食わせ物だったのか、そうでもなかったのか
マーロウが老いたから、それを許したのかそうでもないのか
これは、年齢を重ねてから読まないとわからないというやつなんだろうか
思いつつ、事件らしきものは確かに解決するんだが、
どうにもすっきりしない、そんな風に思えた小説でありました
面白かったんだけど、しっくりきたという感じじゃなかったなぁ