CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【ドラマ】ディア・ペイシェント

2020-09-29 21:19:44 | ドラマ映画テレビ感想
NHK金曜ドラマ枠でした
女性医師が、モンスターペイシェントに苦悩するお話
それぞれの立場や、やること、なすこと、
様々な部分に社会だとか、人間だとかの
仕方ないこともごたまぜになっていると気付かされるというか
突きつけられるような内容でありました
決して、手放しで解決といったお話ではないので
なかなか、毎回考えさせられるというか
どちらかというと、凄いヘビーな話が多くて
辛いドラマでありました、でも面白かった

医師が患者さんとどう付き合うか、向き合うかといったことについて、
正直医者にほとんどかからない身分としては、
よくわからんといった具合だったんだけども、
そこにいたるまでの、様々な人間関係というか
家族という単位が見えたり、隠れたりする
そこに病気が介在したときの
なんともいえないやるせない感じが、なんともつまされるようでありました
まだ、両親健在な身分ではあるが、
近い未来なのではないかと
漠然とした不安をあおられるようであった

ひとつの事件が、大きく関与していたと
最終回でわかったわけだけども、
その事件自体はさほどの話ではなく、いや、それもまた
人間社会というか、一種の病のようなものかと
考えさせられるようでもあって
厳しいものでありました
病院経営というのもかなり難しいものなんだろうなと
改めて思い知らされるところでもある
医者の数は多くて、患者の数も多いのに、なぜか
幸せにならないという、このパラドクスはどうともならん話だな

モンスターペイシェントだった、座間というキャラクタが、
なんとも不快なようでもありながら、
背景を知るにつけ、憎むことができないというか、
そのもがく姿というのが強烈で、
母親と海岸にいったときのシーンが、あまりにも鮮烈でありまして、
あの感情は、物凄く理解できてしまいそうな、
自分にもふりかかったとき、きっと、あんな風なんだろうかとか
様々に思わされるようで、凄いよかったのでありました
いや、よくないんだが、演技、演出、物語として
痛烈であったと記しておきたいところであります

途中、自殺してしまった先生の話だとか、
患者に刺された先生の話だとかも
それぞれ面白いというか、見所の多い内容だったわけなんだけども、
医師のたくましさというべきか、
その状況でもひたむきに医師であろうという姿が
物語だからこそ描かれていたとも思うが、
希望のような感じにとらえることができて
暗い話なのにステキだと感じたのでありました

いいドラマだと思ったので
じっと、メモを書いておくのであります
しかし、内田由紀はいい女優さんになったなぁ、
まんぷく以来だと思うが、凄くよかった
美人で可憐だったと、書いておくのである


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