ウグイスカグラの冬芽など。
この木は大堀川調整池の遊歩道わきにボランテァさんが植樹してくれた。
昨年は可愛い花が多数開花していた。
ウグイスカグラの花(2014/3/23撮影)
ウグイスカグラの冬芽は鱗芽、芽鱗は2~4枚で薄く、淡褐色~聞い黄白色で無毛、
頂芽はやや大きく卵形。
葉柄が残るので、葉痕は見られない。
スイカズラ科スイカズラ属
別名「ウグイスノキ、ウグイスカグレ」
2015年1月14日午後4時
↓ 芽吹き始めているものが多かった。
さすがに、この寒さには、芽吹き始めた葉も花も寒さやけをおこしているようだ。
↓ ウグイスカグラの全形、カマキリの卵発見。
多数の穴が空いていたので、昨年巣立ったか?
ミズキの冬芽_その2
こんぶくろ池のミズキも大木なので、なかなか冬芽がうまく撮れない。また、撮り直しの予定。
ミズキの鱗芽は長さ約7~10mmの長卵形または楕円形。
芽鱗は5~8個で濃赤紫色、光沢があり表面は無毛で縁に毛がある。
葉痕は半円形またはV字。
維管束根は3個。
ミズキ科ミズキ属
2015年1月9日午後12時30分
ズミ(酢実)の冬芽。
ズミは、本来冷温帯の植物だが、コンブクロ池周辺の森には豊かな湧水によって、
周辺環境より気温が低いため生育しているそうだ。
2014/4/29撮影のズミの花 ⇨ クリック
ズミの冬芽は鱗芽、長卵形で先は尖る。芽鱗は有毛。
葉痕は三角形~半円形。
維管束痕は3個。
バラ科リンゴ属
別名「ヒメカイドウ、コリンゴ、コナシ、ミヤマカイドウ、ミツバカイドウ」
2015年1月9日午前11時10分
ゴンズイ(権萃)の冬芽と果実の残骸。
冬芽は近くで撮れなかったので、後日再チャレンジ。
鱗芽、芽鱗は2~4個、赤紫色で無毛。
葉痕は半円形~円形、維管束痕は9個。
ミウバウツギ科 ゴンズイ属
別名「ゴゼノキ、ショウベンノキ」
2015年1月9日午前10時40分
↓ 残っていた果実の残骸!
ゴンズイの果実は1cm位の袋状で、熟すと弾けて黒い種子が見えて、そのコントラストが美しい。
黒い種子は全部落ちて周りの袋だけが残っていた。
ゴンズイの実(2012/12/19撮影)
ムラサキシキブ(紫式部)の冬芽。
芽鱗などがない裸芽で、細かい毛に覆われている。長さは8~14mm。
葉痕は円形または半円形。
維管束痕は1個で突き出ている。
シソ科 ムラサキシキブ属
2015年1月9日午前11時10分
ムラサキシキブ(紫式部)の花(2014/6/3撮影)
タラノキ(楤木、桵木)の冬芽
鱗芽は円錐形、頂芽は大きく、側芽は小さい。
葉痕はV字~U字、維管束痕は30~40、ネックレスをしているようだ。
ウコギ科タラノキ属
2015年1月9日午前11時40分
↓ 背丈が高い木もあった
タラノキのトゲや葉(2013/4/17、こんぶくろ池)
イヌザクラの冬芽
鱗芽、長さ2~2.5mmの卵形で先が尖る。
芽鱗は普通5個、紅紫色で光沢があり無毛。
葉痕は半円形~腎臓形。
維管束痕は3個。
バラ科サクラ属
2015年1月9日午前10時30分
↓ イヌザクラの花(2014/4/29撮影こんぶくろ池)
↓ イヌザクラの果実(2014/7/6撮影こんぶくろ池)
サンショウ(山椒)の冬芽、万歳をしているようで可愛い。
雌雄別株、葉は互生、棘は対生、裸芽はほぼ球形で長さ1.5~3mmで褐色の毛が密生、
葉痕は半円形~心形、維管束痕3個。
ミカン科サンショウ属の落葉低木、別名「ハジカミ」
2015年1月9日午後12時
サンショウのトゲは托葉由来の托葉針なので節(葉が付いていた部分)ごとに規則的につく。
イヌザンショウのトゲは表皮由来の棘状突起なので規則性がなくバラバラ。
以下の画像は、
プレートにはイヌザンショウと書いてあったが・・・
イヌザンショウについては、後日観察したい。
コナラの冬芽は鱗芽、20~25枚もの芽鱗に包まれている。
頂芽の周りにたくさんの側芽がつくことが多い。
ブナ科コナラ属 落葉高木
2014年1月24日
大堀川法面は冬の装いで、寂しい限りだが、ヌルデの冬芽は陽気な出で立ちで冬を楽しんでいるようだ。
ヌルデの冬芽は鱗芽、半球形で黄褐色の毛が密生した芽鱗に包まれる。葉痕はU字形~馬蹄形。維管束痕は多数。
この場所で昨年芽吹き出したころのヌルデ(2014/4/22撮影)
ウルシ科 ヌルデ属
別名「フシノキ」
2015年1月6日午前11時50分
↓ 大堀川の法面に自生していた木は殆ど全部伐採されたが、ここのヌルデは助かった。
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我が家の周りでは、よく見かけるアカメガシワ(赤芽柏)の冬芽。
冬芽は裸芽で灰色~褐色の星状毛が密生。
頂芽は大きく長さ1~1.3cm、側芽は小さくて丸い。
葉痕は丸くて大きい。維管束痕多数。
トウダイグサ科 アカメガシワ属
2015年1月2日午前11時
↓ アカメガシワの冬芽は4月ころ綺麗に赤く芽吹く⇨ クリック
↓ 木守り葉のようだ。たった1枚残っていた。
メモ
・林縁や道端の土手、川岸などに多く荒れた土地でもいちはやく入り込んでぐんぐん成長する。
・雌雄異株で、どちらも穂状に立ち上がり、甘い香りを漂わす。樹高は5から10mに達する。
・9~10月に果実が熟して割れ、黒い種子を出す。
・種子は高温にさらされると発芽しやすくなり、伐採や森林火災により森林が破壊されると一気に繁殖する。
・材は軟らかく、床柱・下駄・薪炭に用いる。
・樹皮は日本薬局方に記載の生薬で、これを煎じたものは胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃酸過多症に効果があるとされる。また、果実の軟針は駆虫剤に用いる。
日本文芸社「樹木図鑑」及び
フリー百科事典 Wikipedia」より
参考サイト 樹木ウオッチング アカメガシワ
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散歩中に岩の間から芽を出して、赤い実をつけたマンリョウ(万両)に出会った。
マンリョウは冬に熟す果実が美しいので栽培され、
特に名前がめでたいので、
センリョウ(千両)と共に正月の縁起物とされる。
果実は液果。
ヤブコウジ科ヤブコウジ属 常緑小低木
2014年12月21日午前午前7時
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大堀川で群生していたヒメガマ(姫蒲)の穂が見事な綿毛になった。
姫蒲の花穂は上が雄花穂で下が雌花穂。雄花穂と雌花穂の間が離れて茎が見える。
雄花穂は先に落ちるので、雌花穂が残って、先端が棒のようになっている。
因幡の白兎で有名 なガマの穂綿は雌花穂。
別名のミスクサは、茎で御簾を作ったから。
ガマ科ガマ属 抽出性多年草
別名「ミスクサ、ミスグサ(御簾草)」
2015年1月2日午前11時
↓ 大堀川上流、川の中で群生したヒメガマの穂(2014/12/29撮影)
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