実家から帰って来て、なんとなくダラっと見ていたら、あっという間に終わってしまいました。
あまり感情移入が出来なかったのかも。ただ今の京都と鉄砲事情は分かったと言うところなのかも知れません。
だけど駒の切ない女心は分かりました。
「京は戦ばかり。本当は戻りたくないのです。」などと言う駒に、
「ここも同じですよ。」などと言う光秀の母。
ーちゃうわい。
と、思わず心の中で突っ込む私。
京とここは戦ばかりと言う共通点があったとしても、それでも同じではないでしょうよ。
美濃には明智さまがいらっしゃるのですから。
なんか・・・・、なんか切ないなぁ~。
それから松永久秀の鉄砲談義が核の抑止力を感じさせて、気持ちがザワザワしました。
だけどこの抑止力が効くのは、同じようにしか、その武器を使いこなせない時にはそうかもしれなくても、信長のような戦い方をするものが現れて、その時にもうその抑止力は崩れていくわけだから、考えてみれば「抑止力」なんて物は幻想にすぎないと言う証なのかも知れないですよね。
「HPのトリセツが勉強になりますよね。」と書こうとして、あらすじのページを開いたら「抑止力」と言う部分をちゃんと切らずに書いてありましたね。やはり重要な部分だったのですね。
そのページは→こちらです。
と言うわけで、また来週も楽しみです。
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そう言えば、86歳の母の老いっぷりが最近トミに感じられて嘆いている私ですが、その母もこの大河は楽しみに見ているそうです。だけど初回を見逃したみたいで、タイトルの意味を聞かれました。
「平和で豊かな国に麒麟はやって来るという伝説から来ているのよ。」と私が言うと、
「そんな意味だったのか。」と納得したみたいです。
だけど私はふと違和感を感じて、
「あのね、お母さん。その麒麟と言うのは、あの動物園にいるキリンじゃないからね。あのキリンで『キリンがくる』だと、日本に初めてキリンを連れて来た男みたいな感じになっちゃうからさ。織田信長の時代に堺にキリンを連れて来た男・・・・ってさ(あっ、なんかそれも面白そう。)」
やっぱり母は動物園にいるキリンの事を思っていたみたいです。ビュンビュンと風を切って颯爽と麒麟はやって来るというイメージはないですか?キリンだとノシノシとやって来そうです。
そして伝説の生き物である麒麟の画像を見せて「なるほど~」と、笑いあったのでした。
老いると言う事は、予想以上に恐ろしい事だなと私は震えます。
だけど視点を変えれば、笑えることも増えると言う事なのかも知れませんね。