Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ボトムブラケットに 水抜き穴を開ける

2013-08-21 20:51:33 | わかり易い 自転車整備
前回錆の除去をしたフレーム、今回は水抜きの穴を B.B の底に開けてやります




自転車のフレームに水が入るとその多くは
ハンガーシェル内に溜まります その水抜きの
穴を開けてやりましょう




ハンガー裏の作業なので メンテ台の上では作業が
出来ません ちょっとハンドルとステムに助けて
もらいましょう






フレームにハンドルを仮付けします






N.J.PRO AA 日東のトラック用アルミステムです
こうして見ると綺麗な部品ですね






自転車を逆さまにする為に倒立台と呼ばれる
整備台を使いました 競輪選手の方達は皆さん
使われる道具ですね これを使う為にハンドルを
仮付けしました この倒立台は自作しています
材料費は 1000円程度かな?

過去記事 【 自作 倒立台 】






ハンガー裏を触るのに手元が暗いのでフレームの
向きを変えました 今回の仕事はこのハンガー 裏です






墨出しをしました 穴の位置は縦パイプの延長線上付近で
良いでしょう 左右位置はセンターで行きます






今回使う道具は電動ドリルと鉄工用のキリ
これだけは外す訳にはいかないですね








先程墨を出した所へポンチを打ちます これはドリルが
逃げない様に事前に傷を付けて置く工程です






ドリルのキリは 6.5mmを使います このサイズに決まりは
有りません キリのセットの中で一番太いのを選んだだけ(笑)
そしてキリが傷まない様にネジ切り用のオイルを使います
これはオイルだったら何でも良いでしょう




少量のオイルを使い




ポンチの穴を狙いドリルを回転させます しっかりと保持し 相手に対し垂直に
キリが当る様にすれば良いですね 慌てず落ち着いてやれば特に難しい事は有りません






オイルが切れたら追加で差しながらすればキリも
傷みません 穴が開く寸前にキリが引っ掛かるので
そこだけ注意します




切粉を拭き取りました 中々真円を開けるのは
難しいですね








ちょっとリーマーを使い形を整えてやります






細い半丸やすりを使い バリと面取りをします






切削粉を吹き飛ばします 綺麗な穴になりました
これでハンガー内部に入った水はここから抜けて
くれるでしょう





プチ細工が終わったトラックフレーム この子も競技用のハンドルは久し振り
だったでしょう、試合で走っていた頃を思い出したかな・・・

次はハンガー小物の取付けへと進めて行きましょう

前回の作業 【 ハンガーシェルを 掃除する 】

次の作業 【 自転車 ハンガー小物の洗浄 】

コメント (2)
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