CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】戦略ごっこ マーケティング以前の問題

2024-11-18 20:58:28 | 読書感想文とか読み物レビウー
戦略ごっこ マーケティング以前の問題  著:芹澤連

読むだけは読んだ
そんな感じで、さっぱり内容理解してないというか
情報量が多いので消化しきれないといった感じで、
論文の査読でもないのだが、マーケティングにまつわる様々な研究をまとめた
ある種のまとめ動画的な内容なんだが、正直論文引用があるだけで、
その内容がさっぱりわからないので、専門用語も多すぎて
ほぼ理解できないで終わったのである
そもそも、マーケティングに対して、ちゃんと勉強しようというつもりもないのに
読むべきではないなという、自身への反省ばかりが募る読書となった

内容というは、手法についてといった方が正しそうなんだが、
マーケティングにまつわる、よくある通説みたいなのが
本当かどうか、それはちゃんとエビデンスをあたるなり、
テストをした結果を見て判断すべきという
大変ごもっともな内容に終始していて、
昔からよくある、二八の法則とか、千三つとか、
そういうのは実際のところどうなんだとみると、
傾向として見られるけど、言われているほど悪くないという結果のようで、
むしろそういう傾向があるという通説の方に判断がひっぱられて、
諸々の現状変更が行われて、そちらに収れんしているのではというのは
面白い指摘だと感心したのでありました
案外、そういう、こうじゃないかという通説に惑わされるというか
判断がひっぱられるというのは、これに限らず
世の中山ほどあると考えると、エビデンスをあたるということの大切さが
よくよく伝わると思ったのでありました

マーケティング理論の根幹はまったくわからないが、
なんだかんだ、シェアをとりにいくことは間違いなく正義で、
新しい顧客を常に開拓し続けるということは悪いわけがない、
もちろんそれだけではないけないけど、これは結構な必要条件じゃないかと
このあたりもまた、考えさせられるところでありましたとさ

ブランディングの考え方とかも、研究と実際との乖離みたいなのは面白く、
本当の消費者は、割とブランディングを意識しないし、できないというのも
なるほどと思ってしまうのだが、こういう本にありがちな
この言説もまた、本当に正しいか、何かエビデンスがあるのかと疑うのだが、
実際著者が、いくつかの論文をあげているけど
それを読むことがないので、結局あってるかどうかわからないと
そこから脱却できないで終わるのであった

ともあれ、何事もちゃんと考えよう、
そして、何かしらのストーリーがあると信じ込みやすいけど
それが正しいわけではないという意識はもとうと
このあたり、行動経済学的なそれとも一致しそうなことを
考えたというか、感じたのでありましたとさ

というか、多分、本として面白くないのだと率直に書いておく
海外のこの手の本はもうちょっと、読ませる内容になっているところが
多分、立ち位置が違うのだろうけど、興味があって読むわけではない
そんな読書には向かないと思った