Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

自転車の ハンドルを外す

2013-08-02 20:11:07 | わかり易い 自転車整備
前回前後のブレーキを外しましたが今回はハンドルを外しましょう
ちょっと古風なステムを使った自転車です





お買い物用と呼んでいる様に フラットハンドルを
使っています フレームの胴抜きと同じ色に塗装
していますが 中身は一般車の鉄製です 今回は
このハンドル周りを外しましょう






使っているのは CINELLI チネリのバッヂステムですが
何度もハンドルの脱着を繰り返したので 引上げ棒の
頭が潰れ 四角に削っています






この形に使える工具はプライヤーかモンキーレンチしか
有りません しかしここで選ぶのはやはり傷が付き難い
モンキーレンチですね 出来るだけ遊びが無い様に
しっかりと工具を掛けます




こんな状態でネジを緩めるのは 工具が滑りこれ以上
ネジの頭を潰さない様に気を付けます 神経を工具の
掛り具合に集中して力を加えています ※ 正ネジです






もう何時ネジの頭を舐めてもおかしくない状態でしたが
なんとか無事に緩みました 
ステムの取付け部下部の構造に依り 引き上げ棒を
緩めても棒が下に落ちない物が有ります これも
そのタイプです




このタイプの場合 プラスチックハンマーなどで
引上げ棒の頭を叩いてやります 鉄のハンマーなら
木の板を当ててから叩くと傷が付かないですよ






するとこの様に引き上げ棒が下がり 固定されていた
ステムが緩みます




動かなかったハンドルを持って






左右に回すと何時でもハンドルが外れる状態に
なっています






ハンドルを引き抜く前にブレーキアウターの固定
バンドを外します 片方はナットがカシメて有ります






裏側がマイナスネジになっているので作業は
こちらから進めましょう






これはネジの頭が細く直ぐに舐めてしまうので
ドライバーのサイズ選びは、間違わない様にしないと
いけません そして優しく緩めてやります ※ 正ネジです






外したアウターバンド ネジは元の所へ仮入れしておけば
無くさなくて良いですね




ブレーキのアウターを解放してやったので これで
ステムを引き抜く事が出来ます






ハンドルを左右に少しずつ動かしながら ステムを上へ
引き抜いて行きます 錆の色は回っていますが、組立時に
グリスを塗っていたので固着はしていませんでした






先程の引き上げ棒が下がらないタイプ その固定部は
この様にステムに割を入れて臼を内部に引き上げる構造
これはボルトの頭を叩いて臼を下へ下げてやる必要が
有ります




これでハンドル周りも取り外す事が出来ました





ハンドルを外した後のヘッド部分 この小物はこの自転車を組んだ時に交換しています 
それまでは 何故か玉押しに Campagnolo カンパが使われた ITA規格の小物でした

次は残っているサドルと細かな部品を外せば一通りの分解作業は終わりますね
次回もお付き合い下さい

前回の作業 【 自転車の ブレーキを外す 】

次の作業 【 自転車の サドルを外す 】

コメント
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