安宅コレクション余聞 美の猟犬 著:伊藤郁太郎
読みました
ずっと読みたいと思いつつ
なかなか手に入らなかったので大変でしたが
ようやっと読むことができた
くしくも、先日テレビで特集組まれていたくらい
非常にすばらしい陶磁器コレクションである
安宅コレクションの、その番頭さんというんだろうか、
まさに猟犬、番犬である、伊藤氏の回顧録であります
回顧録と書いてみましたが、実際は
つらつらとしたコラムというか、随筆という感じでありまして
コレクションを集めていく間に起きた、
様々なイベントを安宅英一氏という人間を通して
いろいろと語るといった切り口でありました
大変面白かった
内容は、本当さまざまでありまして、
実際、凄いな、これが骨董という世界かというほど
何か、裏でうごめく、ギャラリーフェイク的なことは
まるで描かれていませんでしたが、
それはそれとして、やっぱりコネというか、ツテというのが
大変重要であって、それをどのように使うか、
コレクターというのは、どういう生物なのかを
ちょっとだけ書いていたような
そういう具合であります
ずいぶん読みやすくて、非常に毒というか、
強い業のようなものは見えませんが、本当は、
そういったものを背負い抗えない人が、コレクターなんだろうなと
わかったようなことを書いてしまうところです
ま、そんなこんなはさておき
やっぱり、安宅コレクションはすげぇなと
素直にそこを感心する材料とするための
ステキな図録も入っておりまして、
あの、耀変天目や、青磁の数々を目の当たりというか
まぁ、図録で確認して、嘆息を見舞うといった
そんな具合でありました
いちから、ちゃんと勉強したわけではない身としてでも、
この一流のそれというのをしっかり目に焼き付けておくだけで
だいぶ、なんだか夢見心地になれるものだと
自分の安っぽさに笑うのでありました
でも、いいんだなぁ、すげぇな青磁と白磁
焼き物として、特に中国、韓国陶磁器に重点が置かれるため
国焼のそれは、ほとんど出てきませんでしたが
勉強になるというのか、これを知っておくと
また、それを模倣なり、リスペクトした国焼きに出会ったとき
はっと楽しめる、そんなことを思えばまた
楽しんで読めたのでありますとか
本当、趣味の本だなとしみじみ反省するのでありました
骨董、そして、東洋陶磁器に興味のある人以外には
まったくおすすめできない本であります
読みました
ずっと読みたいと思いつつ
なかなか手に入らなかったので大変でしたが
ようやっと読むことができた
くしくも、先日テレビで特集組まれていたくらい
非常にすばらしい陶磁器コレクションである
安宅コレクションの、その番頭さんというんだろうか、
まさに猟犬、番犬である、伊藤氏の回顧録であります
回顧録と書いてみましたが、実際は
つらつらとしたコラムというか、随筆という感じでありまして
コレクションを集めていく間に起きた、
様々なイベントを安宅英一氏という人間を通して
いろいろと語るといった切り口でありました
大変面白かった
内容は、本当さまざまでありまして、
実際、凄いな、これが骨董という世界かというほど
何か、裏でうごめく、ギャラリーフェイク的なことは
まるで描かれていませんでしたが、
それはそれとして、やっぱりコネというか、ツテというのが
大変重要であって、それをどのように使うか、
コレクターというのは、どういう生物なのかを
ちょっとだけ書いていたような
そういう具合であります
ずいぶん読みやすくて、非常に毒というか、
強い業のようなものは見えませんが、本当は、
そういったものを背負い抗えない人が、コレクターなんだろうなと
わかったようなことを書いてしまうところです
ま、そんなこんなはさておき
やっぱり、安宅コレクションはすげぇなと
素直にそこを感心する材料とするための
ステキな図録も入っておりまして、
あの、耀変天目や、青磁の数々を目の当たりというか
まぁ、図録で確認して、嘆息を見舞うといった
そんな具合でありました
いちから、ちゃんと勉強したわけではない身としてでも、
この一流のそれというのをしっかり目に焼き付けておくだけで
だいぶ、なんだか夢見心地になれるものだと
自分の安っぽさに笑うのでありました
でも、いいんだなぁ、すげぇな青磁と白磁
焼き物として、特に中国、韓国陶磁器に重点が置かれるため
国焼のそれは、ほとんど出てきませんでしたが
勉強になるというのか、これを知っておくと
また、それを模倣なり、リスペクトした国焼きに出会ったとき
はっと楽しめる、そんなことを思えばまた
楽しんで読めたのでありますとか
本当、趣味の本だなとしみじみ反省するのでありました
骨董、そして、東洋陶磁器に興味のある人以外には
まったくおすすめできない本であります
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