CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

よたびの台湾旅行 12 光華暇日玉市

2015-04-07 21:11:29 | よたびの台湾旅行(2014)
バザーのようなそれをやり過ごしたあと、
その向い側というか、道の向こうに
凄い怪しげなビルというか、一帯が見える


こんな感じである、危ない、噂に聞く九龍城みたいだ(違う)
引き寄せられていくと、近くには、
噂に聞いたビンロウを売る店もあり


このとき、まだ知らなかったというか、
これって非合法なアレというか、ぎりぎり合法なアレじゃないかと
勝手に思ってましたが、そんなものではなく、
噛みタバコみたいなもんだそうで、そう思えば
一回くらい買ってみてもよかったかなと
考えたりしてしまう、閑話


そんなことよりも光華玉市であります
現在は、八徳玉市とも呼ばれているんだそうですが、
古くからの光華の名前のほうが通っているらしい
よくわからんが、ともかくこの怪しげなテントめいた中に入る


こんな按配である、テントと形容しましたが、
冒頭のビルの外郭がこんな感じでテントで囲ってあって、
ビルの中身はほぼ迷宮であります
これだこれ、このアジアっぽさというか、
やばい感じ、女神転生やってるかのような、
このリアル3Dダンジョン感がたまらん



どういうつくりかわかりませんが、
外から見ると一個のビルに見えるのに、中に坪庭じゃないんだが
なんか、通というか、屋根のないところもあったりして、
完全に深みに迷い込んだという様相で
エキゾチックでたまりませんでした



怪しげな地下があったり、そして、
二枚目のそれは、いわゆるエロDVDを扱うというか、
ああ、俺が高校生くらいの頃、大須あたりにあったなと
思い返すようなエロ屋があって
ちょっと面白かったのであります
完全に違法コピーではないかと思われるものが
物凄い安価で売られていました、若者で溢れかえっていて
なんというかな、とても和んだ

そんなわけで、このビル一帯で迷子になったり、
翡翠の値段を聞いたりしながら過ごして、
骨董屋の前に用心棒みたいな怖い爺さんに睨まれたりと
とても楽しいひと時を過ごして、ここを後にしたのであります
まだまだ旅は続くが、いい加減に疲れがたまってきたのであります

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【読書】餃子の王将社長射殺事件

2015-04-06 21:48:17 | 読書感想文とか読み物レビウー
餃子の王将社長射殺事件  著:一橋文哉

話題の本といっていいのか、
キャッチーなそれに、ついつい引かれて読みました
読み終えてから、これを関西圏で、
堂々と電車内で読むというのは、
阿呆の行動だったんじゃないかと自分を省みるわけですが、
なんとも、恐ろしいといっていいのか、
よくわからない不安を掻き立てられる内容でありました

実際のところ、当然解決していないわけなので、
書いてあることが本当かどうか、
どういうことなのかは、まったくわからないわけですが、
なんとなし、こうじゃないかという筋が
いくつか書いてあったという
そんな本でありました
なかなか面白かった、特にこういう稼業といったらいいか、
裏社会だとか、闇だとか、そういうのに疎い身分としては
怖い世界があるもんだとか、
のほほんと読めてしまうわけであります

本筋というか、主筋としたかったと見受けられる
満州統治時代にまで遡る因縁については、
あまりにも想像が過ぎるだろうと思うのですが、
全体として、チャイニーズマフィアの犯行でないかと
そのあたりを主軸にして、どういう手合いが、
この事件に絡みたかっただろうか、
キャスティングボードにのってくるだろうかと、
そういう検証でもないけど、
可能性みたいなのを羅列したものでありました
あれやこれやと、探せばなんでもありそうだなと
怖いそれを思ったのであります

いくつか、その事前にもあったのかなかったのか、
よくわからない事件も含まれるようで、
そういわれてみればと、石川でホストクラブともめたとか
そんな話もあったよなと思い出したのですが、
それにもなにやら曰くがあったとか、なかったとか
ともかく恐ろしいお話だという感想

ただ、どの説を採るにしても、
なんといったらいいか、社長の人柄というのには
ちょっと怖いところもあるものの、
全体的にはよい人だったような風説だし、
怨恨で殺されたにした場合、えらくかわいそうだなと
そんな同情を覚えるようでもありました
実際がどこまでわかるようになるのか、
本読むまで、どれくらい調べられたかも
わからないものだったのが、
警察も、相当に調べてんだなとわかったりしたのを含めて
非常に興味深いそれだったわけですが

ともかく、経済をするというか
生きていくうで、どうしたって、
こういう世界とは切れないのかもしれないと
悲しくもなったのでありましたとさ
仁義を切るではないが、やはりどこも縄張りだらけで、
そしてそれらをどうこうしようと思うならば
何かしらが必要になるよう
出来上がってんだなと思い知るようでもありました
ああ、なんというか重い、怖い

花燃ゆ  さらば青春

2015-04-05 20:36:56 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」
視聴完了いたしました
危険人物が、当然のようにつかまった
まぁ、そういうお話でありまして、
非常にオーソドックスでした
なんだろう、見たかったのはこれだけども
やっぱり、実際見てみると駄目だこの人と
思ってしまう、どう扱ったらいいんだろう

そんなイメージのまま、本当にもう、
過激派の首魁というのがふさわしい生き様というか
いいざまと、その信念という名前の狂気が
溢れるというか、にじみ出るというか
もう、凄まじいものでありますね
これでもまだ、若いというか、青い描き方なのか、
もっと本当のところを描いたら
本当に、どっかで聞いた危険組織のそれなんだろうなと
思ったり思わされたり、ああ、
でもあれが何かを動かしたのは確かのようだから
正しいというのではなく、毒も薬にというそれか
いや、もっと何か、こう

あれこれ思わされるところが、松蔭先生の
凄まじいところだなと、改めて思うのでありました
割と、あれを見て、これは駄目だろうと思うようになったので
根っから佐幕の私は、こう、古い人間なのかと
思わされたりもするのであります
改革を行えるタイプではないのだろうか

さて、そういうわけで、いきなりきな臭いというか
これまでのほのぼの学園ものはなんだったんだと
まったく別ドラマが急に始まったかのように、
怒涛の政治劇となってきて、楽しいのは楽しいが
ドラマとしてどうなんだと
思わなくもないところ、あいかわらず上手いなと思うのが
泰三の兄上で、本当、手を切ったところの演技とか
凄いうまいなと驚かされたのであります
そのうち、LIFEとか出ればいいのに
ウッチャン喜ぶだろうにな

そんなあれこれを楽しみつつ
この政治劇をみっちりと見ていきたいと
幕末感をもっと出して、長州の立ち位置とか
説明欲しいなぁと感じたりしながら
それをやると、長州がやっぱり悪者に見えると
そんな話でもあるんじゃないかと
なんとなし、安定政権を倒す話というこれが、
そもそもどうなんだと、いまさらながらに
考えさせられたのでありました

地球を活け花する~プラントハンター 世界を行く

2015-04-04 20:55:37 | ドラマ映画テレビ感想
久しぶりに自然派のNHKスペシャルでありました
Eテレ特集もこういうタイプのは面白いけども、
NHKスペシャルのは、もうひとつ、
学術的なところを砕いているせいか
とても楽しく感じてしまう

というわけで、世界中から植物を集めて回るという
不思議な職業のお話でありました
話に聞いてたプラントハンターと、
ちょっと違ったけども、これはこれで
凄い面白かった
いい仕事といったらいいか、凄いな、
本当に好きなこと仕事にしてるんだろうかな
そう思わされるほどでありました

見たことない植物を集めてくる、
集めてきたら、それの売り先がやってくると
まぁそんな話をしていて
これはこれで、ビジネスとしてなるほどなと
感心しきりなというか、目からうろこ的でありましたけど
これは力というか、自分に何かないとなかなかねと
結局、全部そうじゃねぇかと思ったりもするんだが
そういう反省はともかく、
世界中から植物を仕入れるという仕事が
なんというか、ちょっと羨ましく感じたのであります
また輸入が、神戸の植検だったのが
感慨深いというか、なんといいますか
輸入するほうも大変だけど、検査のほうも大変だろうな

もうちょっと植検の話やってくれたら、
私も個人輸入でサボテンでも入れようかとか
思わなくもなかったのですが、それはそれ
そんな、凄いサボテンなんかもちらちら出てきて
楽しかったのでありました

ただ、メインは、見たことない南米の植物
パラボラッチョという木で、
凄いんだけども、もっと他にあっただろう
いや、あれが、あのサイズのをというのが
やっぱり凄いということなんだろうか
もっと、知らない蘭とか、怪しい高山植物とか
そういうのをやって欲しかったと
ちょっとだけ映っていた、農場というかハウス内の
交配施設みたいなのが楽しげでありました
あそこは多分、写したらアウトなのも
あったんじゃなかろうか
いいなぁ、楽しそうだなぁ

NHKにしては、結構ぎりぎりというか、
特に使わなくていいんじゃないかという
下ネタというか、本人はネタだったのか本気だったのか
わからないコメントもしれっと流されておりましたが、
非常に楽しそうで、凄い世界があるなと
楽しく見られたよい番組でありました

もっと、世界中でハンター同士で取り合いしてるというか
危ない場所の植物を誰が最初にとか
そういう漫画みたいなことがおきてんのかと
思ったりもしてましたけども
ともかく、楽しそうであります
密輸というか、もっとやばい商売なんだろうけどなぁ

【読書】マル合の下僕

2015-04-03 20:17:25 | 読書感想文とか読み物レビウー
マル合の下僕  作:高殿 円

流行作家の一人と聞いて手に取りました
面白かった、近いうちにドラマになるかもだな
そういう感じで、非常に楽しい小説でした

大学の非常勤講師という世界が、
面白おかしく描かれていて、その学閥めいたものや、
しょーもないあれこれ、それでいて、
高尚でもないが、官学、学会、共同研究といった
面白い世界もゆるく描いていて
非常に、楽しく読めたのであります
キャラクタも、わかりやすくてウケがいいというか、
なかなかクセがあってステキであります
本当、よくできてんなと
娯楽小説を読んだという満足感を得たのであります

読んでいると、少なからず学会に関わった身分としては
非常に楽しそうというか、
研究の日々というのを少々思い出すというか
なんか、よい思い出だったかのように起こされて
なんとも、憧憬?よくわからんが
そんなことを思ったのであります
そこまででもなかったように思うんだがな
まぁ、なんでもよい

高学歴の院卒、というかDという身分ながらも
月収10万円前後の赤貧生活を強いられた主人公が、
なんとか大学に席を求めようと
マル合と呼ばれる、権力を持つ教授に取り入ったり
そうでもなかったりといったことを
コメディに描いておりました
さらに、同居人の姉の息子が
またいい人情話にも発展してというわけで、
あれこれと、色々と物語が転がって
あきのないそれこれだったのであります
ちょっとだけミステリめいたこともあったし
欲張りな一冊であった

と、そんなわけで、得たものが何かというと
そういうのではない、楽しい時間を過ごしたと
そんな事実を心に読み終えたのでありましたとさ

よたびの台湾旅行 11 八徳路・光華商場

2015-04-01 21:32:56 | よたびの台湾旅行(2014)
さて、観光は続きます
週末市場で、ほくほくの感じでありましたが
もっとディープなところをめぐろうと、今回は八徳路まで移動します
忠孝新生から北へ少々、もくもくと歩いたら見えてきました
以前は、もっと繁盛していたという話のいわゆる
光華商場という地域であります


三普古董商場入り口
完全に女神転生の世界であります
まさにアジア、ああ、ステキすぎると
こういうの大好きすぎるのでついつい引き込まれました


完全に3Dダンジョンという風貌の地下街を
少しばかり歩きます、ところ狭しというか、
名前のとおり、骨董店がひしめいている地下街でありまして
全く日本語が通じるとは思えない店が、なみいっておりました



こんな感じのディスプレイで、写真で伝わるかわかりませんが、
私のような半可者でもわかるような偽者が
ありあり並んでいたのであります
凄いな、これで、宋代の定窯だとか、朝鮮鉄絵だとか
笑わせるぜと思うような、露骨なそれが
いけしゃぁしゃぁと並べられていたのであります
いや、こんな書き方してるけども
本当は本物だったのかもしれない
だけど、私の目には偽者にしか映らなかった
ともかく、そういうものが並んだ街並みだったのであります
大興奮だ

そんな地下街を堪能して、特段に台湾語が話せるわけもないので
店主と話すこともなく、眺めるというか、見るだけ見て
とっとと地上に戻る


有名な光華商場の電脳街であります
秋葉原もかくありきといった、台湾有数の電脳街だそうですが
私、あまりそういうのに親しんでいないというか
よくわからないので、なんとなし
遠巻きにそういう街なんだなというのを写真だけとってスルー
なんか、もったいないことをしたような気がせんでもないですが
ともかく、台湾の電脳街という
時期をたどると凄い街を横目に過ぎたのでありました
なんとなし、シンパシーを感じる人種というか
同属的な人たちを見たようにも思うんだが、
ともかくであります



さらに北へ抜けると、本当に八徳路商場というわけで、
地元の市場といったらいいか、イベントスペースみたいなところに
どっから来たかわからない農産物の物産展が見られて
見たことないほど大きい、文旦のような何かとか
そういうのを見て、ほくほくしたのであります
やっぱり温かい地域はいいですね
野菜や果物が豊富であります
すげぇ楽しくそこらをめぐって
さらに今度は東に歩みを向けて
想いもしないほど、大きな市場に出会うのであります
それはまた次回

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