上の画像はとりあえずの「オオアラセイトウ」です。画像の一部を切り取って拡大したのでボケています。
俗に言う、「大根の花」ですね。
作中にも名前の出てくる「浜大根」は、大根が野生化したもので「大根の花」と呼ばれている「オオアラセイトウ」とは別の花です。両方とも画像をお借りしたい誘惑にかられましたが、そこはぐっと我慢して自分の持っているボケた画像を載せました。
大根の野生化と言うので、キッチンで育てた大根の花の画像で良ければ
こんなのがありますけれど。
綺麗な画像をご覧になりたい方は、「オオアラセイトウ」とか「浜大根」とかで検索していただければ、双方の綺麗な画像が見られると言うものです。
検索すると「大根」と言う言葉が乱れ飛ぶので混乱しますが、マルコの言ったラデッシュもブラザーの言った浜大根も違くて、それをケイトリンが教えてくれたのでした。
いずれにしても、春の庭でエドガーは見事な紫の花の中に佇んでいたのですね。
ところで、前回の感想が遅れたのは、本の発売日を忘れて遅れて買ったからなのですが、今回は発売日の28日は出掛けていたので、わざと遅れて注文しようとしたのです。ところが計画通りにはいきませんでした。遅れて注文したら、送料無料のprime品は売り切れていたのです。新品でも送料がかかってお高く買うのは嫌なので、3日の土曜日に本屋さんに行ってみたら、1冊もなかったのです。吃驚です !!
そこには明らかに私たちの年代はターゲットではない、近々公開される映画の原作漫画が掲載されている雑誌がズラーっと並んでいました。(レモンとかソーダとか言うやつ)
それにしたって1冊もないとは・・・・。
と、思いつつ、チラリと横を見ると、若い女性が「ミステリと言う勿れ」の単行本を何冊も手に取ってレジに持って行く所でした。
今度ドラマ化されるのですものね。
こういう事も、売り切れの一因なのかしら。
何とはなしに、世の中の風を感じた本屋さんでの一幕でした。
しかし、じゃあどうすると言う話になって、いえ、自分自身と話しているわけですが、候補として、1話飛ばすかという案も出ましたが、結果からいうと今回は飛ばしちゃダメでしたよね。
で、とうとうKindle デビューしちゃいました。
小さな世界で漫画を読むことが嫌だったのですが、読んでみたら意外と快適でした。
(ちょっとこの快適さが怖いです。)
《以下はネタバレしています。》
フォルテ、可哀想でしたね。
きっとフォルテは、ずっと小屋で寝ているものが気になっていたのでしょうね。不審で危ない何かにしか思えなかったのでしょう。それで子供たちをいざなったし、アランがポーラの腕をつかんだ時、躊躇なく飛びかかり首を狙って攻撃したのは、理性ない魔物と判断したからなのだと思いました。
そんなフォルテの死を悼む、エドガーの1シーンは印象的でした。
覚醒し血まみれになってしまったアランを連れて、エドガーは館を去ります。
そんなエドガーたちを助けてくれたのは、ケイトリンでした。
かつてエドガーとメリーベルは、ポーの村で犠牲になる人間を助けていました。彼女もその一人だったのでしょう。
だけど彼女の話は悲惨でしたね。
30も歳が離れた男と結婚させられて、毎日夫と息子たちに殴られて、そして生まれた娘たちは、夫か息子のどちらの子か分からなかった・・・・・。
そしてまたポーの村に戻り、24歳で人間を止めたケイトリン。
止めたくもなりますよね。
パトリシアの描かれ方も、ただ華やかに美しいだけの女性には描かれませんでした。
深く何かを、しみじみと考えさせられるなと思います。
アランの覚醒からフォルテの死、妹の気絶、すべてを目撃していたポールは、このことを誰かに話したら妹は死ぬとエドガーに脅され、徐々におかしくなってしまいます。
だけどアーサーに優しく、エドガーたちの秘密を打ち明けられて、気持ちを持ち直すのでした。
そしてアーサーとパトリシアの恋は、静かに哀しく終わりを告げます。
アーサーは咳込み、病気のフラグが。
なんたって彼の記録上の死は、ランプトンの最後の絵から3か月後の8月なのですから。
だけど次回は10月号 !
欄外の「花だより」に「この年にしてデジタルに挑戦、」と書いてありましたね。
やはりいくつになっても挑戦する事は、大切な事だと思いました。