ガ(蛾)のほとんどが夜行性なので成虫を目にする機会が少なく、写真も撮れません。
1枚目は昼に活動する「オオスカシバ」というガの1種です。
写真は葉上で休んでいますが、ホバリングしながら花蜜を吸い、クチナシ を食草とし
て卵を産むので、幼虫の食害を受けます。
以下は蛾の幼虫です。2枚目が、目玉模様に驚かされる「アケビコノハ」の幼虫です。
庭でアケビ の葉だけを食害し、静止している成虫は枯れ葉そっくりの姿でした。
3枚目は「ヨトウムシ」です。ヨトウガの仲間の幼虫で、昼は土に潜って隠れ、夜に葉
を食害し被害が大きい、困った夜盗虫です。
下左は「イラガ」の幼虫で、葉裏についているので上からは見えず、触れると毒針 で
刺されます(洋ナシ の葉裏など)。 相当に痛いのですが、キンカンを塗って鎮めます。
成熟した幼虫は繭を作り、中で体液を出して硬い殻で覆って冬越しします(上4枚目)。
右は「アメリカシロヒトリ」の幼虫で庭木のマンサク には毎年産卵されますが、集団
でいる若齢幼虫の時に葉を切り取って処分します。
移動し始めると大変で、無人化した隣家の大きな柿木から塀を超えて我家にやって来
ます。全身長い毛を纏って、ブルーベリー や鉢植え花梅 の葉を食害されました。