森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

忘れてしまう。だけど思い出す。

2017-07-07 23:58:05 | 梢は歌う(日記)
 
七夕の祈り
 きっとあの人は、少女の時にいつか人の役に立つ人になりたいと高い志を掲げたのに違いない またあの人は生涯現役で生きて行こうと心密かに思っていたかもしれな......
 

 

上の囲みは昨年の7月7日に投稿したものです。

 

ブログをやっていて良かったナと思うのは、私の中で忘れていってしまう事を思い出させてくれるから。

 

こんな恐ろしい事、一生決して忘れないと、その時は思う。

だけどいろいろな事がありすぎる。

世の中にも、自分自身にも。

降り続く雪のようにそれらは舞い降りて、すべてを過去にと覆い尽くすようだ。

悲しいけれど忘れてしまう。

正直すぎるかしら、私。

 

だから思い出させてくれることがありがたいと思うのだ。

 

正直すぎると書いたので、ちょっと私の中の悪魔のささやきを言ってしまおう。

隣のバカが、ミサイル打つジャンか。

その時そのミサイルが失敗してね、下の方からガガガガガって大爆発さ。

核搭載だったらさ、その場でキノコ雲が上がればいいんだ。

 

それを聞いていたお姉ちゃんが言ったんだ。

そこにいる人たちのほとんどは、仕方がなくやっていたり何も知らされていない人たちとか、妄信で信じている人たちとか、罪ない人たちだから・・・・

 

ああ、そうね。怖い事を考えちゃった・・・・。

 

いやいや、そうじゃないだろう。

なんで今の時代、「もしもミサイルが飛んできた場合は」と言う対処法が、国からの広報として知らされなくちゃいけないんだ。

 

歴史を学ぶ意味は、過去の過ちを学び未来を考えるヒントにすることだよね。

失敗から学んでいく。だからそこに人類の進歩が存在するんだよね。

違うのかしら。

 

今は使わなくなった「後進国」と言う言葉。なんだかお隣にぴったりなような気がする。

意識がねー。

 

だけど日本だって、隣の国のバカって言ってられないことがいっぱいあるんじゃないかしら。

忘れてしまうわけもない事を、忘れてしまっていないかしら。

いや、だけど、忘れてしまうんだよね。

だから、だからさ、時には耳を澄まして思い出さなくちゃならないことがいっぱいあるんじゃないのかって、私は思うんだよ。

 

七夕の祈り

世界中の人が飢える事がない世界が来ますように。

子供たちが理不尽に、国から殺人を強要されたり殺されたりすることが、この先の未来に永久にありませんように。

 

↑ なんか怒ってるような文章だなって、読み返して思った・・・

うん、ちょっと、そうかも^^

 

 

 

 

 


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驚きと悲しみを感じながら

2017-07-07 01:18:37 | 同じ時代の船に乗る

 

私、あのひとの事

最初は好きじゃなかったんだ。

だってガサツな感じがしたんだもの。

遠慮なく、人の心に踏み込んでくる感じがしたんだもん。

 

私、あんまり

自分の心が隠せる人じゃなくってさ、

なんだかツンケンしちゃった。

 

だけど会うたびに

「花子ちゃん」って呼ぶんだよ。

私、もうおばさんなのに、

私より年上のその人は、

いつだって呼ぶんだ、

「花子ちゃん」って。

 

そんなつまらない事なのに

そんなことで・・・

本当にそんなことだったのか分からないけれど、

いつの間にか

その人の事が

好きになっていたんだ。

 

「あっ、こんにちは」なんて

自分から声なんかかけちゃって。

だって

「花子ちゃん」って呼んでもらいたかったんだもの。

「昨日千葉から来ていたの?」って言われると

「そうなの。」ってにっこりほほ笑んじゃったりしていたんだよ。

 

 

昨日、喫茶店にいる時に姉から電話がかかってきて・・・・・。

― あの人、亡くなったのよ。

― えっ、なんで !!?

なんでそんな突然に?

― 詳しい事は、まだ分からないの。具合が悪いって聞いてたけれど、

私も持病がちょっと悪化したのかナぐらいに思っていたので、

ちょっと暗い気持ちになっている。

 

横浜の実家に帰った時の、

ごく稀にしか会わなかった人。

会話した時間なんか合わせたって1時間未満だと思う。

それでももう会えないのかと思うと、

凄く悲しい。

もう

「花子ちゃん」と呼んでくれないんだ。

そう思うと、

凄く寂しい。

 

 

 

この広い世の中で溢れかえるほど人はいるけれど、

縁することが出来るのは、そのうちのわずか。

嫌いでいるより好きでいた方が良い。

その方がきっと幸せだ。

最近そんなことを考えていたんだ。

 

「花子ちゃん、そうだよ。

縁は大事なんだよ。」

とその人は、人生の先輩らしく、

私にそう伝えてくれたような気がしたんだよ。

 

 

 


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