森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

その時、本当は彼は何て言ったのか。

2019-11-30 01:25:36 | トルコ旅行記

 《トルコ旅行記番外編》

晩秋の東京やら東京の近郊都市やら、ようやく色づいて来て、私も赤や黄色の色に心惹かれウロウロしております。いつまでもこの旅行記を書いて居てはいけないような気持ちになってきましたので(もう、いくらなんでも終わりですが)、今からドドドと更新して、いろいろと溜まっている私的お出掛け日記などの備忘録も吐き出して行きたいような気分。だけど今からじゃ、ドドドと言うわけにはいかないですよね (^_^;)

でも全部書いちゃったら、どうなるの ?

いやどうもしませんよね。

だって生きている限り、毎日は続くのですよ。書きたい事が枯れるなんて、あり得ない事ではないですか。

あっ、そうそう。だって私、野の花マニアだし、やりたい事は一杯あるし、見たいものもたくさんあるし、ささやかな日常にはささやかな喜びがいっぱい。

 

ってな話は今はどうでも良くて、帰りの飛行機の中で、私は不安でいっぱいな気持ちでいたのです。

自分の病気の話をちゃんとしたことが無いので分かり辛い話かと思うのですが、同じ病気の人の中では、私は軽症の方で、だからこんな風に旅行などにもホイホイと気軽に出かけていくわけですが、世の中「引き金になる」と言う出来事ってあるじゃないですか。

私は、この少々長かった旅行が、軽症の終わりのその引き金になってしまうのではないかと言う不安に駆られたのでした。

最初に出た機内食をちょっと食べた時に、息が上がるほど気持ちが悪く、もう何も食べられないと思いました。

今、帰りの機内食を見ると、結構皆美味しそうですね。

みんな記憶が無いです。

星子さんが言うには、真ん中の焼きそばは、なかなか美味しかったらしいのですよ。

 

だけど「人の記憶」と言うものは不思議なものですね。

数口食べて止めたものは記憶が残るのに、その他の物はどうしたのか分からない・・・・・。

要するに、そこに何かしらのストーリーがあるか否かで、記憶に留まるか否かなのかも知れません。

 

帰りも、イスタンブールからドーハ。ドーハから羽田と言うルートでした。

イスタンブールからドーハまでは星子さんと隣どおし。その後はまた離れてしまいました。

 

ドーハから羽田の時、私の隣には、黒い肌の男性が座りました。

私は、外国の男性の年齢がよく分かりません。結構な年齢かと思ったら、意外と若かったりすることもあると思います。

この人もその後からだんだん分かって来たのですが、高校生くらいだったようです。

イスタンブールからドーハまで、通路側に座った私の隣の人は、どんな人だったのかしら。きっと親切な人だったと思うのです。だけどあまり記憶が無いのです・・・・・。

 

それなのに、この青年の事はよく覚えています。

彼は後ろに座った人と友だちで、よく席を立って、後ろの友達と話していたのです。

少々トイレの回数が増えてきた私には大助かりです。

だけどそんな事を繰り返していた時に、私はある事に気が付きました。

彼は席に自由に戻らず、私が戻って来てから彼も戻ると言う事をずっとしていたのでした。

これは、単に私のせいで余計に立ったり座ったりするのが面倒だと思っただけなのかも知れません。だけど私はポジティブ思考な人で、こういう場合も、私の為にちょっとだけ待っていてくれたのだと感じてしまうのです。実際に戻ってきた時に、彼に「すみません」と言う事はなかったのでした。

飛行機が着いて別れる時に、メチャクチャな言葉を駆使して「ありがとう」はなんと言うのかと聞くと

彼は「マサラ」と言ったような気がしました。

だから私は「マサラ」は「ありがとう」かと思ったのですが、家に帰って来て調べても、さっぱり分かりません。私はあまり言語を聞く能力には長けていないのです(^_^;)

もしかしたら、彼は私の「サンキュー」に反応して、「マアレーシュ」と言ったのかも知れません。

「気にしないで」と。

 

 

そうです。

とうとう羽田に着きました。

だけど11時近くに羽田に着いたので帰る手段が無くて、家には帰れません。

それで私たちはカプセルホテルの初体験をしました。

  

こんな風になっているんですよ。なんだかんだと深夜の2時ごろに着いたので、シャワーを浴びてバタンキューでよく眠ることが出来ました。朝、星子さんとの約束の時間に寝坊するぐらい寝心地が良かったのでした。

カプセルホテル、お安かったのですが、地方のビジネスホテルぐらいのお値段だったかな。

だけどここ、私的には「あり」でした。

 

そして翌日の朝食は、かねてから実行したかった丸の内ホテルの「ポムダダン」にてのモーニングを頂きました。

お腹を壊していたのではないのかと言われてしまいそうですが、ここに来るのも計画のうちだったので、予定変更をせずに実行しました。だけど量は控えめです。

そしてこのお食事、本当に美味しかったです。

「あー、日本って、良い国だなぁ。」としみじみと思いました。

 

そしてこの先の話は、「非日常に憧れながら、日常を慈しむ その2」へ。

家に帰りついて、ようやく旅行は終わりです。

 

そうそう、体調の事ですが、その後私のあれ1週間以上も続き、こんなにひどいのは初めてで、やはり引き金になってしまったのかと不安になってしまいました。そして予約外で病院に行かなくてはならないのかと思ったのですが、その時急に閃いて、ヤクルトを(良い事なので商品名を隠さず)3日飲みましたら治ったのです。

さすが乳酸菌!!

ヤクルトがある日本って良い国だなぁ~。

 

と言うわけで、この旅行記の番外編も終わりと書きたいところですが、後ワン記事有ります。

その後、目次を作って写真の整理をして、リアルアルバムを作ろうかなあと、6月に行った旅行で12月になろうとしているのに楽しんでいます。

10日間は長い旅行だったけれど、これだけ長々と楽しめれば行った甲斐もあると言うものですね。

 

 


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