Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

サドルの取付け

2013-08-28 20:08:12 | わかり易い 自転車整備
前回クランクを取り付けたお買い物用自転車 今回はサドルを取り付けましょう






自転車を分解した時に取り外したサドルです
サドルは UNICA ユニカの革張り シートピラーは
SUGINO MIGHTY マイティの溝有りを使っています






ピラーに塗っていた古いグリスを拭き取り
直径を測ってみます 26.8 mm でした
この頃のマイティには 26.2~27.2mm まで
0.2mm 刻みのサイズが用意されています






これは藤田サドルの HUPEL RIDER ヒューペルライダー
国産で初めての二本締めピラーだったと思います
菊座からこれに変えた時はなんて素晴らしいんだと
感激しました 






溝付のマイティは水が入るので 溝無しに交換する
つもりでした フレームの時代的にもこのピラーが
合うと思いましたが微妙に直径が合いません






今回はシートピラーの交換は止めておきます
アルマイトがされていないピラーなので
ピカールで磨いて使いましょう アルミ素地は
磨けば光る・・(笑)






使っていたシートピンも綺麗にグリスを拭き取りました






フレームにサドルを取り付けましょう






シートピラーを交換した時にサドル位置を復元する為に
現行位置を測っていましたが 今回は必要無くなりましたね






ナベックスラグのシートクランプ部 昔は無骨な
六角ボルトとナットを使っていたので 工具が当り
良く傷んでいます 工具もモンキーレンチを良く
使っていたので仕方がないですね






ラグのボルト穴にグリスを塗っておきます








シートピンにもグリスを塗り 軽く締めておきます
工具は 5mm のアーレンキーを使います






シートパイプの内部にも指の届く処までグリスを塗布
ここは固着防止と防水が目的なので しっかりと塗ります






先程磨いたシートピラーにもグリスを・・




ピラーの外周全体に塗り拡げます アルミと鉄は良く
固着するのでここのグリスは大切だと思います




フレームにシートポストを差し込みます ピラーは
直ぐに傷が付くので 優しくしてね






サドルの傾斜を再確認しています このフレームは
ホリゾンタル トップチューブが水平なフレームです

このトップチューブを水平にセットし サドルの勾配を
見ます この傾斜は人に依り好みや拘りが有るので何が
正しいとは言えません 私は水平かやや前下がりにセット
します






サドルの高さ調整です 以前の高さを復元します
これも分解した時に高さを控えていました




サドルの位置が決まったのでシートピンを本締めします
シートピラーには想像するより大きな力が掛っています
サドルが動かない様にしっかりと締めた方が良いですね

ただカーボン素材のフレームやシートピラーの場合
過剰な締め付けは素材の破損に繋がるので 慎重に
作業をする必要が有ります 締め付けトルクなどは
メーカーの指定された数字を守るのが無難ですね






はみ出したグリスを拭き取り完了です






レトロなフレームにレトロなサドル 最近はサドルが
もう何種類有るか解らない程選択肢が広いですよね
この自転車が現役の頃 競技で使うのはこの UNICA
ユニカだけじゃ無かったでしょうか 

表皮の違いで好みと言うのは有りましたが 買った物が
自分に合うとか合わないとか考えた事は無かったですね 
自分がサドルに合わすしか無い時代でした

前回の作業 【 チェンホイールの取付け 】

次の作業 【 自転車 ブレーキワイヤーの手入れ 】 

コメント (2)
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