Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

フレームの ヘッドパーツを分解する

2013-08-08 20:52:52 | わかり易い 自転車整備
前回で全ての部品を取り外したお買い物用自転車 この後整備を進めて行きますが
今回はフレームのヘッド小物を取り外しましょう





前回で全ての部品が外れ裸になったトラック用フレーム 今回はこのヘッド小物を
外します 当初付いていた物はかなり傷んでいたので 2009年 1月に新しい物に
交換しています





今回の作業はこの様な状態で進めて行きます






外から見えるヘッド小物はこんな状態です




そのヘッド小物を分解する工具はこの様な物
ヘッド上部の袋ナットを緩める工具が有れば
良いですね






これはヘッド用スパナ 多くの小物では 32mm の
スパナを使います これはシマノですが Park Tool
なら HCW で始まる品番で数種類用意されています
お値段は 2500~3000円程度ですね

この袋ナットはサイズ違いも有るのでそれぞれ確認は
必要です






モンキーレンチも使えます ただこの大きさのナットなら
300mm サイズの物が必要です




今回はレンチを使いましょう ヘッド小物の最上部の
ナットに工具を掛け緩めます ※ ここは正ネジです






難しい作業では有りません 袋ナットが外れました






多くのヘッド小物は袋ナットの下にワッシャーが
入っています 舌付と呼ばれる物が多いのですが
これには付いていませんでした




次は上部ワンを外します 特に固くなければ指で
回りますよ


 



整備台の上でこのワンを外すと フレームが後ろへ
抜け落ちる事が有るので ちょっとフォークと縛って
おきましょう ただ普通はここまでしないですけどね






上部わんを外しました




これで内部のリテーナーが見えます 良く錆びが
回っています これはちょっと予想外・・・






リテーナーを外しました これには裏表が有るので
次に入れる時は注意が必要です






このヘッド小物はリテーナーの下に防水シールが
使われています




これでヘッドパーツの上の部分は全て外し終りました






フロントフォークからフレームを外しましょう






この様にただ上に持ち上げるだけで フォークから
抜けます






フロントフォークに内部のパーツが残っています






下側のリテーナーです これにも裏表が有ります
やはりこちらも錆びていますね






そして防水シール これにも裏表が有ります
これは後で確かめようが無いので 外した時点で
どの方向に使うのかは 記憶しておかないといけない
ですよ




フォーク、ヘッドの下側に使われていたパーツも
全て外しました




これらが今回外した部品達です ヘッド小物の内部が
これだけ水の影響を受けていたのは 少し想像を超えて
いました ハンガー小物内部に併せ私が反省する必要が
有ります





道端の草花ですが 明るい陽射しの下元気そうで良いですね

ヘッド小物の分解整備 普通ならここから各パーツの洗浄をしグリスアップへと進めて
行くのですが 今回はフレームのヘッドチューブに装着された 上下ワンやフォークの
クラウンコーンまで外してしまいましょう これはそれなりの理由が有りますがそれは
次回の記事で触れて行きます

前回の作業 【 自転車 フレームを裸にする 】

次の作業 【 ヘッド小物 圧入パーツを外す 】 

コメント (2)
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