Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

自転車 ブレーキメカの整備

2013-08-30 22:43:30 | わかり易い 自転車整備
前回ブレーキワイヤーの手入れをしたので続いてブレーキ本体の整備を
行います





ブレーキメカ、これの語源は不案内ですが 随分昔から我々はブレーキ本体の事を
メカって言っていました でも最近あまり聞かないから今の人達は言わなくなった
のかな?




このタイプの呼称は キャリパーブレーキと
言います 片側からワイヤーで引くサイドプルは
今でも多く使われているブレーキです






ブレーキメカを分解します 二つのアーチを止めて
いるのは 2個のナット このダブルナットで固定
されています 内側に薄いスパナを掛けます






外側のナットにもスパナを掛け 内側は締める方向
外側は緩める方向に力を加え ロック状態のナットを
緩めます ※ このブレーキのネジは全て正ネジです




外側のナットを外しました






内側のナットを外すとそれ以降は 本体とワッシャーが
交互に装着されており ネジは使われていません






ブレーキアーチ このユニバーサルはアルマイトが
されていないので ピカールで磨いてやります






光沢が出ました その代償は私の手が黒くなる事(笑)




分解した他のパーツも綺麗にし 駆動部にグリスを
使いながら組んで行きます






サイドプルのシンプルな構造のブレーキの組み立ては
難しく有りません 分解した逆手順で進めて行けば
O.K です






ただこの部品は汚れが非常に付き易く酷使されるので
グリスはしっかりと使った方が良いですね






ナット 2個を最後に入れます






スパナを 2本使いお互いのナットをロックしますが
ここではブレーキメカが ガタつきのない状態で
出来るだけ軽く動く様に調整します これは大切
な事で重いブレーキは乗っていて大変疲れます

ネジのロック 内側のナットは緩める方向、外側は
締める方向へ力を加える事で互いのナットが固定
されます




分解出来ない部分の駆動部にはオイルを差しておきます






これでブレーキメカの整備、調整は完了です
UNIVERSAL EXTRA ユニバーサル これは私が
選手時代長く使っていたブレーキで これで
日本選手権など多くの大会を走っています 

前後でアーチの大きさが違うブレーキでしたね
このブレーキに合わせ作ったフレームは 他の
ブレーキが使えないなんて事も起こります






もう片方の DIA-COMPE の方も構造に大きな違いは
有りません これで何時でもフレームに取り付ける
準備が出来ました






これは後ろブレーキを取り付ける為に使う補助板




全体を目視で点検 テープの糊で汚れている部分の
掃除程度で良さそうです






テープの糊跡を拭き取りました 材料が鉄板なので
大きな曲りや錆が無いので 続けて使いましょう






フレームに当る部分をテープで養生 
これは防食テープと言って鋼管の錆止めに使う物
厚さが有り接着力が強く、用途に依っては中々良い
ですよ




今回も貼っておきましょう 綿のハンドルテープが
有ればこんな用途には持ってこいなんですけどね
簡単に買えなくなったのが惜しいです

前回の作業 【 自転車 ブレーキワイヤーの手入れ 】

次の作業 【 自転車 ハンドルとブレーキを仮付けする 】

コメント (2)
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