運動しても痩せないのはなぜか 著:ハーマン・ポンツァー
けっこうがっつり学術分野もでてくる面白い本だった
人間が生きていく上での消費カロリーについての研究成果というか、
その内容披露といったもので、直接的にダイエットとか健康とかではなく
純粋に人類のカロリー消費はどうなっているかを解いていく内容になってて
大変面白かった
当然ながらというか、その紐解きの中で、考古学にも触れていくようになって
人類の道程をめぐる内容ももりだくさんで、なんというか
壮大でとても楽しかった
カロリー消費量が、哺乳類それぞれによってかなり差がある
そんな研究成果が出て、そこからさらに推論や考古学的な発見を結び付けていくと
人間がどのあたりで、カロリー消費をどのように変えてきたかがわかると
そんなお話だったわけだが、内容の途中で衝撃的発見とされているのが、
運動してもあんまりカロリー消費量に影響がないという部分で
それがタイトルの答えになっているわけだが、
本当にそうなのか、読んだ後にも関わらずまだ疑ってしまう
一日の消費カロリーというのがおおよそ決まっているらしく
それにあわせて、他のことで何か消費していると
そうではない部分で、カロリー消費を抑えるように体が反応するから
結局一日トータルでは、あんまり変わらないとなるという説明で
にわかには信じがたいのだが、実際にそうらしく、
どうやっても、体にエネルギーを蓄えておこうという人類がこれまでの進化で手に入れてきたそれが
おなかに脂肪を蓄えるそれに直結しているのかと思うと
もはや、太るということを避けて通ることができなそうとか思ってしまうところ
結局のところ、摂取カロリーを減らすというのが
何よりも確かな方法であるというのが、本書の答えであった
個人的にも、凄く効果があったと思っていた
ローカーボ、いわゆる炭水化物減らすダイエットについても、
炭水化物の摂取量を減らすことで、体内に蓄えていた別のものを燃やすようになり
ケトン代謝だとかいうのに切り替わって、水がどんどん抜けていくので
めかたが減るというお話が、なるほどなとも思ったりしたわけだが
これもまた、どれほど食べても大丈夫とは相いれないのだと
まぁ、当たり前といえば当たり前のことを
冷徹に突き付けてきたような内容で、とてもよかった
楽して痩せることはないんだ、楽というか、食べるという部分において
痩せるには摂取カロリーを下げるほかない
逆にいうと、それさえすれば、運動量はさほど少なくても痩せるということになるようだが、
それはそれで危険で、運動をすることで明らかに健康という見方では
大変有益なことが多いので、逆に同じエネルギー量で過ごすなら
健康になる運動を取り入れるべきだというのが正しいところ
まぁ、これもまた、そりゃそうだなと納得感はあるものの
こういった研究結果もまた、少し経ったら変わったりするんだろうかと
あやしみつつも、食べる量を減らす努力を考えるのであった
けっこうがっつり学術分野もでてくる面白い本だった
人間が生きていく上での消費カロリーについての研究成果というか、
その内容披露といったもので、直接的にダイエットとか健康とかではなく
純粋に人類のカロリー消費はどうなっているかを解いていく内容になってて
大変面白かった
当然ながらというか、その紐解きの中で、考古学にも触れていくようになって
人類の道程をめぐる内容ももりだくさんで、なんというか
壮大でとても楽しかった
カロリー消費量が、哺乳類それぞれによってかなり差がある
そんな研究成果が出て、そこからさらに推論や考古学的な発見を結び付けていくと
人間がどのあたりで、カロリー消費をどのように変えてきたかがわかると
そんなお話だったわけだが、内容の途中で衝撃的発見とされているのが、
運動してもあんまりカロリー消費量に影響がないという部分で
それがタイトルの答えになっているわけだが、
本当にそうなのか、読んだ後にも関わらずまだ疑ってしまう
一日の消費カロリーというのがおおよそ決まっているらしく
それにあわせて、他のことで何か消費していると
そうではない部分で、カロリー消費を抑えるように体が反応するから
結局一日トータルでは、あんまり変わらないとなるという説明で
にわかには信じがたいのだが、実際にそうらしく、
どうやっても、体にエネルギーを蓄えておこうという人類がこれまでの進化で手に入れてきたそれが
おなかに脂肪を蓄えるそれに直結しているのかと思うと
もはや、太るということを避けて通ることができなそうとか思ってしまうところ
結局のところ、摂取カロリーを減らすというのが
何よりも確かな方法であるというのが、本書の答えであった
個人的にも、凄く効果があったと思っていた
ローカーボ、いわゆる炭水化物減らすダイエットについても、
炭水化物の摂取量を減らすことで、体内に蓄えていた別のものを燃やすようになり
ケトン代謝だとかいうのに切り替わって、水がどんどん抜けていくので
めかたが減るというお話が、なるほどなとも思ったりしたわけだが
これもまた、どれほど食べても大丈夫とは相いれないのだと
まぁ、当たり前といえば当たり前のことを
冷徹に突き付けてきたような内容で、とてもよかった
楽して痩せることはないんだ、楽というか、食べるという部分において
痩せるには摂取カロリーを下げるほかない
逆にいうと、それさえすれば、運動量はさほど少なくても痩せるということになるようだが、
それはそれで危険で、運動をすることで明らかに健康という見方では
大変有益なことが多いので、逆に同じエネルギー量で過ごすなら
健康になる運動を取り入れるべきだというのが正しいところ
まぁ、これもまた、そりゃそうだなと納得感はあるものの
こういった研究結果もまた、少し経ったら変わったりするんだろうかと
あやしみつつも、食べる量を減らす努力を考えるのであった