トマトの歴史 著:クラリッサ・ハイマン
題名の通り、トマトの来歴から、今に至るまで、
様々な歴史を辿って、世界に広がってきたという話をまとめていました
南米原産であった、現地で食べられていた
このあたりは、どこかで聞いた話でもあるなと思うものの、
そこからヨーロッパに渡って、しばらく苦難の時代があり、
そうかと思うと、少し日の目が当たったと思ったら、
悪魔の実みたいな扱いだったトマトが、
健康食品の申し子のように、スターダム化してしまうといった
ヨーロッパ人の変遷なんかが非常に面白かった
様々な迷信と繋がりあったりして、
邪教的なシンボルの扱いにもなっていたりしたようだけども、
その魅力が、スープやソースの原料となるというあたりから
人の口に入るようになり、やがて、その美味しさから
料理に欠かせない素材となっていく
さらには、缶詰とか瓶詰めとか、もっと手軽にいつでも使えるようにと発展して、
しまいには、トマトの缶詰の作り方とかいう、
もはや、トマトを食べるのではなく、トマトソースを作るということが目的となる
強力な食材となっていった歴史が面白い
トマトに関するレシピも、初期はほとんど記述も見られなかったというのに
あるときから膨大な数のソースや、ケチャップのレシピが発生して、
それらの大ヒット商品を生み出した会社が、
今でも名の知れたソース会社なんかになっているのも面白かった
トマト凄いな
ヨーロッパから、また、アメリカ大陸に逆輸入されて、
そこでもしばらく苦難の日々があったにも関わらず
先のように、ケチャップという大発明によってアメリカ中で大人気になって、
もう、今ではトマトケチャップなければ
アメリカが成り立たないんじゃないかというくらい
食生活に食い込んでいるそうだとか、非常に読み応えというか
トマトの変遷が面白く読めるのでありました
育種や、品種変遷の歴史も載っていて、
エアルームトマトとか、ちょっと前にヨーロッパ発祥で
日本にも小さなブームを起こしていた話なんかもあったり
読み応えある本でありました
日本についてはほとんど言及がなく、
訳者が補完として書いている程度だったのは残念だけども、
日本のいわゆる桃色系トマトは別口だからなと思えば、
この扱いも納得というか、
世界がトマトを欲している状況が見られて面白かったのであります
題名の通り、トマトの来歴から、今に至るまで、
様々な歴史を辿って、世界に広がってきたという話をまとめていました
南米原産であった、現地で食べられていた
このあたりは、どこかで聞いた話でもあるなと思うものの、
そこからヨーロッパに渡って、しばらく苦難の時代があり、
そうかと思うと、少し日の目が当たったと思ったら、
悪魔の実みたいな扱いだったトマトが、
健康食品の申し子のように、スターダム化してしまうといった
ヨーロッパ人の変遷なんかが非常に面白かった
様々な迷信と繋がりあったりして、
邪教的なシンボルの扱いにもなっていたりしたようだけども、
その魅力が、スープやソースの原料となるというあたりから
人の口に入るようになり、やがて、その美味しさから
料理に欠かせない素材となっていく
さらには、缶詰とか瓶詰めとか、もっと手軽にいつでも使えるようにと発展して、
しまいには、トマトの缶詰の作り方とかいう、
もはや、トマトを食べるのではなく、トマトソースを作るということが目的となる
強力な食材となっていった歴史が面白い
トマトに関するレシピも、初期はほとんど記述も見られなかったというのに
あるときから膨大な数のソースや、ケチャップのレシピが発生して、
それらの大ヒット商品を生み出した会社が、
今でも名の知れたソース会社なんかになっているのも面白かった
トマト凄いな
ヨーロッパから、また、アメリカ大陸に逆輸入されて、
そこでもしばらく苦難の日々があったにも関わらず
先のように、ケチャップという大発明によってアメリカ中で大人気になって、
もう、今ではトマトケチャップなければ
アメリカが成り立たないんじゃないかというくらい
食生活に食い込んでいるそうだとか、非常に読み応えというか
トマトの変遷が面白く読めるのでありました
育種や、品種変遷の歴史も載っていて、
エアルームトマトとか、ちょっと前にヨーロッパ発祥で
日本にも小さなブームを起こしていた話なんかもあったり
読み応えある本でありました
日本についてはほとんど言及がなく、
訳者が補完として書いている程度だったのは残念だけども、
日本のいわゆる桃色系トマトは別口だからなと思えば、
この扱いも納得というか、
世界がトマトを欲している状況が見られて面白かったのであります