前回フレームの洗浄をしましたが今回は塗装をしてやります 古い塗装の表面保護と
艶が上手く出れば良いですね

フレームを洗浄し乾燥したので自転車小屋へ移動しました 通常の自転車整備で
塗装と言うのはまず行いませんが この様な古いフレームなので今の状態を
維持する為にもクリア塗装だけしてやりましょう


オールメッキがされた上に塗装がされています
至る所で塗装が剥げ メッキにも曇りが出て来て
いる所が有ります

あれだけ強い洗剤で洗いましたが塗装にはまだ
艶が残っているのでそれ自体はまだ生きています
この剥げた処も味なので全塗装は止めておきます

古い塗装の上からクリアを吹く前に 錆が出ている所は
ペーパーで落しておきます ただメッキの錆はとても固い
ので実際全てを取るのは難しい作業です
今回この様に塗装をしますが、これは誰にも教わった事が
有りませんし、そんな仕事に従事した事も有りません
私の技術や知識は 日曜大工に毛が生えた程度だと
思って下さい


メッキの曇りが出ている部分に軽くペーパーを
当てました これで光沢も無くなるし程々に
しておきます


その他 塗装全体に軽くペーパーを当てます


これは足付けと言う作業で こうする事でこの上からの
塗装の食い付きが良くなります 今回はやや荒目の
ペーパーを使いましたが 600番程度までの物で良い
でしょう それ以上細かな番手は必要有りません


エアーで削った塗装を飛ばし ペイント薄め液で
表面を拭き取ります


これは削った埃を取るのも目的ですが ここで完全に
脱脂をしてしまいます 塗装に油脂分は禁物です
それが残っていると塗装が弾きちょっと情けない
気分になります


この作業はフレームの裏も含め隅々まで丁寧に
行います

マスキング これは塗料を乗せたくない部分にテープや
紙を使いその部分を養生します


今回は色の塗り分けも無いのでそれ程難しい所は
有りませんが マスキングで塗装の良し悪しが決まるので
大切な工程だと思います フォークの玉押しの圧入部分と
上部のスレッド、ネジの部分をマスキングしました

ハンガーシェルの内部 このネジ部も塗料が入らない
方が良いので ここは新聞紙を丸めて入れておきます


これはちょっとしたお遊び この時代のフレームは
今の自転車の様に多くの色を使わない方が良いと
思いますが ダウンチューブにちょと悪戯(イタズラ)
をします

グレーに黒文字の Kinoshita 以前に何枚か作っていた
物で 塗料にも侵されず 耐候性も有るステッカーです
これくらいは良いでしょう(笑)

さてフレームの塗装前の準備は出来ました
作業をする環境を作ってやります


その辺りに有る物を脚立に縛り付け 塗料を吹き易い
様にしました フレームは逆さまにするよりやはりこの
状態の方が塗り易いですね

今回はこのスプレーを選びました 何時もなら車用の
スプレーを使いますが こちらはそんな繊細な感じが
しません


塗り始めは塗料が入って行き難い所を最初に攻めると
失敗が少ない様に思います そして一回目から艶が
出る程吹かず この様に 砂吹きと言われる表面に
ザラツキを感じる程度から始めます


ハンガーシェル部の塗装着手前と一度目 表面に
万遍なくザラツキを感じる程度に吹いています

直射日光が強くなって来たので屋根の下へ移動です
あまりに温度が高いと乾燥が早過ぎて 塗装がとても
難しくなります


二度目を吹く頃から塗料を多くし艶が出る程度の
吹き付けをして行きます


そこから何度かスプレーを繰り返し全体に艶が出れば
完了です クリア塗装は仕上げに使う事が多いと思いますが
表面が梨肌になっても乾燥後 磨きを掛けるのが本当なのかも
分りません でもそれは凄く忍耐の要る仕事です
そんな忍耐の無い私は、クリアを垂れる寸前まで吹き
ここで艶を稼いでしまいます ただこれはこれで丸い
パイプ全体に艶を与えるのはそれなりに難しく 失敗も
良くやります そんな時は少し涙が出ます(笑)

これで表面の保護を目的とした塗装が完了しました
塗料が完全に乾燥するまで 保管しておきましょう

淡い色合いで可愛く控えめなお花ですね ちょっと気持ちも落ち着きます
自転車の塗装 これは今迄結構な数をやりました その都度色々な事を考えながら
真剣にしたので 始めの頃と比べて多少のコツは掴みましたが やはり本職の方が
塗られた塗装には全く及びません これは楽しみながらするのなら良し 上質な
塗装を望むなら塗装屋さんへ依頼するのが良いですね
前回の作業 【 フレームの 洗浄 】
次回の記事 【 クリア塗装が 乾燥 】
艶が上手く出れば良いですね

フレームを洗浄し乾燥したので自転車小屋へ移動しました 通常の自転車整備で
塗装と言うのはまず行いませんが この様な古いフレームなので今の状態を
維持する為にもクリア塗装だけしてやりましょう


オールメッキがされた上に塗装がされています
至る所で塗装が剥げ メッキにも曇りが出て来て
いる所が有ります

あれだけ強い洗剤で洗いましたが塗装にはまだ
艶が残っているのでそれ自体はまだ生きています
この剥げた処も味なので全塗装は止めておきます

古い塗装の上からクリアを吹く前に 錆が出ている所は
ペーパーで落しておきます ただメッキの錆はとても固い
ので実際全てを取るのは難しい作業です
今回この様に塗装をしますが、これは誰にも教わった事が
有りませんし、そんな仕事に従事した事も有りません
私の技術や知識は 日曜大工に毛が生えた程度だと
思って下さい


メッキの曇りが出ている部分に軽くペーパーを
当てました これで光沢も無くなるし程々に
しておきます


その他 塗装全体に軽くペーパーを当てます


これは足付けと言う作業で こうする事でこの上からの
塗装の食い付きが良くなります 今回はやや荒目の
ペーパーを使いましたが 600番程度までの物で良い
でしょう それ以上細かな番手は必要有りません


エアーで削った塗装を飛ばし ペイント薄め液で
表面を拭き取ります


これは削った埃を取るのも目的ですが ここで完全に
脱脂をしてしまいます 塗装に油脂分は禁物です
それが残っていると塗装が弾きちょっと情けない
気分になります


この作業はフレームの裏も含め隅々まで丁寧に
行います

マスキング これは塗料を乗せたくない部分にテープや
紙を使いその部分を養生します


今回は色の塗り分けも無いのでそれ程難しい所は
有りませんが マスキングで塗装の良し悪しが決まるので
大切な工程だと思います フォークの玉押しの圧入部分と
上部のスレッド、ネジの部分をマスキングしました

ハンガーシェルの内部 このネジ部も塗料が入らない
方が良いので ここは新聞紙を丸めて入れておきます


これはちょっとしたお遊び この時代のフレームは
今の自転車の様に多くの色を使わない方が良いと
思いますが ダウンチューブにちょと悪戯(イタズラ)
をします

グレーに黒文字の Kinoshita 以前に何枚か作っていた
物で 塗料にも侵されず 耐候性も有るステッカーです
これくらいは良いでしょう(笑)

さてフレームの塗装前の準備は出来ました
作業をする環境を作ってやります


その辺りに有る物を脚立に縛り付け 塗料を吹き易い
様にしました フレームは逆さまにするよりやはりこの
状態の方が塗り易いですね

今回はこのスプレーを選びました 何時もなら車用の
スプレーを使いますが こちらはそんな繊細な感じが
しません


塗り始めは塗料が入って行き難い所を最初に攻めると
失敗が少ない様に思います そして一回目から艶が
出る程吹かず この様に 砂吹きと言われる表面に
ザラツキを感じる程度から始めます


ハンガーシェル部の塗装着手前と一度目 表面に
万遍なくザラツキを感じる程度に吹いています

直射日光が強くなって来たので屋根の下へ移動です
あまりに温度が高いと乾燥が早過ぎて 塗装がとても
難しくなります


二度目を吹く頃から塗料を多くし艶が出る程度の
吹き付けをして行きます


そこから何度かスプレーを繰り返し全体に艶が出れば
完了です クリア塗装は仕上げに使う事が多いと思いますが
表面が梨肌になっても乾燥後 磨きを掛けるのが本当なのかも
分りません でもそれは凄く忍耐の要る仕事です
そんな忍耐の無い私は、クリアを垂れる寸前まで吹き
ここで艶を稼いでしまいます ただこれはこれで丸い
パイプ全体に艶を与えるのはそれなりに難しく 失敗も
良くやります そんな時は少し涙が出ます(笑)

これで表面の保護を目的とした塗装が完了しました
塗料が完全に乾燥するまで 保管しておきましょう

淡い色合いで可愛く控えめなお花ですね ちょっと気持ちも落ち着きます
自転車の塗装 これは今迄結構な数をやりました その都度色々な事を考えながら
真剣にしたので 始めの頃と比べて多少のコツは掴みましたが やはり本職の方が
塗られた塗装には全く及びません これは楽しみながらするのなら良し 上質な
塗装を望むなら塗装屋さんへ依頼するのが良いですね
前回の作業 【 フレームの 洗浄 】
次回の記事 【 クリア塗装が 乾燥 】