森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

きっと、春はここから

2020-02-14 08:47:49 | お散歩&写真日記

毎年、同じ場所の梅の花が咲くのを楽しみに待っているのです。

12日の夕暮れ一歩前に行ったので、画像はちょっと暗いです。

 

 

12,13日は千葉県の公立高校の受験日でした。

みんなずっと頑張ってきた力を大いに発揮できたかなあ。

 

私の12,13日は両日ともお友達とランチで、楽しい時間を過ごしていました。

でも本当は、12日は近所のお友達三人と、都営荒川線のミニ旅をする予定だったのです。

ところが前日、お友達のお母さんの危篤の知らせが入り中止にしました。

だって誰かが大変な想いをしているのに、二人で楽しんでもねえ・・・・ということで。

だけどせっかくだからとランチ&お茶だけはしたのです。

この「せっかくだから」と言うのは、やっぱりこの日のためにお休みとかそれなりの準備をしていたからなんです。

お母さんの元に駆けつけたお友達はどうしているだろうと思いつつ、それでも二人だけになってしまったランチ時間は、かなり充実していて楽しい時間だったのです。

田舎の盛大なお葬式のお話なんか、凄く為になりました。

遺産分与で揉めた人たちの話も。

 

公園に梅の花を見に行ったのは、この日、お友達と別れた後にどうしても行きたくなって行ってみたのです。

 

そして13日は別のグループと。

ランチが多過ぎのように感じられるかもしれませんが、それはたまたま続いただけです。

昔はもっと友達も多かったのだけれど、鬼籍の人になったり、病気で会えなくなったり、何でか離れて行ってしまった人もいたりで、それでも今、私とお付き合いをしてくださる方も少々は要るわけで、その人たちを大事にしたいなと心から思っているのです。

そんな想いはみんなも同じなのかも知れません。

別れ際に、

「次も絶対に会ってくださいね。誘ってくださいね。」などと言う友あり。

「何をこの人は言ってるの。」と私は当たり前でしょと言う風に笑って言ったけれど、

なんとなく寂しいんだなと感じたりもしたのです。

 

そうなんですよね。

 

時に主婦は、寂しさを友にして毎日を過ごしている時があるのですよ。

 

「私、鬱なのかな。」とその友達は言いました。

「違うと思うわ。」と私は医者でもないのにキッパリと言いました。

「だってさ、本当の鬱になったら、『会わない?』と言う誘いにも、これと言って用もないのに、気力が無くって会えないらしいよ。」

「そうか。じゃ、違うよね。」

 

と、その時、また別のお友達が

「私もこの前病院に行って来たんだ !」と、話すタイミングを、ずっと待っていたかのように言いました。いや、本当にずっと言いたかったお話を、「今だ!!」と話し始めたのですよ、きっと。

複数で会う時って、こういう事ってあるでしょう。

「しっかり、その話を聞くよ。」と私たちは耳を澄ましました。

 

「でも診察したら、全然大丈夫だったみたいで薬も何もなかったの。」と彼女は言ったのです。だけど体に痛みは今も本当にあると言ってました。彼女は誰かのアドバイスを受けて「線維筋痛症」と言う名前の病気を疑って受診したのでした。

その場でスマホで調べてみました。

「『・…脳の機能障害が原因・・・・全身の強い痛みやこわばり、睡眠障害・鬱状態など様々な症状がでる・・・・・』

あらまっ、大変じゃん ! とりあえずもしも、これ以上進んで『鬱になる~』って思った時は電話くださいね !」

 

鬱状態と気持ちが深く落ち込む事は、確か同じではなかったと思います。

鬱と言う病気は、脳の病だったはず・・・?

だから脳の機能障害が原因と書いてあるのですよね。

 

「電話をください。」はお門違いな発言だったかもしれません。それでも、何か言わずにはいられないのですよ。

 

これが奥様ランチが大事な理由なのですからね。

 

子供も大人も、皆それぞれの季節を生きているんだよね。

去年の梅の花の記事は→時は徒には過ぎぬです。

昨年は2月19日からブログを封印していました。

公立高校の前期受験の発表があって、ちょっと気合を入れようと決意することがあったのです。でもこの気合の為にブログ封印と言うのは、いわゆる「御茶断ち」のようなもののような気がします。

その時の中学生のお子さんは、見事に桜の花を咲かせました。

プライドが高く、自分のちょっとした過ちを許せない彼は、小学生の時からよくべそをかいていました。性格からして前期試験で受からなければ厳しくなると思っていましたが違いました。

悲しことに、山の上まで登った大人はそこから下りる道を辿っています。だけど子供たちは上る坂道。初めて見る風景は美しいばかりではなく、経験のない道も時には困難な道に感じるでしょう。

だけど知らず知らず、体も、そして心も成長をしていて、その時の彼は前期試験で受からなくても、1歩も引かなかったのです。

「全然平気です。」とファイティングポーズ。

 

私は彼のその成長に、思わず感動していました。

 

「大丈夫 !」

何も根拠がなくても、その言葉は時には魔法の言葉です。

「私は大丈夫です !」

不安に駆られたら、そんな魔法の言葉を口にするー。

そんな言葉が光を引き寄せる事もあるのでは。

 

閉じられている薔薇園を隙間から覗いてみました。

綺麗にお世話をされて、次の季節を待つ薔薇たちです。

 

12日は春のように暖かかったけれど、この冬木立は美しい。

やはりどんな季節もそれなりの美しさがあって、その風景を楽しめる人で私はいたいと思います。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする