CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】「ムダ」の省き方

2021-10-30 20:55:02 | 読書感想文とか読み物レビウー
「ムダ」の省き方  著:トーマスガジェマガ

生きていると、あれこれムダが多すぎる、
そのムダがどれかを指摘して、それをなくすことのメリットを
ざらっと並べた本でした
最終的には必要なものを選ぶ方法というか
情報の取り方について語るところで終わるんだが
ムダの害悪について、考えさせられる内容でありました

無駄なものがあるとパフォーマンスが落ちる
これが前提にあり、実際そうなのかもなぁと思ったりもするんだが、
割とよく知られた、時間術ではないけども、
ある程度を割り切ることへの後押しをしてくれるような内容で、
強く推していたのは、ドラム式洗濯機の導入で、
これがあれば洗濯物を干すという作業から解放される、
ついでに、洗濯物はたたむ必要がないという斬新な話も添えられていて
なかなか面白かったのでありました
確かにと思ったりもするんだが、正直洗濯回数が、そんなに多くない俺には
ちょっと、いいなと思うが、導入できない
いや、今住んでいるところが、そもそも、そんな大きな洗濯機置けないからなんだが、
それは住処のほうを変えろという話でもあったんだが
なかなか、ふんぎりがつかないところに
ズバズバくる内容である

まぁ、ブロガーが思ったことを書いたという本なので
正直なところ目新しい話はないというか、
よくある話だなといったところなんだが、
かなり読みやすいのと、著者の実体験に伴って、
書かれている内容が偏っているところが良かったように思うのである
ライフハックと仰々しくいうほどの話でもない、
ちょっとした生活の知恵のようなものでもあるので
取り入れやすいというか、確かにここに書かれているムダなものを
どうしようか悩んでいる人にとっては、
この本によって、捨てられるだろうと思ったりしたのである

ま、実際のところ書かれていたものの結構な内容を
すでに捨てていたので、共感というか、そういうものだよなぁと
安心を得たといった感じで読んだのであるのだが
まだまだ、無駄なものは数多く抱えているのは間違いなくて
1年使ってないものは、それこそ山のようにあるからどうしたものかと
思わされたのでありました
一年使わないものは捨てるのが鉄則だそうだ、そりゃそうだ

ムダがストレスとのトレードオフになるというのが
大切な考え方だと思わされたのでありまして、
どこに金を使い、どこを節約するかというのは
ある程度決められるけども、最終的には自分にかかるストレスで判断というのは
いい落としどころだなぁと思ったのでありました
気づかないストレスというのに、はまってしまってる気もするんだが
このくくりのおかげで、考え方を整理しやすくなると思った

最後、情報の収集と生き方についてまとめて終わるんだけども、
この人自身が、かなり優秀な人だったのはどうも間違いないようなので
一緒のようなことをしても、その通りにならんというか、
そんな楽観できないよな、なんだかんだ、意識高く優秀な人のいうことだと
気を付けておかないといけないとも思ったのであった
この生き方は、若いうちにしておけばと思わされるが、
できないものはできないとも、割り切っておかないといけないと
真逆のことを今更ながらに思うのである
やっておいたら、人生変わっただろうか、慣れないストレスを受けただけでないだろうか
ちょっと、そんなことを考えてしまったのである

人間関係のムダを排除する勇気は、そういう時代だなという感想も持ったのだった