ある時までその良さがちっとも分からないのに、突然
「あらっ!? これってなかなか良いもんだったのね。」と気がつくものってありますよね。
父はある時ずっと紙粘土工作に凝っていました。
結構好きな作品もあったのですが、その父の作品に白川郷の合掌造りがあったのです。
それを最初に見た時、なんかジジイくさいと思ってしまった私。
父は居なくなってしまったけれど、母はその合掌造りで玄関横にコーナーを作っていました。
父の作品を今でも大切に思っているのです。
先日実家に帰った時に、いつもどおり朝早く起きた私は、これと言った用もないけれど外の空気を吸いに庭にでてみました。
その時、そのコーナーをしみじみと見てみました。
その時ふと、
「これって、結構素敵だったんだ。」と思ったのです。
でも、これはなにか間違えているよなとも思いました。
まあ、母は80過ぎの婆さんですから、背後に山に見立てた石を置いたところまででかなり褒めても良いところなのかもしれません。
外はかなり暑いし、あまり頑張り過ぎない程度にちょっと手を加えてもいいかと母の許可を得て並べ替えることにしました。
こんな感じです。
花は今はポットのままですが、家のお庭担当大臣に、つまり姉の旦那さんですが後ほど鉢に入れ替えて貰う予定です。
庭には余分な花がなかったので、派手すぎないこの花たちだけは買ったのですが、背後の植木は庭にあったものです。
やっぱり背後の山には木々のイメージがなくてはね。
こうして画像に収めると、手を加えて直したいなと思うところもないわけではないのですが、実家は近所というわけではないので、これで良しということにしようと思います。
ちょっと緑に沿わしたり、テーマを持たせたりするだけで、楽しさが変わったように思いました。
完璧ではなくても、母が喜んでくれたので良かったと思いました。
きっとお盆で帰ってきた父も・・・・
むむっ。
もしかしたら、これって、私は父にやらされたのかも・・・・な~んちゃってね。