CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

東京オリンピック2020 柔道女子78kg級

2021-08-01 20:20:47 | スポーツ
相変わらず毎日楽しく見ています
仕事の加減で、ほとんどの試合が、終わってたりして
心底がっかりしていたのでありますが、
ダイジェストで見ていて、驚愕したので動画配信を探しまわって
見たのが、柔道女子78kg金メダリスト濱田尚里選手でありました
強すぎるだろう、一人だけ次元が違う…

この前日だったか、その前だったかに、
男子で大野選手が注目された上に大活躍で金メダルと
華々しかったのもよかったんだが、
濱田選手は、解説実況ともに「寝技が得意です」というお決まりの台詞で紹介してたけど
得意とかいうレベルなのかこれわという、
まさに無敵といって相違ない寝技の応酬に
しびれたのでありました、凄すぎる

聞いたところでは、柔道強化のためにサンボもはじめたら
そっちでも国際大会で優勝しているとか、
ちょっとなんか違くない?という身体能力の持ち主のようで、
寝技は練習でどうにかなるといわれるけども、
ここまでくると天性のものがあるとしか思えない
天才っぷりに、くらくらしたのでありました

決勝で、腕がらみを相手の胴着で縛る方法を使ってたんだけど、
あれって、国際大会とかでも使われるものだったんだと
始めた頃の練習で習うそれだったのに、
その有効性の素晴らしさに驚いたのでありました
このあたりは、本当に練習の賜物といった感じなんだろう、
手際がよすぎる、あれで待てがかからないというのもまた凄いわ

毎回上背で、自分より明らかに大きいのばっかりだというのに
転がしたら、あっという間に締める、関節とる、押さえ込むの
三つを同時進行的に仕掛けられるというのが図抜けていて、
初戦、横四方で押さえ込んでいるんだけども、
腕を決めているほうが強くて、あれは関節でも一本取ってたんじゃないかという周到な技、
準々決勝は実況だと隅返しといってたけど、巴投げで、
そこからの横締めが基本どおり、頭の方向へ締め上げていくんだけども、
その際に相手が回転してしまわないよう反対側の腕を極めていて、
あっという間に締めあがってしまっているのが流麗すぎて怖かった、
習ったとおりの動きなんだが、あんなに綺麗にできるものなのか、
いつの間に、相手の右腕をとっていたんだろう
準決勝は、大内狩りで相手を倒したんだが、そこからが早い
瞬時に腕が伸びているのを逃さず、十字に極める
またこの極める角度がねじり挙げながら、上方に向っていて
確実に折れるという恐ろしい内容だったように見受けられた、凄すぎる
あの角度だと踏ん張れないから、まいったするしかないんだよな

そして決勝、上述の通り基本どおりの胴着を使った極めがよかったんだけど、
この試合が一番寝技として充実していて、相手の無理なしかけに乗じて、
今度こそ、隅返しの形をとりつつ、相手を返して上をとって、
ここから胴着を使って上半身の自由を封じて、足をぬいて押さえ込み
鮮やか過ぎて声もあげられないような見事な技ばかりで嘆息見舞ったのでありました

まぁ、実際寝技が際立っているし、それでしとめているんだから
寝技が強いというのは間違いないんだが、
立ち技も見事で、そこから寝技までをあらかじめ想定している動きというのが
一番の強さなんだろうなと思った次第でありました
相手からすると、不用意な技で寝技になったら負けるし
おろおろしてると、相手が崩してきて寝技に引きずり込まれるし
投げ技で一本とりにいくしかないというのが恐怖だろうなと
思わされたのでありました
逆にいうと、そういうスタイルでは日本だと苦戦してしまうのかもしれない
だから今回初だったのか、そういうもんでもないのか
わからないんだが、自衛官というのは凄いなと
今回の金メダルで昇進して三佐になるんでは?とかいわれてて
色々すげぇなと感心しきりあったのでありました

柔道はいっぱい日本がいっぱいメダルとったし、
凄い技も随所に見られたので大変面白かったのでありました