森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

多摩美、学園祭行きました

2006-11-12 02:59:57 | 観劇・コンサート日記

  もう一週間経ってしまいましたが、先週の4日の土曜日、神奈川のはずれ、橋本にある「多摩美術大学」の芸術祭に行って来ました。神奈川のはずれと言っても、隣は東京都なんですが、どうもイメージ的に遠い山の中と言う感じがありました。

でも、イメージは当たっていたかも知れませんね。

    

キャンパスの木々も色付いているでしょう。

お目当ては、そこの演劇部「タマゲキ」の「フォグ・オブ・ア・チムニー」。

 このパンフレットに書いてある言葉

その霧は空へと立ち昇り、この国に止まない雨を降らせた。
悪魔は、雨を憎む。
悪魔を愛した女は、雨を望む。
雨が止んだその時、彼女の傲慢が降り注いだ。

 愛と勇気だけが友達である彼が倒れた時、救えるのは誰なのか。
ジム製粉社の社長のジムは実は元科学者。彼が作りだしたAMは、雨が降り止んだわずかな時に現れ「赤い悪魔」と呼ばれている。「赤い悪魔」は、敵の兵をなぎ倒しそのわずかな時間に死体の山を築いていった。自分の思いをパンに練りこんでいく事が出来るという不思議な力を持っている多香子は、そのAMを愛している。だが、その愛は空回りするばかりで巧く噛み合わない。
 犬の千鶴を初め個性豊かなキャラの巧みな演技で、このSFチックなストーリーは進んでいく。
 最後に訪れたAM最大の危機。多香子は人間としての記憶の全てをパンに練りこんで、AMに食べさせてしまう。その為、多香子は廃人になってしまい、そして、AMは人間になった。だがそれは、少しもAMの望んでいる事ではなかった。
 愛と勇気だけを友にして、「赤い悪魔」として闘い続けたかったのだ。だが、多香子は言い切る。
 「それでも私は、あなたにパンを焼く。」

 舞台劇というのは大きなあらすじよりもセリフ命なので、あらすじ書いても、その良さが伝わらないのが残念です。

 全体的に歌ありダンスありで、とっても良かったですよ。ただ、作者の変わった今回、前回までの大ベテランの人との陰ながらの比較はあるかもしれないですね。

 だから、敢て言ってしまえば、シャワーのように言葉が降り注いでくる事はないかもしれませんが、笑いのエッセンスは充分で、そして何より明快で判りやすいのが良かったと思うのです。

 男が望む「正義」と女が信じる「愛」は、かくのごとく交じり合わないものなのかも知れないとふと思いましたが、どうでしょうか。時には母のどんな時にも愛し続けるという愛は、傲慢の雨である時もあるのでしょうか。

さてその後

     このブレスレットを母に買ってもらい(自分で買えよー)

     このペンダントトップを自分で買って(当たり前でしょ。)帰ってきました。多摩美は美大だけあって、いろいろ楽しかったですよ。

 

ところで、ワタクシ、昨日から突然「ラーメンズ」のファンになってしまいました。ライブに行きたいなぁとか思ったりもして。
ギリギリギリギリジンジン♪ ギリギリギリジンジンジン♪ 
頭の中でリフレーンしちゃう~♪
リリコさんのおかげです~♪

で、その「ラーメンズ」も多摩美の落研出身だ~♪

 


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