Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ヘッド リテーナーのリペア

2013-08-16 20:04:48 | わかり易い 自転車整備
前回綺麗に洗浄したヘッド小物 その中のスチールボールが傷んでいたので
交換し、新しいボールをリテーナーのケースに入れて行きます





各パーツの洗浄が終わったヘッド小物 この後はグリスアップへと進めて
行きますが使用するグリスの選択も重要です 今回の候補はいずれもやや
粘度が高くグリス持ちの良いものを出しています




左から Campagnolo LB-100 DURA-ACE Super Lube
いずれを選んでも遜色は無いと思います この中で
デュラグリスだけが粘着性が強くまとわり付く感触が
有ります




今回は スーパールーブの多目的グリスを使いましょう
手触りはカンパと良く似ており、ややサラッと感が有り
ます 防水効果だけで選ぶならデュラだと思いますが
結構ホコリを呼ぶのでヘッドには避けました 

しかし一般的な整備には デュラグリスを用意しておけば
全てに使えとても良い商品だと思います






リテーナのケースと新しく用意したスチールボール
5/32 の呼び径の物が 片方に 20個使われています

このケースは樹脂製の物も有ったりしますが それ程
精度は必要の無いパーツなのでしょうか どれを見ても
似たり寄ったりですね






一か所に一個 ケースの内側にボールを置き
指先で押してやれば簡単に入ります






リテーナーを使った回転部分 もしケースが使えなければ
ボールの数は増えますが スチールボールだけでも全く
問題は無いですよ 

回転部はボールの数が多い方が良いと言う人 又逆に数を
減らす人も居ます この辺はどちらが良いか判断の難しい
所ですが 私は少なくとも数を間引く整備はしないですね




これでリテーナーの準備が出来ました この段階でグリスを
使う必要は無いですよ ホコリを呼ぶのでヘッドを組み付け
する時までこのまま置いておきましょう




これはヘッド最上部の袋ナットです この内部にも
防水シールが入ります それを装着しておきましょう






こちらは装着前にグリスが必要です シールの
O リングが入る溝にグリスを塗布します




シールはゴム質の物です こちらはステムの装着部
からの水を止めるものですね






袋ナットの底です ここにも Oリングが入るのですが
何の効果を狙っているのか 良く解りません




シール材を入れました ほとんど面一(ツライチ)で
収まります ここはワッシャーと接する部分です





これでヘッド小物を組み付ける準備が整いました この辺の丁寧さは一つ一つ
自分の仕事を確認する為にも行っているのですが 自分のペース、作業の流れで
進めて行けば良い事です ただ自転車が壊れた時に、ああしておけば良かった等
悔いの無い作業はしておきたいですね 

ヘッド小物の整備の紹介に随分時間が掛っていますが 写真の数が多く何回かに
分けています もうしばらくお付き合い下さい

前回の作業 【 ヘッドパーツ 洗浄 】

次の作業 【 ヘッド小物を フレームに圧入する 】

コメント
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