CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

NHKスペシャル 2030 未来への分岐点 「AI戦争 果てなき恐怖」

2021-08-04 21:27:43 | ドラマ映画テレビ感想
NHKスペシャルの長期シリーズであります
2030年に世界がどうなっているか、
そのあたりの未来予測的な話をしているわけだが、
ちょっとしたドラマとあわせたり、試行錯誤している番組なんだが
それはそれとして、
前回見たAI戦争の話が、トピック的に凄い面白かったので
これだけ単独でレビウっておこうというメモであります

温暖化の問題だとか、ゲノム編集の現在、プラスチック汚染等々、
いわゆるSDGsというやつに配慮した番組かしらと
ぼんやり見ていたのでありましたが、
いや、それでも、ゲノム編集のやつとかは、とうとうそこまできたか、
というか、既に金持ちの間くらいではやってそうだなとか
そんな、SFめいた現実の話を見ていたという具合だったんだけども
この最新回にあたる、AI戦争の話はやたら面白かった

番組の性質上といってしまっていいのか、
取材という手法そのものが、既に時代遅れになっているとも考えられるのだけども、
最新として紹介される内容が、取材がまとまる頃には陳腐化しているというのが
往々にしてあるといった感じなんだけども、
今回のこれは、ゲリラに展開できるくらい安くなっているというのがポイントで、
いわゆる、最新技術の一般化という観点でみて
無茶苦茶面白い、いや、危なくって仕方ないという感じが
刺激的でよかったと思うのでありました

AI兵器という紹介のされ方をしていたわけだけども、
AIと、わざわざつけているから、SFくさいけど
割と単純な、敵と判断したものに突撃して爆発するという
誘導ミサイルの廉価版みたいなのが、凄く簡単に量産できるようになっている
そんな現状だったわけで、これはなんというか、
そこらの一般人ですら扱えるようになってしまっているんだなというのに
驚くというか、怖いというか、いわれてみればそうかと
納得してしまって、現実感に乏しい、
なんというか、気付いたら死んでいるに近い状態になってるんだと
考えさせられたのであります

敵味方を割りと簡単に判断して突撃してくる
なつかしのガンダムF91に出てきたバグと同じ原理が
とうとう現実に実装されてしまったんだなという感じが
物凄いSF感なのに、現実だというのが凄いと思うばかりでありました

AIが凄いという次元はとうの昔に通り過ぎていて、
今は、これが凄い安くできあがっているから、
地雷みたいに、お手軽兵器として、世の中に放たれる可能性があるんだなと
ショックを受けるといった話でありました
凄いAIが、安い
この安いという部分が恐怖でもあるんだが、
考えてみれば、一世を風靡した囲碁やら将棋やらのAIも
人間を越えてからは、安価に人間を楽しませてくれるそれこれになっているのが
兵器でも同じようなことが行われているだけだと思えば
変なことはなんにもないのだけども、
なんだろう、同じことしか書いてないが

ともかく、凄いスピードで凄い技術がどこにでもあるものになっている
そういう時代に生きているんだと、改めて思い知ったのでありました